期 間
2020/08/08~2021/03/15
本業務は一級河川大井川の河川改良工事に伴い設置される樋門の測量及び詳細設計を実施したものである。検討の結果、計画規模は1/10、計画流量は6.7m3/s、断面形状は幅1.9m、高さ1.8mとした。 地質調査結果より基礎地盤は液状化しないことがわかった。残留沈下量は16.7mmとなり、50mm以下であることから剛支持基礎(直接基礎)とした。本体構造形式は検討の結果現場打ちコンクリート、スパン割は1スパンと2スパンで検討した結果、許容応力度を満足する2スパンとした。ゲート形式は人為操作を必要としない一般的なフラップゲート構造を採用した。堤内側水路は施工性・経済性に優れるかごマット積護岸を採用した。
期 間
2020/03/14~2020/09/30
本業務は、天竜川左岸河口部に隣接する竜洋海岸において、洗堀対策として計画されている25トン消波ブロックによる突堤を施工するための施工計画の検討である。当海岸は、遠浅で海上から作業船が接近できないことにより陸上からの施工を検討することになり、必要となる仮設道路、及び消波ブロックを設置するための作業ヤードを築造する計画とした。現場の状況は、海岸背後に農林省による護岸が整備されており、その前面海浜部には消波ブロックが設置されていた。護岸水たたき部はTP+6.2m、幅員3.0m、消波ブロック天端はTP+2.4m、天端幅約5mであった。外洋に直接面する海岸であることから、耐波浪性の構造とする必要があり、構造比較の結果、耐波浪性の高いフィルターブロックーS型8tサイズを被覆材として用い、内側に入る既設消波ブロック部分の空間を埋めるのに適したフィルターブロックエコグリーン型4tサイズとし、コスト縮減のため陸側を養浜砂とする構造を海浜部に設置する計画とした。また、消波ブロック据え付けのための作業ヤードは、クレーン重量に耐えるため、全断面をフィルターユニットーS型8tサイズで築造することとした。
期 間
2019/12/28~2020/07/31
本業務は、一般県道原木沼津線バイパスの整備による事業効果について評価検討を行い、事業評価資料を作成した。H22センサスベースの現況交通量配分及び将来交通量配分を行い、その結果を基に費用便益分析を実施した。周辺地域の課題やバイパス開通後の交通状況の変化を把握するために、道路交通センサス等の既存資料を整理するとともに、交通量調査を実施した。バイパス整備による効果については、渋滞解消や所要時間短縮などの交通状況の改善だけでなく、通過交通がバイパスに転換することで旧道の交通量が減少し歩行者の安全性を向上させる効果についても把握した。また、バス事業者へのヒアリング調査を実施し、路線バスや高速バスの利用者数が増加傾向となっていることが把握できたため、それを「日常生活における利便性の向上」という形でストック効果として取りまとめた。上記分析結果を基に、事後評価に係る資料一式を作成した。
期 間
2019/09/25~2020/03/16
本業務は、小坂川水系河川整備基本方針の策定に向けて必要な調査・検討を実施し、結果のとりまとめ等を行うことを目的として実施した。現地調査、資料収集から自然環境ならびに社会環境の調査結果、治水事業の沿革を整理した。河川及び流域の自然環境については、有識者へのヒアリングを行い、現状と今後必要な調査や保護すべき環境について意見を伺った。流域住民の現況河川に対するニーズを把握するため、アンケート調査を実施した。アンケートは、小坂川を流れる7つの地域を対象とし、約74%の回答が得られた。今後の治水計画にあたり必要となる津波対策についても検討し、L1津波に対する対策として水門案と堤防案を比較検討した。