期 間
2024/03/06~2025/01/29
本業務は、一級河川田野川の河川改修に伴う樋管詳細設計を実施したものである。計画流量は、現地踏査により設定した流域面積から合理式を用いて算定し、樋管断面はB1.0m×H1.0mとした。樋管位置・樋管敷高は、既設排水経路の変更が困難と判断し、既設排水樋管と同位置での改修とした。函体構造は工期短縮・省力化施工が図られ、かつ経済性で優位となったプレキャスト樋門(弾性接合方式)を採用した。またゲート形式は、将来の施設管理者からゲートの無動力化が望まれていること、わずかな水位差でも開閉可能であるバランスウエイト式フラップゲート採用している。基礎地盤は腐植土層とその下位に軟弱な粘性土地盤が厚く堆積している。無処理地盤での樋管基礎工において、残留沈下量、樋管本体と基礎地盤の想定変位量とも許容値を上回るため、沈下抑制を目的とする地盤改良工(深層混合処理工)を計画した。施工計画では、計画地周辺で複数の樋管工事等を予定しているため、近接する他工事と施工手順の調整を図った上で、計画へ反映している。本業務中には、将来の施設管理者と関係機関協議を行い、排水樋管の維持管理面にも配慮したものとしている。
期 間
2024/07/04~2024/12/18
本業務は、静岡県富士土木事務所が管理する道路舗装の構造調査(たわみ量調査)を8路線、延長
L=2,557m及びスコープ調査を26箇所で実施し、既設舗装の構成、健全度及び支持力を把握し、舗装補修工法の立案を行った。舗装補修工法は、在来工法、新技術工法の補修工法(長寿命化舗装)の提案を行った。
期 間
2024/05/31~2024/08/28
本業務は、国道354号にかかわる上の橋の架け替えのための修正詳細設計である。修正内容は、施工に先立ち実施した2本の追加地質調査の結果が、詳細設計当時の地質調査に比べて全体的に脆弱だったことを踏まえ、基礎杭を修正したものである。詳細設計で選定された支持杭の鋼管杭φ600中堀工法、杭長27.5m、25.5mに対し、同杭種杭径の薄層支持杭で杭長32.0mと摩擦杭の場所打ち杭φ1000、鋼管ソイルセメント杭φ1000で杭長20.0mを比較し、修正設計では、経済性に優れる薄層支持杭の鋼管杭φ600中堀工法(セメントミルク噴出攪拌方式)、杭長32.0を採用した。
期 間
2024/03/01~2024/06/28
本業務は、主要地方道常陸那珂港山方線の常陸太田市下宮河内町地内において、河川断面変更に伴う橋梁修正設計の成果に基づき、道路縦断変更範囲の道路修正設計と擁壁設計を行ったものである。道路縦断修正に伴う土工形状を確定し、変更となる用地幅杭を算出した。橋台背面のコントロール用地を回避する目的で擁壁・補強土の一般構造物予備設計を行い、補強土壁工(帯鋼補強土壁工)を採用した。詳細設計として決定した構造形式での構造計算、図面作成、数量計算を実施した。