期 間
2023/01/19~2023/07/31
本業務は、富士宮口五合目レストハウスの火災による焼失を受けた静岡県による新来訪者施設の整備に向けて、新たな動線計画における富士宮口五合目の道路駐車場、歩道、パス・タクシ一乗降場等の休憩施設配置検討を行った。設計条件整理では、県が公開する点群データを基に現道の平面、縦断線形、幅員等の幾何構造状況を整理すると伴に、トラフイツクカウンターのデータを基に季節・曜日・時間変動等の交通量状況の整理を行った。駐車場計画における駐車場レイアウト検討では、各種縦断勾配、法令や基準に適合し、かつ新来訪者施設の動線計画に合致した施設配置計画を立案し、道路利用者の安全で円滑な交通の確保を図った。加えて、常態化している駐車ます不足によるピーク時交通渋滞の解決に向け、既存資料を活用した現況と将来の必要駐車ます数を算定するとともに、試算により判明した駐車ます不足状況に対し、将来の駐車ます不足に対する複数の方策案を立案し、日本が誇る世界遺産・富士山における富士宮口五合目の在り方を検討するための基礎資料を作成した。また、多様な関係機関との調整に資する効果的な協議資料作成を行った。
期 間
2021/07/03~2023/03/17
浜松市の中心市街地を流れる二級河川馬込川の流域では、浸水被害が頻発し、さらに近年、気候変動に伴う降雨量の増加により、これまで整備した施設の能力が相対的に低下する可能性が示されている。静岡県では一級河川天竜川下流において国と浜松市と共同で策定した流域治水プロジェクトを馬込川へ展開し、さらに気候変動に伴う降雨量増加に備え「施設では防ぎきれない大洪水は必ず発生する」との共通認識の基、流域のあらゆる関係者の協働により流域全体で取り組む「流域治水」を基本に、二級河川馬込川の下流域を対象とした浸水対策の行動計画「水災害対策プラン」を策定した。長期的な取組では河川整備基本方針降雨に対し降雨量増加を考慮した降雨、短期的な取組では近年発生した降雨を対象降雨とし、流域のあらゆる関係者が治水安全度向上につながる施策を抽出し、本プランへ位置づけた。なお、短期的な取組では、馬込川の河川改修や排水機場整備に加えて寺脇西エリアで地区外流入の防止等を位置づけた。業務期間中に発生した台風15号豪雨による被害に対し、馬込川流域の浸水被害が顕著な7エリアに対して被害状況の把握分析、浸水メカニズム、課題抽出を行った。
期 間
2022/09/29~2023/02/28
浜松市を流れる二級河川馬込川において、令和4年9月に発生した台風第15号による豪雨災害により河口部導流堤が被災したことを受け、災害査定対応として被災メカニズムの検討、導流堤復旧設計(護岸詳細設計)を行った。被災メカニズムの検討では、平面二次元解析モデルにより、被災流量による水理解析を実施し、河道内の流向・流速を把握し、被災メカニズム(被災原因)を分析、考察した。導流堤復旧設計は、設計区間延長を左岸107m、右岸30mとし、河口閉塞の防止、治水上の条件等から現位置復旧を基本とした導流堤の法線を設定し、二重矢板式(鋼管矢板護岸)による復旧工法を検討した。現位置施工とするため、既設護岸を残置したまま施工可能なジャイロプレス工法による施工方法を検討した。安定計算は港湾施設等の基準に基づき実施し、天端幅7.1m、鋼管径800mm、鋼管長17.4mとした。各工種の施工順序を検討し、施工ステップ図を作成した。また、施工計画により必要となる仮設道路、消波ブロック制作ヤード等を検討し、仮設計画を策定した。各種検討結果、詳細設計図面等より、災害査定に必要となる関係協議資料等のとりまとめを行った。
期 間
2022/06/28~2023/01/31
沼津市内を流れる二級河川陰野川(管理区間延長約2.1km,流域面積約4.87km2)、二級河川西浦河内川(管理区間延長約2.6km,流域面積約8.1km2)、立保川(管理区間延長約0.7km,流域面積約2.76km2)、古宇川(管理区間延長約0.5km,流域面積約5.41km2)について、河川整備基本方針の策定にむけ、国土交通省への同意申請に必要な申請書(参考資料(治水計画検討資料・河道計画検討資料・河川と流域の概要資料・正常流量検討資料)の内容の精査、必要に応じて修正を行った。特に、正常流量検討では、既往検討時には確認できなった水利権(許可・慣行)が確認されたことで、水利流量の設定及び正常流量検討の再検討が必要となり、本業務で検討した。水利権は全て農業用であることから、正常流量は期間区分を行い、それぞれの期間で設定した。関係機関協議資料である治水計画検討資料及び河道計画検討資料は、県内他河川との整合をとって合冊化し、掲載項目も再構成した。治水計画検討に関する部分では、降雨データの再集計(データ追加)を行い、情報の更新を図った。
