期 間
2024/04/19~2025/03/28
本業務は、都市計画道路幡生綾羅木線の綾羅木高架橋(仮称)のA2橋台背面アプローチ部の補強土壁工の詳細設計を実施した業務である。補強土壁工の選定は、代表的な3工法である(帯鋼補強土壁工法(テールアルメ工法))、(ジオテキスタイル工法(アデムウォール工法))、(アンカー補強土壁工法(多数アンカー式補強土壁工法))を選定し、経済性・施工性・維持管理性について比較検討を行い、(帯鋼補強土壁工法(テールアルメ工法))を採用した。補強土壁工の構造検討としては、ストリップの配置、長さおよびかぶり等の検討をするとともに、付帯する構造として、橋台との取合い部分に端部取付け金具の設置や車両用防護柵および基礎の形式選定等についても検討を行った。また地下排水工の流末処理として、橋梁部下の道路排水へ流下させることを提案し、排水計画の検討を行った。施工時の申し送りとして、ストリップの交差部に砂等の充填施工、電気化学的性質を踏まえた盛土材料の選定、維持管理を効率的に行えるようにモニタリングパネル活用等を提案した。
期 間
2024/03/07~2025/02/28
本業務は、法面工予備設計及び法面工詳細設計に必要な地質データを得ることを目的として、地質調査を実施したものである。調査実施計画の策定では、現地踏査の結果から、比較的浅所に健全な岩盤が分布することが想定されたため、ボーリング調査と簡易動的コーン貫入試験を併用することにより、対象斜面を可能な限り広く調査する調査計画を策定した。調査実施に際しては、リーフレットを作成して近隣住民との合意形成を慎重に図り、第三者とのトラブル防止を図るとともに、安全かつスムーズに現場作業を遂行できるように努めた。現地調査では、資機材の使用前点検、作業前KYによる危険予知活動、安全パトロールなどの安全確認を厳に行い、安全重視での調査実施に努めた。総合解析では、調査結果を整理した上で、対象斜面の地盤性状や斜面特性、斜面の崩壊履歴について評価するとともに、各区間において想定される斜面の崩壊形態や落石の可能性等についてとりまとめ、設計施工時における申し送り事項について記述した。
期 間
2023/09/22~2025/01/31
本業務では、木屋川ダム木屋川治水ダム建設事業に伴う主要県道下関長門線・大河内地吉線の道路詳細設計に必要な地質データを取得することを目的とし、調査ボーリング11箇所(計156m)、標準貫入試験(計95回)を実施した。ボーリング調査の内訳は、切土法面に対するものが4箇所、橋梁に対するものが7箇所となる。計画準備段階では、事前に現場確認を行い、調査位置周辺の地形や道路アクセス状況等を確認した上で、最適な調査実施計画書を作成し、受発注者協議によりボーリング位置を決定した。総合解析とりまとめでは、地層構成および各地層の特徴、地下水位、支持層の検討、基礎形式の検討、切土のり面勾配の検討、のり面保護工の検討、地盤定数設定、設計施工上の留意点等について検討・評価を行った。最後に、本業務のボーリングコア箱(計36箱)を納品した。
期 間
2024/05/24~2024/12/27
本業務は、木屋川治水ダム建設事業に伴い、H=109.0mの用地買収ラインについて、現地に用地境界仮杭を設置し、用地取得面積および残地面積を求積して、用地平面図、用地実測図原図を作成することを目的とする。業務内容は、用地境界仮杭設置を2.00万m2、境界点間測量を12.59万m2、面積計算、用地実測図原図作成、用地平面図作成を12.07万m2実施したものである。
期 間
2024/06/26~2024/12/23
本業務は、昭和30年代前後に建設された妻迫橋、北谷橋の2橋の変状調査および補修設計を実施したものである。
妻迫橋は、上部工形式がRC-T桁とH鋼桁の複合橋である。詳細調査および各種試験結果による診断の結果、RC-T桁に、かぶり不足による剥離・鉄筋露出の変状が、H鋼桁の支承部に層状さび、防護柵に防錆機能の劣化が認められた。対策工としてRC-T桁は基準値のかぶりを確保した断面修復工を、予防保全としてシラン系の表面含浸工を実施した。また、H鋼桁の対策工として塗装更新工を実施し、旧塗膜撤去に対して現地条件から、素地調整および塗装仕様は「塗膜剥離剤+Rc-Ⅱ塗装系」を採用した。
次に、北谷橋は、上部工形式がRC-T桁である。主桁床版部に漏水による遊離石灰が認められ、対策工として橋面防水工を提案実施した。また、断面修復工と合わせて劣化因子である水分の遮断に着目したシラン系表面含浸工を実施した。
期 間
2024/02/08~2024/07/08
本業務は、日南瀬大橋、第2開作橋、田ノ原橋、宇津井川大橋4橋の変状調査により、現橋梁の損傷・劣化の状況、原因、進行状況等を把握し、補修設計に必要な資料を収集し、適切な補修設計を実施する。
期 間
2023/10/25~2024/06/28
本業務の作業を次に示す。本業務では、一般国道437号線沿いの護岸設計に必要な基礎地盤に関する地盤情報および陸上や海底部の地形情報を得ることを目的とし、調査ボーリング5箇所(計135m)、標準貫入試験(計135回)、室内土質試験を実施した。業務開始当初に地質調査の基本的な業務実施方針を決めるため、平成26年度業務の調査および設計業務を踏まえて決定した。計画準備段階では、事前に現場確認を行い、調査位置周辺の地形や道路アクセス状況等を確認した上で、最適な調査実施計画書を作成し、受発注者協議によりボーリング位置を決定した。総合解析とりまとめでは、地層構成および各地層の特徴、地盤定数設定、液状化の予測判定、設計施工上の留意点、申し送り事項等について検討・評価を行った。最後に、本業務の成果品として報告書(紙)1部・ボーリングコア箱(計30箱)を納品した。
期 間
2023/06/30~2024/02/29
本業務は、木屋川ダム木屋川治水ダム建設事業に伴う主要県道下関長門線の道路概略設計を基に詳細設計に必要な地質調査(ボーリング調査7箇所)を実施したものである。ボーリング調査の内訳は、切土法面に対するものが6箇所、橋梁に対するものが1箇所となる。切土対象斜面は、カットすると20mを超える長大法面を形成するようになる。調査の結果、亀裂が発達した凝灰岩や泥岩を確認し、切土勾配の検討には安定解析を実施した上で抑止工を組み合わせるなどの留意が必要である。橋梁部では、上部に盛土されており、盛土内には巨礫やコンクリートガラが確認されることから、基礎形式および施工機械の検討時には、留意が必要である。