期 間
2022/02/23~2023/03/15
本業務は、東海道新幹線と交差する二級河川逢初川改修工事にともない、鉄道営業線既設構造物への近接施工に対し、列車の安全運行や既設構造物の安全性・耐久性を確保することを目的として、近接程度判定および影響予測を行い、jr東海との協議資料等を作成するものである。近接程度判定は、鉄道盛土・橋台・土留壁に対する掘削および仮土留壁打設時について判定した。影響予測は、前面をオープン掘削した場合の橋台への影響について、建設当時の基準による安定照査を実施するとともに、二次元弾性FEM解析を用いて橋台の変位量を予測した。以上の検討成果を協議資料としてとりまとめ、jr東海との協議に同席、説明した。
期 間
2020/07/14~2021/02/24
本業務は、安全かつ円滑な交通を確保するとともに、沿道や第三者への被害の防止を図るため、「静岡県橋梁点検マニュアル令和2年度版令和2年4月静岡県交通基盤部道路局道路整備課」(以下「点検マニュアル」)に基づく橋梁点検を実施し、効率的な維持管理に必要な基礎資料を得ることを目的とする。点検対象は、RC中空床版桁の第5、第7径間と単純鋼箱桁の第6径間である。覚書や作業計画書を基にJR東海(富士保線区)および岳南電車と協議し、工事管理者や列車見張員等の保安要員を配置した上で、軌陸車および高所作業車、梯子にて点検を実施した。点検及び診断の記録については、「点検マニュアル」に基づき、静岡県の点検調書作成システムに入力し、橋梁点検調書を作成した。損傷要因や緊急性の有無、損傷の進行過程などの所見や点検計画の妥当性、今後の点検計画の助言等を業務報告書にまとめた。本橋梁に見られた主な損傷は、主桁、横桁の広範囲な防食機能の劣化および伸縮装置の止水材や地覆部目地材の欠損、劣化が原因による漏水が見られた。予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態であると判定した。
期 間
2019/11/12~2020/07/31
本業務では、(都)田端宝野線とJR東海道新幹線との交差部(トンネル坑口部)において、自動車転落防止工及び積荷転落防止工の詳細設計を実施した。詳細設計は、平成30年度業務におけるJR東海との協議で確認・了解を得た設置位置・延長及び構造に基づき、数量計算書及び設計図を作成した。自動車転落防止工は剛性防護柵として計画し、積荷転落防止工基礎兼用のL型擁壁に準ずる構造とした。積荷転落防止工は路面から高さ3.8m、トンネル上は遮蔽性の高いパンチングメタル、それ以外は視認性確保のため金網構造とした。以上の設計成果を協議資料としてとりまとめ、JR東海との協議に同席、設計概要を説明し本事業に対する了解を得た。