株式会社協和コンサルタンツの受注業務・工事一覧

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期 間 2023/05/28~2025/03/03
本業務は、一級河川涸沼川の河川堤防に対し、嵩上げに伴い改築が必要となる農業用水のポンプ設備の詳細設計を行ったものである。農業用水の構造形式は、当初、樋管形式により取水する構造を検討していたが、農業用水の管径がφ125と小さく、取水管の維持管理や操作性の面を考慮し、工作物設置許可基準に記載のある堤防乗り越し管構造を採用している。用水ポンプは、既設のポンプと同型のポンプを採用している。また、用水時の堤防乗り越し管内の空気を排除するための真空ポンプを新たに併設する構造としている。これらの設備は、操作室と堤防法肩部に分け格納する構造としている。河川堤防の堤防嵩上げに伴い、沖積粘性土層の圧密沈下解析、円弧すべりによる堤防の安定性検討を行った。圧密沈下量の結果は約50cmとなり、10年にわたり沈下する結果となっている。これらに対処するため、基礎地盤の地盤改良を行うこととしている。また、円弧すべりの結果は、常時、地震時共安全率を満足する結果となった。当工事は、既設用水管の撤去を行うため、非出水期間の堤防開削を伴う工事となることから、自立式鋼矢板締切工により、堤内地の安全を確保することとしている。
期 間 2024/10/16~2025/03/15
本業務は、常陸大宮土木事務所が管理する橋梁のうち、過年度の橋梁点検で対策が必要と判定された橋梁の補修設計を実施したものである。点検調書、既往資料を基に寸法計測および損傷調査を行い、調査結果を踏まえて補修が必要となる部材、対策工法の検討を行った。補修工においては、健全度回復だけでなく、損傷要因の排除を行うための対策も行い、JR跨線橋であることを踏まえて施工時に必要となる関係機関協議用資料を作成した。補修施工に必要な図面、数量を取り纏めるとともに、概算工事費の算出を行った。
期 間 2023/10/25~2024/03/15
本業務は、一級河川西谷田川沿川で開発が進む上河原崎・中西特定土地区画整理事業における雨水流末の排水樋管に対し、既設構造物撤去、詳細設計の修正を行ったものである。樋管の構造形式は現場打ちコンクリート構造、断面はB1.70m×H1.70m、延長はL=11.5mである。スパン割は、樋管縦方向の検討結果から1スパンとしている。樋管の設計は、基礎地盤の沈下量の計算を行った結果、残留沈下量が約6cm発生したことから、柔支持基礎として設計を行っている。基礎地盤は「河川構造物の耐震性能照査指針・解説」に基づき基礎地盤の液状化の判定を行った結果、液状化しない判定となったため、無処理地盤としている。ゲートの形式は、堤内地盤が計画高水位と同程度であり、周辺樋管のゲート形式を参考にバランスウェイト式フラップゲートを採用している。樋管の施工は、樋管の敷高付近に砂質土の分布が確認されることから、施工ヤードの確保を目的に、止水のできる自立式鋼矢板仮締切工法を採用している。西谷田川の堤防は、すべり対策として地盤改良を行っており、遮水鋼矢板に干渉する地盤改良体を移動し、円弧すべりによる堤防の安定計算を行った。
期 間 2024/03/05~2024/12/24
本業務は、一級河川田野川における樋管詳細設計であり、経済性、施工性、供用性等について総合的な検討を加え、河川改修事業にかかる排水樋管工事に必要な設計を行ったものである。既存資料の内容を基に現地踏査を行い、さらに既設BOXカルバートの測量調査を行った。現地踏査・測量調査結果より流域を設定し、合理式・比流量の2つの方法により対象流量を算出し、測量調査結果から算出した現況流下能力との整合から、比流量による流量とした。不等流計算による断面検討の結果、既設断面より大きい断面が必要となった。また、ゲート形式は門柱レスゲート、函体構造は現場打ちコンクリートとした。決定した基本事項より沈下量の計算を行った結果、原地盤では許容沈下量を上回り、液状化対策も兼ねて深層混合処理による地盤対策を行うものとした。地盤対策後の沈下量は4.5cmとなり、剛支持樋管となった。本樋管は水戸市の管理施設となるため各構造決定後に協議資料を作成し、水戸市との関係機関協議を実施した。施工計画では、河道掘削や対岸の護岸施工等を考慮し、施工手順の検討や仮設構造物設計を行った。以上を踏まえ、図面作成・数量計算を行い報告書を作成した。