期 間
2024/10/10~2025/03/14
本業務は、「令和2年度[第32-S3118-01号]中山川支川奥沢砂防工事に伴う設計業務委託(砂防堰堤詳細設計)で計画した第1垂直壁工(流木補捉工設置)の下流の洗堀を防ぐため、第2垂直壁工を設計することを目的とする。計画堰堤の地質は、砂礫地盤であるため、下流の洗堀を防止するために前庭保護工を設置する。前庭保護工法の工法は垂直壁+水叩き工法を採用する。また、本堤が不透過型堰堤により、不透過型堰堤単体では流木が捕捉できないため、垂直壁に流木捕捉工を設置し、流木の捕捉を行う。上記のため、第1垂直壁が土石流時に流木にて閉塞し、流木捕捉工上部の水通し断面から越流するものから、第2垂直壁を設けて下流の浸食を防ぐ構造とする。また、管理用道路線形が、本堤右岸側袖部上を通るものとするが、堰堤天端を通る場合は、盛土50cm以上確保するものから、盛土50cm以上確保したものとした。また、国道から施工現場までの私道を工事用道路とするが、この市道を工事用道路にする際、施工機械が搬入できるか、施工機械の走行軌跡を入れ、照査を行った。
期 間
2024/11/26~2025/03/21
本業務は、(国)414号静浦バイパスの道路新築に伴い、伊豆の国市南江間地内(第2期(長岡)工区)における基準点測量:10点、地形測量:0.018km2、路線測量:本線0.14km、オンランプ0.23km、オフランプ0.28kmを実施し、地形状況を把握することを目的とし、今後見込まれる道路改築事業の設計計画の基礎的資料を作成を目的とする。基準点については本業務範囲において伊豆の国市で平成25年前後に地籍調査を実施し、その際に設置された地籍図根点を既知点として4級基準点を実施した。また高さについては令和5年度に狩野川の距離標を既知点として設置された仮BMを既知点として、縦断測量を実施した。
期 間
2023/09/06~2025/03/14
小杉原橋は上流側橋梁(RCT桁橋)と下流側橋梁(RC床版橋)で構成されている。上流側橋梁の上部構造には補強するのが適切でないせん断ひびわれが発生している。本業務の当初の目的は、小杉原橋の上流側橋梁について、下部構造をそのまま利用して上部構造のみ架け替える橋梁詳細設計を行うことであった。しかし、既設橋台の形状が不明であることから橋台調査を行った結果、橋台は密実なコンクリートで構築されていなかったことが判明した。また、調査で判明した橋台形状で安定計算を行った結果、建設当時の技術基準で安定性を有していないことが判明した。よって、既設橋台を利用することはできないと判断し、橋台も含めて架け替えが必要となった。そこで、上流側橋梁だけでなく、下流側橋梁の架け替えも含めて最適な架け替え方針を決定するための全体計画方針を検討した。全体計画方針の検討案は、既設橋の撤去範囲、計画河川断面、新設構造物、河川護岸の観点から5案選定し、比較検討を行った。比較検討の結果、既設橋(上流側橋梁及び下流側橋梁)は全て撤去し、プレキャストボックスカルバートで架け替える案が実現性が高いことが判明した。
期 間
2024/06/05~2025/03/14
本業務は、令和4年度業務において新規に抽出された「土砂災害警戒区域等の候補箇所」の基礎調査を実施していく上で、静岡県下で9,047箇所、下田土木管内で756箇所ある候補箇所の基礎調査を同時には実施できないため、下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町(以下1市5町と表記する)の意見結果も踏まえた、候補箇所毎の基礎調査実施優先順位を付け、下田土木事務所の基礎調査実施方針を決定することを目的とした。作業は下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町で新規抽出された土石流と急傾斜756箇所で実施する基礎調査の優先順位付けを行った。
期 間
2024/06/11~2025/03/14
