本業務は、予備設計で決定された基本事項、設計図書に示された設計条件、既往の関連資料、電線共同溝施工位置の地形、地質、既設埋設物条件、沿道の条件に基づき、詳細構造を設計し、工事発注に必要な図面・報告書を作成することを目的とする。具体的な業務内容は以下の通りである。・参画企業調整会議の開催と配線計画の整理・とりまとめ。・新技術(低コスト手法)と従来方式の比較検討に基づく地中化方式決定。・特殊部規格の検討。・施工計画の立案。・平面・縦断線形設計と以下のコントロールの抽出と対策。コントロール:(1)現地と基図の差異、(2)歩車道内の地下貯留槽の回避、(3)既存埋設管の移設、(4)既存埋設管との離隔。対策を以下の通り実施した。(1)への対策:補足測量の提案と実施。(2)への対策:平面線形により回避するため管路を車道設置とした。(3)への対策:道路管理者、電線管理者との協議により電線共同溝は車道に整備することで支障移設を最小限とした。(4)への対策:既設埋設管との離隔は、占用物件管理者と協議を行い、合意を図りながら設計を行った。また、詳細設計図面と数量計算書をもとに電算帳票を作成し、成果品をとりまとめた。