期 間
2024/09/03~2025/01/30
本業務は、橋梁4橋の補修設計である。橋梁の構造形式は、PC桁橋が2橋、RC桁橋が2橋で、径間数は1径間が3橋、2径間が1橋である。また、全橋梁が河川を跨ぐ橋梁である。橋梁規模は、新火谷橋が橋長11.0m、有効幅員5.0m、唐音橋が橋長20.0m、有効幅員5.8m、田原橋(2径間)が橋長21.0m、有効幅員6.0m、落山橋が橋長13.0m、有効幅員4.5mである。業務内容は、現地にて目視・打音等による橋梁劣化状況の調査及び、詳細調査としてコンクリート圧縮硬度試験、中性化試験、塩化物イオン濃度試験等を行った。4橋のうち3橋は橋梁と河川との高低差が大きいため、劣化調査及び詳細調査は、橋梁点検車にて行った。橋梁点検車を使用するにあたっては、片側交互通行の交通規制を行った。詳細調査の結果、劣化の主原因は、1橋が塩害、3橋が鉄筋かぶり不足であることが判明した。そのため、各橋梁において、劣化原因を踏まえ、ひび割れ補修工、断面修復工等の補修設計及び橋面防水工、表面保護工等の予防設計を行った。施工計画として、3橋は橋梁と河川との高低差が大きいため吊足場を計画した。
期 間
2022/09/29~2023/12/28
本業務は、木屋川治水ダム建設事業(主)下関長門線において、道路計画策定に関わる今後の設計検討に必要な地盤状況の把握を目的に、地表踏査、機械ボーリング(7孔:総延長108m)、標準貫入試験(総数87回)を実施した。調査は、地表踏査により当該地で想定される「土木地質的な留意点」を考慮した調査を計画し、基盤岩の「凝灰岩」を覆った「段丘堆積物」が広く分布する長大切土区間を対象とした。その結果、「段丘堆積物」の面的な分布状況及び土質性状と基盤岩の風化・変質による岩盤状況を把握した。これらを踏まえて地質断面図を作成し、設計に必要な地盤定数、切土のり面勾配の検討及び設計・施工上の留意点をまとめた。