期 間
2019/12/26~2021/02/26
本業務は、平成12年、平成15年、平成17年に大きな浸水被害が連続して発生した静岡県富士市を流れる小潤井川などを対象に平成20年2月に策定された「和田川・小潤井川・伝法沢川豪雨災害対策アクションプラン」のうち、未確定となっている3号雨水幹線周辺の浸水被害軽減対策の検討及び効果検証、小潤井川の河道改修完了までの暫定対策の検討等を実施したものである。 同アクションプランは、河川管理者や市、下水道管理が連携し、流域の治水を確保する総合治水のため、河川整備計画や事業効果、改修バランスなどを委員会にて総合的かつ多面的に議論し進めるものである。本業務は、同委員会に提示するための改修効果を、氾濫シミュレーションを用いて面的な浸水状況を算出、提示した。 氾濫シミュレーションは、平面二次元不定流解析モデルを用い、河道改修や降雨、貯留施設によるそれぞれの治水効果を的確に反映・算出した。 また、小潤井川は、富士市市街地を流下しているため、短期間に大幅な河道改修が困難であるため、暫定的な河道改修も検討し、現実的かつ早期改修効果が発揮できる治水対策を提示した。
期 間
2019/11/02~2020/03/19
本業務は、静岡県浜松市西区入野町地先を流れる二級河川堀留川を対象に、河川整備事業について、公共事業の効率的な執行および透明性の確保の観点から、県事業評価監視委員会に事業の再評価を諮るため、「国土交通省所管公共工事の再評価実施要領」に基づき、必要な資料の作成を行ったものである。対象河川は、平成28年から改修事業が着工されており、今回初めての再評価を行うものであった。このため、氾濫状況は事業着工時=事業承認時に算出した解析結果を用い、最新の国勢調査メッシュ統計や延床面積などに更新し想定される被害額を算出した。また、事業費も既着及び今後発生する改修事業内容を精査し、反映した。また、感度分析とし、施工期間や被害額、事業費が変動した場合における、費用対効果:B/Cも検討、算出した。事業評価監視委員会対応として、公共事業再評価調書(位置図、概略平面図、標準横断図、写真)及びパワーポイントにより事業再評価説明資料を作成した。