期 間
2023/09/29~2024/06/28
本業務は、県管理の小規模河川の水害リスク情報を把握するため、県統一ルールに基づき、戸中川ほか計13河川について、地形条件等より洪水氾濫時に拡散型氾濫及び流下型氾濫を呈すると推定される河川区間を抽出・整理し、合流先河川の水窪川や大千瀬川の想定最大規模降雨量や流出解析モデルと整合を図り、想定最大規模流量の算定、水理解析を行い、洪水浸水想定区域図を作成した。流下型河川区間では「小規模河川の洪水浸水想定区域図作成の手引き」に基づき、航空レーザ測量データより河道・氾濫原一体の流域横断図を作成し、一次元不等流計算による浸水位の算定や自然近傍法等を用いて浸水位の平面展開を行い、洪水浸水想定区域図を作成した。拡散型河川区間では計算メッシュサイズを5mとし、LPデータを用いて平均地盤高や河道横断図作成・流下能力検討を行い、河道一次元、氾濫原平面二次元の不定流計算による氾濫解析モデルを構築し氾濫解析を行い、洪水浸水想定区域図を作成した。これらのデータを地理情報システム等で利用可能な形式で保管・提供した。関係自治体に対して「想定最大規模降雨による洪水浸水想定区域図について」として説明資料を作成した。
期 間
2023/08/25~2024/03/22
本業務は、静岡県管理河川である二級河川鮎沢川水系の支川である、小山川、野沢川、須川、馬伏川、小山佐野川、中島川、小山湯船川、上野川、奥の沢川、竜良川、抜川、立沢川、つつじ川の計13河川を対象にして洪水浸水想定区域図を作成した業務である。対象河川総延長55.350kmのうち、流下型氾濫解析を15.925km、拡散型氾濫解析を39.425kmとした。洪水浸水想定区域図の対象外力は想定最大規模降雨とし、鮎沢川下流(神奈川県管理の酒匂川)の想定最大規模降雨と整合を図った。拡散型氾濫解析の計算メッシュサイズは、氾濫源の急勾配地形の浸水位の水面連続性が確保するため、5mメッシュとして計算を実施した。
期 間
2023/01/17~2024/03/15
本業務は、静岡県が建設する狩野川新橋(仮称)の整備が浸水被害に与える影響を解消するための対策案を検討したものである。狩野川新橋の設置に伴い造成される盛土構造物により、内水集水範囲や排水系統が現状変更されるため、内水被害の拡大が懸念されていた。本検討では、狩野川新橋設置工事に伴う盛土設置前後の内水シミュレーションを実施し、内水被害の影響を把握した。盛土造成による浸水深被害増大の解消策として、雨水排水水路の新設、雨水貯留施設、水田貯留、ポンプ増設、遊水池案等の対策案を案出し、それぞれの対策案の効果を定量的に把握した。これらの検討成果を関係自治体、国土交通省等の関係機関に説明する協議資料を作成した。
期 間
2023/07/20~2024/03/15
本業務は、静岡県管理河川施設である星山放水路水門の操作規則と実態の水門管理記録を確認し、課題を抽出し、放水路水門の操作規則・細則見直し向けての検討項目を整理した業務である。星山放水路は一級河川富士川水系潤井川から分流し富士川に接続する放水路である。この放水路上流端に水門が設けてあり、この水門操作は、放水路建設前より潤井川沿川にて水力発電を行ってきた王子エフテックス(民間事業者)が静岡県より委託されて実施している。王子エフテックスへのヒアリング調査、過去3ヶ年の水位記録、水門操作記録の整理を行い、現行操作規則の課題についてとりまとめを行った。また今後検討が必要な項目と検討手法を提案した。
期 間
2022/07/12~2023/05/31
