期 間
2024/03/15~2025/03/31
本業務の目的は、一般国道490号(絵堂萩道路)道路改良工事に伴い、周辺地域の既存井戸およびため池(洞窟)、河川への工事中の影響を把握することである。調査概要は、水位・水量及び水質等を調査・解析し、工事影響の判断材料にするため基礎資料の収集を行ったものである。調査内容は、自記水位計・触針式水位計観測、簡易水質調査、井戸水量調査、飲用水検査(15項目)、イオン分析等である。今年度は、「本格調査」のうち「詳細調査・検証調査」とした施工中の水文調査と位置付け、施工前のデータとの比較により、水文環境への影響の有無を把握した。その結果、本業務期間においては、水文環境に影響はないものと判断した。
期 間
2024/06/14~2025/03/28
本業務は、主要県道岩国大竹線に市道小瀬17号線が接続する交差点について、道路及び交差点予備設計を行ったものである。当該交差点は過年度に用地制約の条件から右折車線なしの計画となっていたが、本業務では将来形として右折車線を設置する交差点計画を行った。過年度設計では、施工済みの起点から当該交差点までの線形は、用地制約の条件から小曲線の道路構造令を満足しない計画であった。本計画では、当該交差点から道路改良区間終点側の線形を変更することが無いように、道路構造令に満足する線形の検討を行い、道路・交差点計画を立案した。また、関係機関協議は、完成形の交差点に関する交差点協議を行い、その結果を設計に反映した。
期 間
2023/09/13~2025/03/28
本業務は、主要県道岩国大竹線における岩国市と和木町の市町境付近に残る未改良区間の道路改良計画を行ったものである。過年度に予備設計が実施済みであったが、一級河川小瀬川の護岸改修計画の見直しに伴い、道路中心線形を含めた道路計画の見直しを行った。縦断検討は、小瀬川の計画高水位、起終点及び橋梁部の計画高をコントロールポイントとして、検討を行った。平面交差点予備設計では、方向別交通量が不明であるため、交通量を把握することを目的に12時間交通量を提案、調査を行った。その結果をもとに、右折車線長の検討等の平面交差点予備設計を行った。関係機関協議は、国交省協議及び交差点協議を実施し、その結果を設計に反映した。
期 間
2022/10/07~2024/03/29
本業務は、木屋川広域河川改修工事に伴い真菰川と定田川との合流部に建設する樋門の予備設計業務と詳細設計業務である。内空断面は、定田川が受け持つ流量から、4.3m×2.1mとした。軟弱地盤上の樋門構造であることから、函体の残留沈下量および相対変位量を算出し、剛構造の許容値内となるため、剛構造形式を採用した。また、樋門計画箇所について、地盤条件、樋門、堤防盛土を考慮したFEM解析を実施した。この結果から、地震時の堤防変形を考慮した耐震性能照査を実施し、レベル2地震動に対する耐震性能を確保した函体の詳細設計を行った。ゲート形式は人力による操作が不要な無動力式ゲートを採用した。
期 間
2023/07/05~2025/03/31
本業務では、宗頭1川および宗頭2川の2つの渓流において、砂防堰堤詳細設計、道路詳細設計および法面工詳細設計を実施した。砂防堰堤詳細設計では、地質調査結果を踏まえ、越流部の透過部構造と非越流部の堤体構造についての詳細設計を行った。構造形式については、比較検討を行い、透過部については「HBBO+型」、非越流部については「コンクリート重力式」を選定した。道路詳細設計では、新たに設置する管理用道路の詳細設計を行った。また、本計画地は、斜面が急峻であり、堰堤や管理用道路を構築するにあたって、切土規模が大きくなってしまうため、アンカー工や鉄筋挿入工を用いて切土のり面の縮小化を図る対策を検討した。
期 間
2024/11/01~2025/03/31
本業務は、豊浦清末線(阿内地内)NO.138+10付近の地西川取水堰について、安全に取水できるように取水方法の検討、ボックスカルバートの流量計算の整理及び用排水設計を行ったものである。
期 間
2024/10/09~2025/03/31
本業務は、県道六日市錦線の道路改良工事に伴い、法面施工箇所の地質状況を把握するために、地質調査を行ったものである。地質状況を把握するため、現地踏査、調査ボーリング3箇所(計39m)、標準貫入試験(計38回)を実施した。現地踏査結果および調査ボーリング結果をもとに、地質断面想定図を作成した。調査地には、基盤岩である花崗岩を覆うように、洪積礫質土層が分布している。報告書には、各層の地盤定数や切土法面勾配、設計施工上の留意点をまとめた。施工上の留意点としては、花崗岩と洪積礫質土層の境界付近に地下水が存在しており、施工時には表層崩壊の恐れがあることが挙げられる。
期 間
2024/10/01~2025/03/14
本業務は、萩農林水産事務所が管理する江崎大漁橋の定期点検を実施したものである。定期点検実施に先立ち、現地踏査を行い、点検方法や点検機材(橋梁点検車、ロープアクセス、UAV等)を検討し、点検実施計画書を作成した。その後、関係する漁協、警察署、消防署、海上保安庁と協議を行い、必要な資料を作成した。実施計画に従い、点検を実施し、橋梁の健全性の診断を行った。診断結果を発注者と協議し、国や山口県の要領に基づき、点検調書等の点検成果を作成した。さらに、点検支援技術性能カタログに掲載されている新技術(UAV)を用いて損傷図作成を行った。これらをとりまとめ、報告書を作成した。
期 間
2024/07/19~2024/12/27
本業務は、美祢市西厚保町原川ほかにおいて、令和6年7月豪雨により発生した河川護岸災害(16箇所)、道路災害(1箇所)について、災害復旧工事に伴う測量及び設計を行ったものである。現地協議では、発注者立会のもとで被災原因と復旧延長の確認を行った。測量作業においては、河川内で危険を伴うためKYKを徹底し、安全管理に努めた。被災写真は、被災範囲の全景、起終点及び被災状況等が査定資料として明確に判断できるように撮影・整理を行った。災害査定設計においては、被災原因及び河川特性を十分理解したうえで復旧工法を決定し、災害査定により採択を受け、これらを成果品としてとりまとめた。
期 間
2024/10/09~2025/02/28
本業務は、過年度に実施されている交差点において、信号機移設検討を行ったものである。信号機移設検討にあたって、地下埋設物の位置や地下埋設物の移設計画に留意した。施工ステップ毎に施工箇所及び交通切り回し計画し、各施工ステップ毎の信号機の配置位置を検討、信号機移設が最小限となるように検討を行った。信号移設検討の結果を関係機関協議資料として取りまとめ、関係機関と調整を行うための資料とした。一部用地買収が未買収の箇所があるため、用地に掛けないように交差点の条件を確認、滞留長が縮小可能であったため最小限となる長さに変更した。施工ステップ毎の工事発注に必要な図面・数量計算書の作成及び業務内容を取りまとめた。