期 間
2023/08/31~2024/03/22
本業務は、(主)清水富士宮線の富士宮市上条地内に架かる「東川橋」、(主)清水富士宮線の富士宮市人穴地内に架かる「西富士橋」において、長寿命化を図る目的で橋梁の補修設計を行うものである。西富士橋の補修設計にあたっては、過年度の定期点検資料を参考に「静岡県橋梁点検マニュアル(令和2年度改訂)」に準じ詳細点検を行い、その結果に基づき補修が必要とされた項目1.断面修復、2.表面含浸、3.河床整正等について構造特性、施工性、経済性、維持管理性等の観点から比較案を整理し最適工法による詳細設計を実施した。
東川橋は桁下が35センチと低く補修作業が不可能なため架け替えを提案した。
期 間
2023/09/20~2024/03/22
本業務は、三島市中島地先の中島樋管2号、中島樋管3号において、操作者の安全確保と被害の軽減に努めるため、既存樋管に設置されている逆流防止施設を無動力化することを目的として詳細設計を実施した。無動力化の実施方針としては、令和4年3月に国の直轄管理区間を対象とした「樋門・樋管のゲート形式検討の手引き(案)」がとりまとめられているため、この手引きに準ずるものとした。条件を確認したところ、両樋管とも対応可能な規模であること、扉体設置箇所の土砂堆積が顕著でないこと、緊急対策可能であることから、無動力式ゲートの採用が可能であった。無動力式ゲートは、フラップゲート(通常型)、バランスウエイト式、強制開閉機構付の3案について比較検討し、既設河川や土木構造物への影響が少なく経済性に優れたフラップゲート(通常型)を採用した。仮締め切りは、大型土のうによる締め切りを両樋管とも採用し、仮排水は2号がφ400の高密度ポリエチレン管による自然流下としたが、3号は締め切り対象水位と平水位の水位差が少ないことから、ポンプ排水を採用した。
期 間
2023/07/06~2024/03/19
熱海市伊豆山地区土石流災害で被災した跡地に、逢初川の谷出口上流に国交省の直轄事業で伊豆山砂防堰堤を施工した。この直轄堰堤の下流側に渓流保全工及び管理用道路を計画している。この管理用道路への進入路として市道堀坂3号線の道路拡幅設計を行い、管理用道路の延伸を計画する目的で道路詳細設計を行った。対象の市道は、直轄堰堤施工時の工事用道路として使用されており、工事用道路で施工した大型土のう盛土や敷鉄板などの撤去を行いつつ道路施工する計画である。工事用道路も谷側に拡幅されていたため、本道路計画でも谷側拡幅を主体として計画する。既設市道の縦断勾配が12%近く急勾配であるため、コンクリート舗装を採用する道路計画となった。谷側拡幅に伴い擁壁・補強土予備設計を実施し、ジオグリッドを用いた補強土壁を選定した。選定理由として、経済性だけでなく工事用道路の大型ブロック撤去後の基礎地盤を床付け面とするため、大型機械を投入できない作業現場に対応可能な工法として採用した。市道敷を利用していることから既設の埋設管においても復旧する計画であるため、擁壁上方に収納空間を作り、地下埋設物も収納可能な計画としている。
期 間
2023/08/25~2024/03/15
本業務は、「 附属物(標識、照明施設等)点検要領:平成31年3月 国土交通省道路局国道・技術課」に基づき、静岡県が管理する附属物について点検を行い、変状の早期発見、対策の要否を判定することにより、安全かつ円滑な道路交通の確保を図ることを目的とする。沼津市内の道路照明施設75基について高所作業車を用いた詳細点検を行い、施設の健全性を健全43基、予防保全段階31基、早期措置段階1基と判定した。早期措置段階の1基については、第三者被害を防止するため早期の対策が必要になることを報告し、対策案を提案した。点検結果は点検要領に則った記録表に取りまとめ、併せて照明施設台帳の修正を行った。
期 間
2022/08/31~2024/02/29
熱海市伊豆山地区土石流災害で被災した跡地に、逢初川の谷出口上流に国交省の直轄事業で伊豆山砂防堰堤を施工した。更に上流の県砂防堰堤が被災(補修済)し、今後のメンテナンス事業で堰堤全体の補修補強工事を行う予定である。本業務は、メンテナンス事業のための管理用道路設計である。既設の管理用道路(熱海市道赤井谷線)は、直轄堰堤の施工により管理用道路が分断されて使用不可能となり、新規管理用道路の計画が必要となった。直轄堰堤の右岸側(西側斜面)にルート決定し、直轄堰堤の上流堆砂地を回避して旧管理用道路(市道)跡地に接道する計画とした。西側斜面を切土及び堰堤背面の堆砂地への盛土が必要となる。切土斜面を抑制する平面ルートであるが、切土高17m~10m程度の切土斜面となることから、法枠吹付工+鉄筋挿入工またはグランドアンカー工の斜面対策が必要となった。直轄砂防堰堤側の盛土に対しては、後背地の堆砂容積をコントロールとして擁壁検討を行い、堆砂量への影響が最も少なくかつ人力施工可能なテラセル工法を作用した。斜面切土して工事用道路兼用の施工のため、大型重機が現地に持込めないことから人力施工可能な工法選定となった。
