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期 間
2022/03/11~2023/03/17
本業務は大井川に架かる下泉橋について、洗堀を受けた橋脚ケーソン基礎に対しての健全度評価と補強検討工法の検討、ならびに橋梁補修設計を行ったものである。橋脚基礎は竣工図等が現存しないことから、基礎の根入れ調査を基に構造の復元設計を行い、安定計算により健全度を評価、限界安定洗掘深さを算定した。その結果、耐震性能1においては健全であるとの結果を得た。そこで、橋脚基礎周辺の現況河床からの洗堀防止対策を検討し、流れに対する減勢効果に優れるコンクリートブロックによる根固め工を選定し、基礎隔壁工による基礎補強を計画した。また、橋梁補修設計については過去点検調書の収集、現地踏査、ならびに塗膜調査等の詳細調査を実施して補修方針を決定した。なお、補修設計は橋梁寿命120年を目標とし、劣化因子の除去や抑制に効果的かつライフサイクルコストが最小となる補修基本計画とした。主な補修工法として、中性化が鉄筋背面まで進行していたため、不動態皮膜を再形成できる表面保護工(鉄筋腐食抑制タイプ含浸系表面保護材)を採用した。施工計画については洗掘対策工の仮締切り計画および橋梁補修工における足場計画等を行った。