株式会社中部綜合コンサルタントの受注業務・工事一覧

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期 間 2022/10/21~2023/02/15
本業務は、御前崎市新野地内の宮田No.2急傾斜地において令和4年7月8日から9日の集中豪雨により崩壊が発生したため、災害復旧を目的とした測量・詳細設計を実施した。崩壊により崩壊土砂の一部が宅地内に侵入したが、人命や保全対象に被害は確認されなかった。崩壊規模は幅約15m×長さ約17m(がけ高約13m)の範囲で厚さ1~3mの崩壊が発生し、急傾斜地崩壊防止施設として設置された待受け式擁壁(重力式擁壁)上の落石防護柵が被災した。被災原因は、V字状の地質構造を示す崩壊地内に大量の雨水が浸入し、表土・強風化砂岩泥岩からなる土砂部が飽和したことで崩壊が発生したと考えられる。対策工について、崩壊地内の不安定な土砂は崩落し現状斜面は安定勾配が確保できていると判断されること、崩壊地上方の残斜面内に波及した変状が認められないことから、被災した落石防護柵および崩壊斜面の法面保護による復旧を計画した。落石防護柵の復旧工法について、建込式(従来工法)とベースプレート式で比較検討し建込式を採用した。法面保護工について、土壌pH値および土壌硬度を調査し、のり面条件を基にした植生工選定フローより植生マット工を採用した。
期 間 2022/07/14~2023/01/18
本業務は、浜松市南区頭陀寺町地先における二級河川芳川の災害復旧を目的とする測量・設計業務委託である。 二級河川芳川は、令和4年7月8日から10日の時間最大雨量24mm、総雨量119mmの異常降雨により右岸木柵護岸、左岸矢板護岸が被災した。 被災メカニズムは、異常気象により増水した河川の流水により河床が低下しており、根入れが減少したことで不安定化し護岸が崩壊した。 復旧工法は左岸の原形に合わせ矢板護岸とし、右岸は木柵護岸の立成木の根入れが無くなり中詰め材の流出が発生しているが、木柵の親杭が健全であることに加え護岸の大きな崩壊が無いため、災害復旧としては提案しないことになった。 矢板の長さは地質調査結果を基に計算を行い、経済性からハット型SP-25H、L=9.0mを選定した。 被災した矢板は傾斜が付いているため、バックホウの先端にバイブロを装着した特殊重機を用いて引き抜きを行う。 矢板の打ち込みは、地質調査結果よりN値が48~75と高い値の砂礫層が確認されているため、硬質地盤圧入機を用いる。また、堤防には桜並木があるため河川内へ仮締切りを兼用した仮設道路を設け、河川内から打設を行う。
期 間 2022/06/21~2022/10/21
本業務は、浜松市西区和地町地先における二級河川花川の自然災害防止対策を目的とする測量・設計業務委託である。 二級河川花川は、平成16年度の河川災害において、上下流の両ぎょう式I型ブロック張が被災し、環境に配慮したブロック張により復旧している。本業務は右岸上下流復旧箇所の中間に位置する区間である。 業務区間は、災害復旧時は健全であったが、その後、流水による河床低下、洗掘、基礎の沈下、間詰めコンクリートの抜け落ち、吸出しによる基礎部の損傷などが生じている。 本業務では台風や集中豪雨などの自然災害に対し護岸の健全性を保つため、根入れ、流水のめくれに耐えることが出来る護岸となるようブロック張により整備する。 業務箇所の上下流には落差工があり、河床が低下しているため非出水期においても水位が1.0m程度あり、水替えは大型土のうを用いる。大型土のうは堤防から吊り下げ設置し、堤防は天端幅が3.0m程度であるため、大型土のうと盛土によりクレーンが設置可能な幅に拡幅する。また、土工事の重機や土砂を運搬するダンプトラックを河川内へ乗り入れるため、工事用道路を設置する。
期 間 2022/01/22~2022/09/30
本業務は浜松市天竜区上野地内における『谷下急傾斜地』の急傾斜地崩壊対策を目的とする擁壁工詳細設計業務である。谷下急傾斜地における保全対象は人家14戸であり、地区西側から1工区として全5工区について検討している。急な斜面と人家が接近しており、1工区宗建寺裏の斜面では過去の崩壊履歴が確認されているが、静岡県北遠農林事務所により平成7年度に治山工事により復旧されている。急傾斜地崩壊対策工法について、静岡県が発刊している「急傾斜地崩壊対策事業の手引き(令和2年3月)」に記載される待受け式擁壁の工法選定フローを基に一般的な待受け擁壁である重力式擁壁ともたれ式擁壁の2工法について検討している。令和3年度地質調査結果および現地調査結果を基に崩壊の形態・要因を想定し、斜面の高さや規模、施工条件、周囲の環境等を考慮し代表断面において比較検討した結果、対策工法は重力式擁壁を採用した。法面対策について、安定勾配で切土した場合に小規模法面に収まる場合は植生マット工、安定勾配で切土した場合に10mを超える長大法面となる区間においては、斜面崩壊の危険性が高くなることから、法面保護工として現場吹付法枠工を計画する。
期 間 2021/09/18~2022/07/29
