期 間
2022/03/10~2022/10/31
上西之谷地区の地すべりブロック(F及びE2)において変動状況を把握した。調査は孔内傾斜計、地盤伸縮計、自記水位計観測を行った。対策工として横ボーリング工が施工されており、BV-1'、3'では水位の低下が認められる。一方で9月の豪雨時に過年度最高水位が記録されたが、地すべり性の変動は見られなかった。E2ブロックにおいても9月の豪雨時に過年度最高水位を記録し、孔内傾斜計観測においては同深度で累積変動が認められるため、地すべりが生じている可能性があるが、変動量は微量である。今後も観測を継続し、Fブロックでは対策工の効果を確認すること、E2ブロックでは地すべり変動の確認を行うことを提案した。
期 間
2021/10/05~2022/03/15
本業務は、上西之谷地区内の地すべり群のうちE2ブロック(幅約100m、長さ約150mの規模)において、地すべり対策工事に向けた対策工法の詳細設計を実施し、地下水排除工、地表水排除工についてとりまとめたものである。地下水排除工は、既往資料と現地踏査結果より、5箇所の横ボーリング工の最適な配置、削孔角度および施工長さを決定した。さらに施工と現地の地すべり機構より、横ボーリング工の施工優先順位を提案させて頂いた。また、地表水排除工は横ボーリング工の排水を地すべりブロック内から速やかに排出するために計画した。現地は畑として利用される箇所もあり、簡易構造(高道度ポリエチレン管)による排水方法を選定した。仮設計画として、現地搬入は丘陵地であることや支障物も考慮してモノレール架設を採用するものとした。モノレールルートの選定は、複数の入り口が想定されることから、伐採の有無および施工延長により決定するものとした。
期 間
2021/04/30~2021/11/30
上西之谷地区の地すべりブロック(F及びE2)において変動状況を把握した。調査は孔内傾斜計、地盤伸縮計、自記水位計観測を行った。Fブロックでは地すべりによる変動は見られなかったが、過年度に施工された対策工の効果がBV-1及びBV-3で確認された。対策工の横ボーリングにより、BV-1およびBV-3の地下水位が低下し、地すべり変動が沈静化したことが確認された。E2ブロックではFブロックと同様の観測を行った。E2ブロックでは、地すべりによる変動は見られず、地すべりは活発化していないと判断した。今後も観測を継続し、Fブロックでは対策工の効果を確認すること、E2ブロックでは地すべり変動の確認を行うことを提案した。