期 間
2022/03/31~2023/03/15
静岡県焼津市の石脇川における近年の漂流物(河川ゴミ)や臭気の状況を調査し、その要因を分析することを目的とした業務である。現況調査として流域や河道内の状況確認、タイムラプスカメラを最大6箇所に設置した浮遊ゴミの流入・滞留状況確認、水質調査、底質調査、臭気分析、河川の流速観測、浮標追跡調査を実施した。これら現地調査の結果から、漂流物(河川ゴミ)は枯れた草木が流されてきたものが主であり、その流入は下流の瀬戸川との合流点からと想定された。また河道内の流れは干満による往復流があるものの総じて流速は小さく、一端石脇川河道内に侵入した漂流物(河川ゴミ)は滞留しやすい状況にあることが確認できた。
期 間
2022/09/23~2023/03/15
本業務は(都)池新田中央線における苗代橋南交差点(御前崎市池新田)の交差点設計の基礎資料とするため交通量推計を行ったものである。平成27年時点の現況再現を実施し、道路交通センサスと比較した再現精度を確保したうえで、令和22年時点の将来ODを用いて将来交通量推計を実施した。将来の道路ネットワークは、県および市へのヒアリングにより市内の都市計画道路等の整備計画を詳細に反映した。当該交差点の将来方向別交通量は、北西流入部から南へ向かう右折交通量が多く、参考として実施した交差点解析により、右折車線の滞留長がピーク時では現在の右折車線長(30m)よりも長くなる可能性があることを示した。
期 間
2022/09/09~2023/03/15
川根寸又峡線において平成2年に架設された栗代橋は一級河川栗代川を跨ぐ、鋼合成箱桁とPC中空床版からなる2径間の橋梁である。建設時の適用基準は昭和55年道路橋示方書であり、現行基準に求められる耐震性能を満足していない。また、橋梁定期点検結果でも経年劣化による損傷が確認されている。これらに対し本業務では現況の耐震性能照査を行い不足する耐震性を補う補強工法を立案するとともに、橋梁長寿命化に向けた補修設計を実施した。耐震補強については橋脚RC巻立工法およびPCケーブル連結や水平力分担構造の設置など落橋防止システムの構築を行った。橋梁補修については損傷種別毎に工法比較検討を行い最適な工法の立案を行った。
期 間
2022/08/23~2023/02/28
令和3年7月に一部崩壊した一般県道富士清水線(沼津市大岡~駿東郡清水町長沢)に架る黄瀬川大橋は、翌月に応急組立橋が設置され、大型車の通行規制を行っている。本業務では、黄瀬川大橋橋梁改築整備(L=99m)の事業効果を把握するため、費用便益比の算定を行い様式にとりまとめた。将来交通量推計は、現状の応急組立橋がある場合と、応急組立橋がない場合、黄瀬川大橋が改築整備された場合の3ケースを行った。応急組立橋ありと比較した黄瀬川大橋整備の費用便益比が1.0を超えることを確認した。また応急組立橋の耐用年数が短いことを考慮し、応急組立橋がない場合と比較した費用便益比も算定し、1.0を大きく超えることを示した。
期 間
2021/08/11~2022/03/15
本業務は、三島市長伏地内にある境川排水機場近隣にて発生する豪雨等による浸水被害の原因・範囲及び、(仮称)狩野川新橋の整備による影響を把握する業務である。
期 間
2021/03/23~2021/07/30
焼津港南防波堤を対象に耐震照査を実施した。本施設は津波に対しても粘り強さが求められる施設である。静的検討では津波に先行する地震動により安定性を確保できないことが確認されたため、より高度な検討手法であるFEM解析による地震応答解析(解析コード:FLIP)を用いて、直接的に変形量照査を行うとともに、防波堤に作用する地震時の底面反力の照査を行うことで、施設の安定性の照査を実施した。
期 間
2020/06/16~2021/03/12
本業務は、狩野川西部浄化センター(分流式、現在処理能力81千m3/日最大)に近接する一級河川高橋川で、堤防破堤等の大規模水害が生じた場合も下水処理機能を確保するために必要となる耐水化対策の基本設計である。想定浸水深は計画規模降雨(L1)と想定最大規模降雨(L2)の2ケースで検討した。浄化センター内の浸水被害の可否を検討した結果、L1洪水時では処理機能への被害は生じないが、L2洪水時で場内最大浸水深1.4mとなるため、下水道機能への影響と被害額を算出した。L2洪水時の耐洪水対策計画(敷地周囲への防水盛土設置、建物防水化等)を策定し、既存の下水道BCP計画に水害対応を追加した。
期 間
2020/07/08~2020/11/16
本業務は、静岡県の重要港湾である清水港において、次期港湾計画の改訂のための環境現況調査(夏季、秋季)を実施したものである。調査項目は、海生生物調査として動植物プランクトン、魚卵・稚仔魚、底生生物、潮間帯生物、砂浜生物、魚介類、藻場調査、陸生生物調査として鳥類(ルートセンサス及び定点調査)、海浜植生調査である。調査時期は夏季及び秋季の2回実施した。過年度の調査結果と比較し、大きな変化がないことを確認した。