期 間
2024/04/12~2024/11/29
本業務は、伊佐地区Aブロックにおける地すべり対策事業の一環で令和6年度の地すべり観測を行ったものである。ブロック内の既設観測孔を使用して挿入式孔内傾斜計観測を28回(2孔×14回)、自記水位計観測を28箇所・回(4箇所×7回)行った。令和6年度は梅雨前線が活発化した7月1日を主に計7日間で異常とされる多量降雨を記録した。これに対して、観測結果に地すべりを示す地中変動は認められなかったが地下水位は鋭敏に反応し、豪雨時は表層近くまで水位が上昇した。豪雨後に実施した踏査結果では、上位斜面からの流入水やブロック内の湧水を基に多量の表流水が流下しており、ブロック内や下方の宅地に変状が認められた。
期 間
2023/08/31~2024/03/29
本業務は主要県道徳山本郷線の道路改良路線(岩国市美川町小川市ケ原)に隣接する斜面の落石調査及び対策工詳細設計を実施し、工事発注に必要な設計図面と数量計算書を作成した。 当斜面には、亀裂の発達した露岩や、剥離滑落した浮石・転石が多数散在していたため、道路に影響を及ぼす不安定な落石を抽出し詳細設計の実施に必要な基礎資料を作成し、対策工を検討した。工法比較の結果、ポケット式落石防護網工とアンカー式落石防護柵工を併用し、予防工にロープ伏工を採用し設計した。