本業務は、山口県トンネル点検マニュアル(令和2年3月)に基づき、山口県が管理する道路トンネルにおいて点検作業の効率化を図るため、現地点検前に点検支援技術(走行型計測:12トンネル)を用いた画像計測・レーザ計測を行い変状展開図や内空変形コンター図を作成した。規制時には定期点検と併せて天秤方式移動型レーダ探査技術(10トンネル)による空洞調査を実施した。点検支援技術を活用することで現地スケッチ時間や写真撮影時間の短縮による現地作業の効率化を図ることが出来た。また、レーザ計測結果から三次元成果品を作成し、今後の維持管理への活用を提案した。
期 間
2022/03/31~2023/03/15
静岡県焼津市の石脇川における近年の漂流物(河川ゴミ)や臭気の状況を調査し、その要因を分析することを目的とした業務である。現況調査として流域や河道内の状況確認、タイムラプスカメラを最大6箇所に設置した浮遊ゴミの流入・滞留状況確認、水質調査、底質調査、臭気分析、河川の流速観測、浮標追跡調査を実施した。これら現地調査の結果から、漂流物(河川ゴミ)は枯れた草木が流されてきたものが主であり、その流入は下流の瀬戸川との合流点からと想定された。また河道内の流れは干満による往復流があるものの総じて流速は小さく、一端石脇川河道内に侵入した漂流物(河川ゴミ)は滞留しやすい状況にあることが確認できた。
期 間
2022/09/23~2023/03/15
本業務は(都)池新田中央線における苗代橋南交差点(御前崎市池新田)の交差点設計の基礎資料とするため交通量推計を行ったものである。平成27年時点の現況再現を実施し、道路交通センサスと比較した再現精度を確保したうえで、令和22年時点の将来ODを用いて将来交通量推計を実施した。将来の道路ネットワークは、県および市へのヒアリングにより市内の都市計画道路等の整備計画を詳細に反映した。当該交差点の将来方向別交通量は、北西流入部から南へ向かう右折交通量が多く、参考として実施した交差点解析により、右折車線の滞留長がピーク時では現在の右折車線長(30m)よりも長くなる可能性があることを示した。
期 間
2022/09/09~2023/03/15
川根寸又峡線において平成2年に架設された栗代橋は一級河川栗代川を跨ぐ、鋼合成箱桁とPC中空床版からなる2径間の橋梁である。建設時の適用基準は昭和55年道路橋示方書であり、現行基準に求められる耐震性能を満足していない。また、橋梁定期点検結果でも経年劣化による損傷が確認されている。これらに対し本業務では現況の耐震性能照査を行い不足する耐震性を補う補強工法を立案するとともに、橋梁長寿命化に向けた補修設計を実施した。耐震補強については橋脚RC巻立工法およびPCケーブル連結や水平力分担構造の設置など落橋防止システムの構築を行った。橋梁補修については損傷種別毎に工法比較検討を行い最適な工法の立案を行った。
期 間
2022/08/23~2023/02/28
令和3年7月に一部崩壊した一般県道富士清水線(沼津市大岡~駿東郡清水町長沢)に架る黄瀬川大橋は、翌月に応急組立橋が設置され、大型車の通行規制を行っている。本業務では、黄瀬川大橋橋梁改築整備(L=99m)の事業効果を把握するため、費用便益比の算定を行い様式にとりまとめた。将来交通量推計は、現状の応急組立橋がある場合と、応急組立橋がない場合、黄瀬川大橋が改築整備された場合の3ケースを行った。応急組立橋ありと比較した黄瀬川大橋整備の費用便益比が1.0を超えることを確認した。また応急組立橋の耐用年数が短いことを考慮し、応急組立橋がない場合と比較した費用便益比も算定し、1.0を大きく超えることを示した。
期 間
2021/08/11~2022/03/15
本業務は、三島市長伏地内にある境川排水機場近隣にて発生する豪雨等による浸水被害の原因・範囲及び、(仮称)狩野川新橋の整備による影響を把握する業務である。