期 間
2025/01/15~2025/03/31
本業務は、県道徳山下松線の笠戸島入口交差点付近は、朝夕の交通渋滞が著しい状況にあるが、来年度より(株)日立ハイテク新工場の操業開始に伴い、県道笠戸島公園線の交通量に230台の増加が見込まれることから更なる混雑が予想されるため、笠戸島入口交差点と西側の(仮)市道半上通り交差点間における滞留長およびすりつけ長について見直すなど短期的に混雑の緩和を図るための対策を目的に交差点詳細設計を実施した業務である。現地踏査により、道路幅員構成や速度標識を確認し、道路の区分や設計速度等の設計条件を設定した。現況の右折レーンの停止線位置については、走行軌跡図で、現況の停止線位置の妥当性を確認した。上記の条件を踏まえて他工区で実施された交通量調査結果と増加交通量を居住地割合および時差通勤等の条件を踏まえて算定した増加交通量で交差点需要率計算を実施した。計算結果を踏まえて関係機関協議を実施した結果、必要滞留長が確保できないことから、(仮)市道半上通り交差点側の滞留長を最低長の30m、すりつけ長は右折車線シフト長の計算値15mとし、笠戸島入口交差点側の滞留長は残分の58mとする計画とした。
期 間
2024/03/15~2025/03/31
本業務は、一般国道490号絵堂萩道路建設工事に伴い、周辺地域の井戸、ため池、河川等への影響を把握するため水文調査を実施したものである。調査項目は、自記水位計観測、触針式水位計観測、簡易水質測定、井戸水量調査、河川流量調査、ため池流量調査、水質調査(飲用水用、農業用水用)、水質分析(ひ素、ふっ素)、イオン分析とした。本年度は主に盛土、土工、BOX、橋梁下部工等が実施され、毎月実施する観測結果は水質月報に整理し、工事状況、井戸・河川・ため池等における水位・水量・水質の現状を報告した。工事の影響評価や次年度の施工計画を踏まえ、今後の課題を整理するとともに、工事箇所及び進捗に対応した調査計画を提案した。
期 間
2024/08/22~2025/03/28
本業務は、今後行われる予定の砂防堰堤建設工事(堰堤工、前提保護工など)前の各井戸のデータ取得を目的として、井戸水量調査・簡易水質調査(電気伝導度・pH・濁度観測)・水質検査(飲用水検査)を実施した。調査対象の井戸は、発注者から提供された調査要望箇所とした。水量や簡易水質調査は月1回の観測頻度で行い、また水質検査は年1回(1月)の観測頻度で実施した。調査の結果は、降雨や地形地質などとの関連性が分かるように、表図で色覚的に表現した。最後に次年度の調査提案を行った。
期 間
2024/07/11~2025/03/31
本業務は、山口県内(下松市、周南市、山口市、宇部市)に架かる跨線橋の定期点検業務である。
踏査では、橋梁諸元の確認および新技術の活用検討を含め点検方法の選定を行い、実施計画策定で、新技術との比較検討を行い、最適案を採用した。
点検では、新技術の活用としてドローンによる1次スクリーニング作業を行い、「山口県橋梁点検要領 令和6年10月」に基づき、従来通りの点検手法で近接目視を行い、損傷や劣化の兆候を把握したうえで、損傷区分ならびに部材単位、道路橋毎の健全性を診断した。関係者との合意形成を図り、トラブル防止にも努めた。
機材の使用前点検、危険予知活動、安全パトロールなどの安全確認を行い、安全第一での点検に努めた。
健全性を診断した結果、診断結果3評価の橋梁が5橋確認された。
最後に、申し送りとして調整を要する関係機関、交通規制、経過観察が必要な損傷を整理した。
期 間
2024/12/14~2025/03/28
本業務は、二級河川御庄川の右岸を対象に、中小河川の堤防等河川管理施設及び河道の点検要領を参考に堤防の点検を行い、健全度を把握し、今後の対応を提案した業務である。計画策定では、空中写真、web情報、地元聞き取りによる護岸改修年の推定、点検範囲の確定、一連区間の決定を行った。点検結果は個票に整理し、継続監視の必要性と機能支障に応じて総合評価した。今後の対応として、目地開きと亀裂等はシール材による補修を提案し、堤外地側の顕著な変状は、堤防盛土の緩み発生を考慮し詳細調査を行うことを提案した。申し送りとして、右岸側の上下流域と左岸側でも類似の変状を確認したため、継続監視が必要なことを提言した。
期 間
2024/04/19~2025/03/28