期 間
2023/07/04~2024/02/29
本業務は、(一)御殿場箱根線の御殿場市東田中地内に架かる「桔梗橋」、(主)御殿場大井線の御殿場市二枚橋地内に架かる「二枚橋、二枚橋側道橋上下」において、長寿命化を図る目的で橋梁の補修設計を行うものである。補修設計にあたっては、過年度の定期点検資料を参考に「静岡県橋梁点検マニュアル(令和2年度改訂)」に準じ詳細点検を行い、その結果に基づき補修が必要とされた項目1.橋面舗装打替え、橋面防水の設置、2.ひびわれ補修、3.断面修復、4.表面含浸、5.現場塗装、6.当て板補修、7.伸縮装置部非排水化等について構造特性、施工性、経済性、維持管理性等の観点から比較案を整理し最適工法のよる詳細設計を実施した。
期 間
2023/08/10~2024/01/31
本業務は、賀茂郡南伊豆町下小野地先の土石流危険渓流「下小野中沢」において、新たに整備する砂防堰堤の詳細設計の修正設計を行なった。当初の設計では本堤が透過型で落差がないものとして、前庭保護工を計画しなかった。しかし、本堤の基礎底面は岩着するが、岩の上層の根入れ部は洗堀されやすい土砂であるため、本堤の安定性を維持するため、本業務では前庭保護工を計画した。前庭保護工の工法として「垂直壁+水叩き工法」を採用した。前庭保護工の下流には計画基準点まで渓流保全工を、計画基準点流から既設水路までは取付護岸工を計画した。主たる計画施設は以下の通りである。本堤(型式:透過型コンクリート、堤高:6.5m、堤頂長:29m) 、水叩き工(延長14m、水叩き厚1.0m)、側壁護岸(型式:もたれ式擁壁、高さ:4m~2.3m)、垂直壁工(型式:コンクリート重力式、堤高:3.8m、堤頂長:10.1m)、渓流保全工(型式:コンクリート三面張り水路)、帯工(型式:コンクリート重力式、堤高:3.0m、堤頂長:6.5m)、取付護岸工(型式:コンクリート三面張り水路)、法面工(アンカー工+ネット工)。管理用道路(延長180m)
期 間
2023/08/17~2024/01/23
本業務は、(主)三島富士線と赤淵川が交差する箇所にある赤渕川橋で、架橋後44年が経過する。橋梁定期点検でIII判定を受けたため、現況状況を把握するために橋梁点検を実施し、損傷の状況把握を行った上で、床版の漏水・遊離石灰、剥離・鉄筋露出、が顕著なため、漏水防止を目的とした防水層の設置、ひびわれ補修、断面修復、鋼桁端部及び支承部の腐食があるため、鉛養生が必要な再塗装計画、橋台のひびわれ補修、伸縮装置の漏水防止を目的とした伸縮装置の取替、高欄の腐食による断面欠損に対しては、高欄の取替、地覆の損傷補修を計画した。施工計画は、再塗装のための吊足場の施工計画を立案し、河川協議資料の作成を行った。
期 間
2023/06/06~2023/12/18
本業務は、沼津駅付近鉄道高架事業について、新貨物ターミナルの供用に伴う地域への影響評価の基礎資料とするため踏切の現況調査を行ったものである。実施内容は、作業計画、現地踏査、踏切交通量4箇所、踏切状況調査2箇所、踏切遮断時の列車位置調査2箇所、資料整理、打合せ協議である。踏切遮断時の列車位置においては、調査員が列車に乗車し、GPSロガーで記録した位置、時刻情報を基に、踏切状況調査の遮断時刻における列車位置をGIS上で解析、判定した。
期 間
2022/08/13~2023/09/29
本業務は、獅子浜南洞急傾斜地対策事業に伴い取得等が必要となる土地の用地測量及び補償の対象となる物件等の用地調査を実施するものである。現地踏査及び登記資料を精査し、立会い時に問題となる可能性のある土地について、法務局との事前相談により対応策を整理した。境界確認の対象地権者が多数であったため、立会い日を複数設定したほか、都合の付かなかった地権者には個別立会いにて対応し、対象地権者全員から確認書を得ることができた。補助基準点の設置、用地幅杭設置測量、境界点間測量等を行い、面積計算、用地実測図、確定図等の図面を作成した。補償の対象となる物件等について、木造建物調査、附帯工作物調査、立竹木調査等を行い補償額を算定した。