期 間
2024/08/29~2025/03/31
県管理道路で、特定のゴム製伸縮装置の損傷に起因する第三者被害の物損事故や緊急通行止めが発生した。本業務は、同様な損傷の再発防止のために、事故が発生した製品と類似する構造の4橋に対し伸縮装置8基の点検を実施した。点検結果に基づき、ひび割れ、破損等に生じた箇所について損傷図を作成と健全性について評価をした。その中でも更新が必要と判断した2橋の取替え設計を行った。伸縮装置取替え設計は、既設上部工の移動量と遊間量に適合する製品を抽出し、ライフサイクルコストを考慮した経済性の評価や耐久性を重視した比較検討により、鋼製伸縮装置を最適な形式として選定した。また、工事発注可能な設計図書の作成を行った。
期 間
2024/04/01~2025/03/31
本業務は、工事監督支援業務を通じて監督職員を支援し、絵道萩道路に関連する工事およびその関連業務の品質確保を図ることを目的とする業務である。令和6年度工事として、道路土工、橋梁下部工、ボックスカルバート、補強土壁工、法面工などの工事が発注された。これに伴い、現地状況の確認、発注資料(工事発注図面、数量計算書)の作成、施工状況の確認・設計図書との照合・立会い、地元および関係機関との協議・調整に必要な資料作成に関する作業を行った。また、月に1度打合せ協議を実施し、業務および工事における問題点の抽出とその対応策、今後の作業予定、就業状況の確認を行った。業務実施報告書、打ち合わせ記録簿、業務計画書、引継事項記載書などを取りまとめ、成果物として収めた。創意工夫として、新技術であるCIMPHONYプラスを使用し、2次元地図上に写真や2次元データを可視化して現場空間を再現し、写真の時系列管理による共有、オルソ画像を用いて設計図書に対する現地の進捗状況確認を行った。現場空間の共有により、問題点の早期発見、解決に向けた早期検討、打合せ時間の短縮などを図った。
期 間
2024/06/25~2025/03/28
本業務は過年度に設計された高潮対策区間の護岸について、施工計画の検討を行い、護岸構造の見直しを行ったものである。当初設計では既設護岸前面に被覆工を設け、波返工を設置する構造であり、河川内での施工が必要となった。施工計画の立案にあたっては、背後地が住宅密集地であることから対岸からの施工を想定し、仮橋・作業構台の検討を行った。検討の結果、非出水期期間内での施工が出来ないことや本体工事に比べて仮設工事費が高くなることなどが分かった。このため、非出水期に背面からの施工が出来るように護岸構造を変更した。変更設計は、既設護岸天端部に波返工が設置できる管理通路高を調整し安定性を確保した。
期 間
2024/04/12~2025/03/28
本業務は、山口県下関土木建築事務所豊田分室が管理する道路台帳の修正、図面の電子化及び印刷を行った。作業内容は、打合せ協議4回、台帳修正D修正2.4km、E修正7.2km、道路台帳ラスタ・ベクタ変換(1)を18枚、道路台帳印刷21枚を実施した。作業計画にあたり、現地踏査を行い修正箇所を把握し立案した。協議にて修正箇所を決定した後、道路台帳修正及び図面電子化を行った。修正した道路台帳は印刷を行い、山口県下関土木建築事務所豊田分室が管理する道路台帳を更新した。結果として、台帳管理システムの更新及び道路維持管理に必要となる資料を作成することが出来た。
期 間
2024/04/26~2025/03/31
本業務は、下関土木建築事務所管内一円において、河川・海岸・砂防巡視点検を行ったものである。作業内容として、計画準備1式、打合せ協議5回、河川巡視点検、海岸巡視点検、砂防巡視点検及び河川堤防の評価を行った。河川巡視点検は、上半期・下半期の2回巡視を行った。海岸巡視点検・砂防巡視点検は、年1回の巡視点検をそれぞれ行った。巡視中は、事故や住民とのトラブルも生じることもなく、円滑に巡視することが出来た。緊急を要する箇所については、その都度報告を行った。結果として、河川・海岸・砂防の繁茂状況、侵食、浸透、漏水、老朽化等の定期的に行うことで、維持管理に必要な基礎資料を得る事が出来た。