本業務は、都市計画道路幡生綾羅木線の綾羅木高架橋(仮称)のA2橋台背面アプローチ部の補強土壁工の詳細設計を実施した業務である。補強土壁工の選定は、代表的な3工法である(帯鋼補強土壁工法(テールアルメ工法))、(ジオテキスタイル工法(アデムウォール工法))、(アンカー補強土壁工法(多数アンカー式補強土壁工法))を選定し、経済性・施工性・維持管理性について比較検討を行い、(帯鋼補強土壁工法(テールアルメ工法))を採用した。補強土壁工の構造検討としては、ストリップの配置、長さおよびかぶり等の検討をするとともに、付帯する構造として、橋台との取合い部分に端部取付け金具の設置や車両用防護柵および基礎の形式選定等についても検討を行った。また地下排水工の流末処理として、橋梁部下の道路排水へ流下させることを提案し、排水計画の検討を行った。施工時の申し送りとして、ストリップの交差部に砂等の充填施工、電気化学的性質を踏まえた盛土材料の選定、維持管理を効率的に行えるようにモニタリングパネル活用等を提案した。
期 間
2024/03/07~2025/02/28
本業務は、法面工予備設計及び法面工詳細設計に必要な地質データを得ることを目的として、地質調査を実施したものである。調査実施計画の策定では、現地踏査の結果から、比較的浅所に健全な岩盤が分布することが想定されたため、ボーリング調査と簡易動的コーン貫入試験を併用することにより、対象斜面を可能な限り広く調査する調査計画を策定した。調査実施に際しては、リーフレットを作成して近隣住民との合意形成を慎重に図り、第三者とのトラブル防止を図るとともに、安全かつスムーズに現場作業を遂行できるように努めた。現地調査では、資機材の使用前点検、作業前KYによる危険予知活動、安全パトロールなどの安全確認を厳に行い、安全重視での調査実施に努めた。総合解析では、調査結果を整理した上で、対象斜面の地盤性状や斜面特性、斜面の崩壊履歴について評価するとともに、各区間において想定される斜面の崩壊形態や落石の可能性等についてとりまとめ、設計施工時における申し送り事項について記述した。
期 間
2023/09/22~2025/01/31
本業務では、木屋川ダム木屋川治水ダム建設事業に伴う主要県道下関長門線・大河内地吉線の道路詳細設計に必要な地質データを取得することを目的とし、調査ボーリング11箇所(計156m)、標準貫入試験(計95回)を実施した。ボーリング調査の内訳は、切土法面に対するものが4箇所、橋梁に対するものが7箇所となる。計画準備段階では、事前に現場確認を行い、調査位置周辺の地形や道路アクセス状況等を確認した上で、最適な調査実施計画書を作成し、受発注者協議によりボーリング位置を決定した。総合解析とりまとめでは、地層構成および各地層の特徴、地下水位、支持層の検討、基礎形式の検討、切土のり面勾配の検討、のり面保護工の検討、地盤定数設定、設計施工上の留意点等について検討・評価を行った。最後に、本業務のボーリングコア箱(計36箱)を納品した。
期 間
2024/05/24~2024/12/27
本業務は、木屋川治水ダム建設事業に伴い、H=109.0mの用地買収ラインについて、現地に用地境界仮杭を設置し、用地取得面積および残地面積を求積して、用地平面図、用地実測図原図を作成することを目的とする。業務内容は、用地境界仮杭設置を2.00万m2、境界点間測量を12.59万m2、面積計算、用地実測図原図作成、用地平面図作成を12.07万m2実施したものである。
期 間
2024/06/26~2024/12/23
本業務は、昭和30年代前後に建設された妻迫橋、北谷橋の2橋の変状調査および補修設計を実施したものである。
妻迫橋は、上部工形式がRC-T桁とH鋼桁の複合橋である。詳細調査および各種試験結果による診断の結果、RC-T桁に、かぶり不足による剥離・鉄筋露出の変状が、H鋼桁の支承部に層状さび、防護柵に防錆機能の劣化が認められた。対策工としてRC-T桁は基準値のかぶりを確保した断面修復工を、予防保全としてシラン系の表面含浸工を実施した。また、H鋼桁の対策工として塗装更新工を実施し、旧塗膜撤去に対して現地条件から、素地調整および塗装仕様は「塗膜剥離剤+Rc-Ⅱ塗装系」を採用した。
次に、北谷橋は、上部工形式がRC-T桁である。主桁床版部に漏水による遊離石灰が認められ、対策工として橋面防水工を提案実施した。また、断面修復工と合わせて劣化因子である水分の遮断に着目したシラン系表面含浸工を実施した。