期 間
2020/08/22~2022/03/18
浜松市の中心市街地を流れる二級河川馬込川の流域では、浸水被害が頻発し、さらに近年、気候変動に伴う降雨量の増加により、これまで整備した施設の能力が相対的に低下する可能性が示されている。静岡県では一級河川天竜川下流において国と浜松市と共同で策定した流域治水プロジェクトを馬込川へ展開し、さらに気候変動に伴う降雨量増加に備え「施設では防ぎきれない大洪水は必ず発生する」との共通認識の基、流域のあらゆる関係者の協働により流域全体で取り組む「流域治水」を基本に、二級河川馬込川の上中流域を対象とした浸水対策の行動計画「水災害対策プラン」を策定した。長期的な取組では河川整備基本方針降雨に対し降雨量増加を考慮した降雨、短期的な取組では近年発生した降雨を対象降雨とし、流域のあらゆる関係者が治水安全度向上につながる施策を抽出し、本プランへ位置づけた。なお、短期的な取組の河川改修では、対象範囲より下流の流下能力を考慮しかつ実効性に留意した改修規模を設定し、上下流バランスに留意した改修計画を検討、立案した。また、対策効果は内外水を同時に解析可能なはん濫シミュレーションモデルを構築して検証した。
期 間
2020/11/25~2022/03/15
二級河川湯日川は県管理延長15.9km、流域面積25.8km2の河川である。本河川における河川整備計画の策定に向け、河川整備計画について関係市町や地域住民等との合意形成を図ることを目的とした流域委員会の開催や整備計画(案)及び参考資料を作成した。流域委員会やパブリックコメント、河川整備計画(案)の作成に当たっては、利水や河川環境、地域住民との関わりについて現状分析し課題を抽出した上で、河川及び流域の特徴に応じた内容を反映させている。パブリックコメントでは、地域住民から頂いた意見を取りまとめ、河川整備計画(案)への反映方針を検討し、提案した。費用対効果の検討では、河川整備計画の河道計画おいて、堤防高が不足する箇所を確認し、概算事業費の再算定を実施した。また、概算事業費の再算定に伴い、費用対効果も再算定し、事業採択の妥当性を確認した。しかし、費用対効果検討における既往検討で算定した便益が近年の河道状況を反映できていないことが判明したため、次年度以降の流域委員会、同意申請に向けた課題(検討条件等)を抽出した。
期 間
2020/10/13~2021/03/15
静岡県島田土木事務所が管理する一級河川大井川水系の大津谷川はじめ大井川下流ブロックの8河川(大津谷川、伊太谷川、尾川、相賀谷川、大代川、新堀川、清水川、童子沢川)では、河川整備計画策定に向けての調査・検討を進めている。
平成29年度までの既往調査・検討成果を基に、審査項目チェックリスト、各種様式集、河川環境検討シート等、国への同意申請に必要な、『大井川水系下流ブロック河川整備計画の同意申請書類』を作成した。
作成した書類は、河道計画基本諸元設定資料、河川整備計画概要書、整備計画チェック表、河道の変遷シート、河川の風景の変遷シート、河川区分検討シート、河川環境情報図、河川整備計画検討シート、代替案比較検討シート、洪水調節施設に関する検討シート等である。
また、代替案比較検討シートの作成にあたっては、①河道掘削案、②遊水地案、③放水路案の洪水処理方式について、伊太谷川の流出量計算、河道計画、概算事業費などの検討を行った。
期 間
2020/07/14~2020/12/18
沼津市内を流れる二級河川陰野川(管理区間延長約2.1km,流域面積約4.87km2)、二級河川西浦河内川(管理区間延長約2.6km,流域面積約8.1km2)、立保川(管理区間延長約0.7km,流域面積約2.76km2)、古宇川(管理区間延長約0.5km,流域面積約5.41km2)について、河川整備基本方針の策定にむけ、国土交通省への同意申請に必要な申請書(参考資料(治水計画検討資料・河道計画検討資料)の内容の精査、必要に応じて修正を行った。