期 間
2024/03/15~2025/03/31
本業務の目的は、一般国道490号(絵堂萩道路)道路改良工事に伴い、周辺地域の既存井戸およびため池(洞窟)、河川への工事中の影響を把握することである。調査概要は、水位・水量及び水質等を調査・解析し、工事影響の判断材料にするため基礎資料の収集を行ったものである。調査内容は、自記水位計・触針式水位計観測、簡易水質調査、井戸水量調査、飲用水検査(15項目)、イオン分析等である。今年度は、「本格調査」のうち「詳細調査・検証調査」とした施工中の水文調査と位置付け、施工前のデータとの比較により、水文環境への影響の有無を把握した。その結果、本業務期間においては、水文環境に影響はないものと判断した。
期 間
2024/06/14~2025/03/28
本業務は、主要県道岩国大竹線に市道小瀬17号線が接続する交差点について、道路及び交差点予備設計を行ったものである。当該交差点は過年度に用地制約の条件から右折車線なしの計画となっていたが、本業務では将来形として右折車線を設置する交差点計画を行った。過年度設計では、施工済みの起点から当該交差点までの線形は、用地制約の条件から小曲線の道路構造令を満足しない計画であった。本計画では、当該交差点から道路改良区間終点側の線形を変更することが無いように、道路構造令に満足する線形の検討を行い、道路・交差点計画を立案した。また、関係機関協議は、完成形の交差点に関する交差点協議を行い、その結果を設計に反映した。
期 間
2023/09/13~2025/03/28
本業務は、主要県道岩国大竹線における岩国市と和木町の市町境付近に残る未改良区間の道路改良計画を行ったものである。過年度に予備設計が実施済みであったが、一級河川小瀬川の護岸改修計画の見直しに伴い、道路中心線形を含めた道路計画の見直しを行った。縦断検討は、小瀬川の計画高水位、起終点及び橋梁部の計画高をコントロールポイントとして、検討を行った。平面交差点予備設計では、方向別交通量が不明であるため、交通量を把握することを目的に12時間交通量を提案、調査を行った。その結果をもとに、右折車線長の検討等の平面交差点予備設計を行った。関係機関協議は、国交省協議及び交差点協議を実施し、その結果を設計に反映した。
期 間
2022/10/07~2024/03/29
本業務は、木屋川広域河川改修工事に伴い真菰川と定田川との合流部に建設する樋門の予備設計業務と詳細設計業務である。内空断面は、定田川が受け持つ流量から、4.3m×2.1mとした。軟弱地盤上の樋門構造であることから、函体の残留沈下量および相対変位量を算出し、剛構造の許容値内となるため、剛構造形式を採用した。また、樋門計画箇所について、地盤条件、樋門、堤防盛土を考慮したFEM解析を実施した。この結果から、地震時の堤防変形を考慮した耐震性能照査を実施し、レベル2地震動に対する耐震性能を確保した函体の詳細設計を行った。ゲート形式は人力による操作が不要な無動力式ゲートを採用した。
期 間
2023/07/05~2025/03/31
本業務では、宗頭1川および宗頭2川の2つの渓流において、砂防堰堤詳細設計、道路詳細設計および法面工詳細設計を実施した。砂防堰堤詳細設計では、地質調査結果を踏まえ、越流部の透過部構造と非越流部の堤体構造についての詳細設計を行った。構造形式については、比較検討を行い、透過部については「HBBO+型」、非越流部については「コンクリート重力式」を選定した。道路詳細設計では、新たに設置する管理用道路の詳細設計を行った。また、本計画地は、斜面が急峻であり、堰堤や管理用道路を構築するにあたって、切土規模が大きくなってしまうため、アンカー工や鉄筋挿入工を用いて切土のり面の縮小化を図る対策を検討した。