本業務は浜松市天竜区船明地内における『船明上塚急傾斜地』の急傾斜地崩壊対策事業に伴う測量・予備設計業務である。船明上塚急傾斜地は南側斜面を1工区、北側斜面を2工区A~Cの3つの区間に分けて検討している。保全対象は人家16棟で、工区の間には土石流による土砂災害(特別)警戒区域に指定される船明南沢の水路が流れている。本業務では、擁壁位置の選定、路線測量、擁壁タイプの選定、概略設計計算、擁壁比較検討、概略設計図作成、概算工事費算出等の予備設計を行った。急傾斜地崩壊対策工法の検討は静岡県発刊「急傾斜地崩壊対策事業の手引き(令和2年3月)」の待受け式擁壁の工法選定フローを基に重力式擁壁ともたれ式擁壁を用いて検討した。南側斜面のB・C区間については、斜面と人家が近接していること、亀裂の発達した岩盤露頭や転石が多く安易に切土すると崩壊を促す恐れがあることから従来工法は困難であると考え、崩壊土砂対策として地形を改変することなく施工可能な崩壊土砂防護柵を提案した。切土勾配は安定勾配1:1.2で切土した場合、高さ20mを超える長大斜面となるため、切土勾配は1:1.0とし、現場吹付法枠工により安定化を図る。
期 間 2020/07/04~2022/03/25
本業務は、一級河川安間川の河川改修に合わせ実施予定の東竜光橋(市道長鶴鶴見線)の架け替えに伴う橋梁取合い区間の道路予備設計及び橋梁予備設計並びに仮設予備検討を行うことを目的とする。
期 間 2021/07/03~2022/03/18
本業務は、貸与資料を基に現地踏査を行い、渓流保全工設置地点の地形地質(露頭)湧水、周辺構造物、土地利用状況等を把握し、工事用道路、施工ヤード等の検討、対策施設の設計を行うものである。
期 間 2021/10/30~2022/03/15
本業務は、静岡県が管理する橋梁の損傷及び変状を早期に把握することにより、安全かつ円滑な交通を確保するとともに、沿道や第三者への被害の防止を図るため、「静岡県橋梁点検マニュアル 令和2年度版 令和2年4月 静岡県交通基盤部道路局道路整備課」に基づく橋梁点検を実施し、効率的な維持管理に必要な基礎資料を得ることを目的とする。点検対象橋梁は、18橋で全て定期点検(A)が3橋で定期点検(B)が15橋である。現地踏査の結果、対象橋梁の内3橋は桁下が高く梯子での点検が困難であるため、橋梁点検車(BT-200)での点検とした。また、安全対策として高低差6.75m以上の橋はフルハーネス型安全帯を使用した。交通規制については、鳥渕橋は幅員が狭いため車両通行止めとし、残り2橋は片側交互通行とした。点検時には、損傷を確認するため、可能な範囲で橋梁の清掃を行った。点検の結果は、緊急を要する損傷は無く、道路維持工事等で補修済の損傷があった。診断の結果は、判定1が3橋となり、残り15橋は判定2とした。
期 間 2021/07/03~2022/01/31
本業務は浜松市天竜区横山町地内における『横山中村』地区の急傾斜地崩壊対策に伴う予備設計である。横山中村地区は指定済みの横山No.2急傾斜地危険区域に近接する斜面で保全対象は20棟である。対象地は古くからの集落地で少ない平坦地を石積等を用いて宅地を造っているため家屋同士が密集し、さらに斜面と近接していることから狭小地施工が課題であった。急傾斜地の工法検討には大きく待ち受け型の擁壁工と斜面全体を安定とする法面工に分けられる。業務地は斜面の上下に家屋が立地していることから掘削を伴う擁壁工の計画が難しいと判断し法面工の中から工法選定を行った。法面工の中からアンカー工とロックボルト工、法枠工の組み合わせで検討した。さらに狭小地でアンカーの標準的な施工スペースを確保できないため、狭小地でも施工が可能な軽量ボーリングマシンを使用する計画とした。また家屋が密集しているため資材の運搬路を確保するため家屋の解体等が必要となった。本事業では家屋の解体や受益者負担金が発生することから事前に住民への説明が必要で、地元協議用説明資料作成を行い、住民が理解しやすいように対策工の入ったイメージ図を資料として作成した。
期 間 2021/05/22~2021/12/15
本業務は浜松市天竜区上野地内における『谷下急傾斜地』の急傾斜地崩壊対策事業に伴う測量・予備設計業務である。谷下急傾斜地は地区西側から1工区とし、全3工区について検討している。保全対象は人家4棟であるが、隣接している両島山本B急傾斜地と一連の急傾斜地として区域指定するため、詳細設計においては両島山本B地区を含め全15棟が対象となる。本業務では、急傾斜地における崩壊対策として擁壁工の設置位置を選定し、路線測量を行い、測量結果を基に擁壁タイプの選定、概略設計計算、擁壁比較検討、概略設計図作成、概算工事費算出等の予備設計を行った。対策工法の検討は静岡県が発刊している「急傾斜地崩壊対策事業の手引き(令和2年3月)」に記載される待受け式擁壁の工法選定フローチャートを基に一般的な待受け擁壁である重力式擁壁ともたれ式擁壁を用いて検討した。切土計画について、安定勾配1:1.2で切土した場合、斜面高が10mを超える為小段を設置する必要があり、影響範囲が広くなる。また、緩い崩積土層を除去しきれず、擁壁施工時に崩壊の発生する恐れがあることから切土勾配は1:1.0とし、法面保護工として現場吹付法枠工を計画する。