期 間
2024/07/17~2025/03/23
一級河川中丸川における中丸川調節池の上流区間(市道橋から昭和通り横断暗渠下流まで<県管理区間の上流端>)を対象として河道計画を検討し、調節池下流の中丸川と同様に1/5 暫定計画、1/10 将来計画における計画河道を設定することを目的とした。
検討対象区間の下流端は、中丸川調節池内の河道(改修済み)の改修を行うことなく摺り付けることを与条件として河道の縦断計画を実施した。また上流端は昭和通りのBOX敷高に摺り付けることを与条件とした。右岸側には警察署が位置しており拡幅等の改修が困難であった。これらの与条件(制約条件)を踏まえ、上下流の施設状況、現況河道の河道法線を生かした縦横断平面計画を立案した。また、下流側の市道橋については架け替えの計画を検討した。
期 間
2024/07/22~2025/03/12
佐鳴湖では、水質改善を含む水環境の向上のため、地域の代表者、静岡県及び浜松市で構成する「佐鳴湖地域協議会」が組織され、「佐鳴湖浄化対策専門委員会」からの浄化対策に係る提言を受け、「佐鳴湖水環境向上行動計画(第二期)」に基づき、令和6年度末を目標年次に向けて取り組まれている。 本業務は、過年度に実施した水質調査結果及び施策実施状況等を踏まえて専門委員会の資料作成を行うとともに、委員会運営補助を行ったものである。
期 間
2024/07/23~2025/03/14
既往成果において、30m級の大型プレジャーボートを係留できる浮桟橋の予備設計が行われた。本業務では、浮桟橋細部及び基本設計、連絡橋詳細設計、照明設備詳細設計及び橋台部桟橋基本設計を実施した。浮桟橋基本設計では既往成果における安定計算時の浮体諸元ならびに重量が想定であったことから、浮桟橋細部設計にて決定した浮体諸元ならびに重量を反映し、再検討を行った。また、係留杭は陸側、海側ともに杭の材質がSKK400とSKK490の2タイプかつ杭径3タイプの計6タイプについてそれぞれ比較検討を実施し、最も経済的となる鋼管杭を選定した。連絡橋詳細設計は過年度予備設計にて検討された構造諸元を参考に連絡橋の設計計算を実施した。照明設備詳細設計は照度計算を実施し、設定した基準照度ならびに照度範囲を満足することを確認した。ここに、照明の点灯方法は手動、タイマー及び照度センサーの併用式とした。橋台桟橋基本設計において、上部工構造は版・梁構造、フラットスラブ、RC版の3案の比較検討を行い、総合的な観点からフラットスラブを選定した。
期 間
2024/06/06~2025/03/14
本業務は、静岡県第4次地震被害想定を踏まえ、折戸堤防の改良基本設計を行ったものである。性能規定に基づき、変動状態および偶発状態の安定性の照査を実施し、津波時の検討にあたってはL2地震動における二次元応答解析により残留変位量を算出するとともに、適切な形状を決定した。また、鋼管矢板の区間については電気防食の検討を行い、アルミニウム合金陽極の仕様や配置を検討した。
期 間
2024/06/25~2025/03/15
涸沼植生帯再生整備事業は、これらの涸沼の湖岸植生帯の再生を目的として、一級河川若宮川合流点(茨城町下石崎)の宮前地区(整備地区1)において平成19年度に整備を実施しており、施工以降継続的な調査を実施している。また,平成29年度には整備地区2(茨城町中石崎)において整備を実施した。本業務は、既往の調査結果を踏まえ、整備地区1および整備地区2の調査を実施し、整備効果の評価・検討を行うことが目的である。
期 間
2023/12/28~2025/03/17
本業務は、二級河川熱海宮川、二級河川熱海仲川、二級河川鍛冶川、二級河川上多賀大川、二級河川水神川の5河川を対象に、河川整備基本方針(原案)の作成を行った。また、二級河川に関する重要事項を調査・審議するための河川審議会および関係機関協議に必要な各種協議資料を作成するとともに、河川審議会の運営補助を行った。対象とする5河川は平均で1/15程度の急流河川であり、常時射流となる河川であったため、流下能力の算出及び河道計画において等流計算手法をもって評価を行っている。また、既設護岸整備の状況、堤内地の利用状況などから適切な計画高水位の設定を行っている。利水計画においては当該河川では平時の流量観測が行われていないことから、近傍の同様な河川形態をもつ河川の観測記録をもとに正常流量の設定を行っている。環境計画においては既往調査資料を基に、河川区分の検討シート、河川環境情報図のとりまとめを行い、河川環境の特徴、河川環境の現状、貴重種や良質な河川環境の保全を行うための目指すべき方向性をとりまとめた。河川審議会で有識者の意見を聴取するために必要となる資料の作成を行うとともに、運営の補助を行った。
期 間
2024/06/27~2025/03/18
静岡県の管理する福田漁港海岸の漁港海岸突堤について、予防保全型の維持管理を推進するため、突堤の健全度を把握することを目的としたUAVグリーンレーザ測量を行い、最新版の「海岸保全施設維持管理マニュアル」をもとに、長寿命化計画の作成を行う。
期 間
2024/10/26~2025/03/15
本業務は、一級河川巴川における約L=1500mの地盤改良設計を行ったものである。現況解析は、最新の地質調査結果を踏まえて、すべり安定、圧密沈下および周辺地盤への変形を行い、すべり安定(川表・川裏)および周辺地盤(水田)への変形に対して許容値を満足しないため対策工が必要となった。対策工は、固結工法(中層・深層混合処理工法)を提案し、当該箇所は、施工エリアが狭いため小型の施工機による地盤改良工を採用した。また、対策仕様としては、改良率50%の法尻改良案と改良率30%の堤防直下案での比較検討を行い、堤防規模が小さいため、改良率30%の堤防直下改良案を経済性により採用した。
期 間
2024/06/05~2025/02/28
本業務は、一級河川沼川における狩野川西部浄化センターからの処理水の放流先付近の河川状況を把握するため、現況における水質及び生態系の状況を継続的に調査することを目的とした。水生生物調査の結果では、7目10科19種の魚類およびその他水生生物が確認された。流量観測調査の結果では、全地点で流量は概ね4m3/sと小さく、潮汐の影響を受けやすいことが推察された。水質調査の結果では、ほとんどの地点で全項目環境基準を満足する結果となった。調査結果より、生物の確認状況および流量、水質分析結果について概ね過年度と同様の結果が得られており、河川環境および生物の生息環境等に大きな変化がないことを確認した。
期 間
2024/05/29~2025/02/28
本業務は、静岡県が想定する津波への対策として、焼津漁港焼津内港地区の第1船渠内港岸壁西岸壁の背後に現行基準による安全性を満たす陸閘施設の基本設計を行った。中港5号陸閘の構造諸元については、「引戸式ゲート」、「片開式ゲート」、「両開式ゲート」、「浮上式ゲート」の4案について比較し、経済性、操作性、維持管理性、視認性による総合的な比較の結果、「両開式ゲート」を採用した。基礎工の検討では、永続状態・変動状態の安定性の照査および偶発状態の地震応答解析の検討を行い、安全性、耐久性、経済性、維持管理性の検討を踏まえて比較した結果、「重力式」を採用した。