現在、静岡県では一級河川狩野川を渡河する橋長155.3mの橋梁の歩道部として徳倉橋側道橋の上部工を施工中であり、側道橋の完成にあわせて右岸側取合道路部の改築工事も進めている。右岸側取合い道路部の施工には、道路排水の流末となる狩野川を管理する国土交通省と調整や、徳倉橋側道橋に添架が計画されている上水道等の占用者との協議が必要となることから、本業務では、関係機関との協議が円滑に進むよう徳倉橋側道橋の施工に伴い改築が必要となる取合道路部について、排水計画及び施工計画の検討等を行った。道路排水(流末水路)設計では、過年度業務で国土交通省と計画調整した結果より設計条件を設定し、施工済み可変側溝のインバートCoを増設して排水勾配を逆向きにする排水計画を検討した。当該計画を行うに当り、排水系統の確認、排水ルート変更に伴う追加流域分を考慮した水路断面の流下能力照査を行った。右岸歩道部の施工検討では、徳倉橋側道橋から歩道下に布設される占用管の配管計画に必要な平面縦断計画の素案を作成し、占用者との施工調整会議を実施した。河川協議資料作成では、変更流末水路計画と徳倉橋側道橋の変更に関する資料を作成した。
期 間
2024/09/03~2025/03/05
本橋は、第一次緊急輸送路である(国)414号にかかる三本松橋の端横桁狭隘部の補修設計である。本橋は、1966年に架橋された橋長26.0mの鋼単純合成鈑桁橋である。架橋位置はR=40mの曲線部であり、3本の主桁は直線に配置され、曲線による幅員変化は枝桁が配置されており、端横桁はフルWEB構造となっている。このため、端横桁とパラペットの離隔が200mm程度と非常に狭隘となっており、これまでの点検や補修設計では端横桁背面側(パラペット側)の損傷が見逃されていた。本業務では、端横桁背面側の狭隘部の損傷を把握し、施工可能な補修設計を行い、本橋の長寿命化を図ることを目的とする。
狭隘箇所である端対傾構背面側は、360°カメラによる写真撮影や超音波肉厚測定器を用いて鋼材の腐食状況を把握し、腐食箇所は当て板補修により架橋時の断面性能を確保した。背面側の塗装塗替は、狭隘箇所であり十分なケレンができないことを考慮し、4種ケレンで防錆効果の期待できるパワー防錆NKRN-66を採用した。
期 間
2023/10/04~2025/02/28
本業務は、(一)湯ケ野松崎線の宝橋(賀茂郡松崎町池代地内)から那賀川橋(賀茂郡松崎町大澤地内)の狭隘な谷地形区間L=2.3kmにおける整備計画案策定に加え、那賀川橋から(主)下田松崎線交差部について、バイパス案を含めた整備ルート決定のための概略設計を行った。また、整備計画案策定区間L=2.3kmについては、大沢温泉集落から宝橋の区間で待避所等の局所改良を含めた整備方針を検討、策定した。測量業務の用地測量では公図調査を行い、概略設計区間の関係地権者を確認するための資料作成を行った。
期 間
2024/05/09~2025/02/28
本業務は、二級河川逢初川中流部開渠区間(開渠区間起点~市道岸谷2号線付近)において、市道岸谷本線等の交通規制が最小限となるような施工計画の検討を行った。今後の課題として、当施工計画は護岸工事だけでなく、逢初川両岸に計画している道路工事との同時施工を想定した施工計画としている。しかし、現在熱海市が計画している道路背後地(民地との高低差処理)の構造が決定していないため、当施工計画の数量算出範囲は道路側溝端部までとして、全体施工日数を算定した。今後、道路背後地の構造が決定した場合、施工ステップ及び施工日数の見直しが必要である。また、市道伊豆山神社線付近に計画されている函渠工に対し、河川法第24条及び第26条に関する許可申請書類を作成した。
期 間
2024/07/31~2025/02/28
(国)136 号当該事業区間(静岡県賀茂郡松崎町雲見~松崎)は、独特の海岸地形を有する名勝「伊豆西海岸」及び「富士箱根伊豆国立公園」に指定され、地域の重要な観光資源でもあり、道路事業は名勝地の「景観保全」と「安全で円滑な交通の確保」を両立する道路整備を目指す必要がある。本業務は、過年度業務にて作成した文化庁との名勝の現状変更申請に係る協議用資料作成業務である。業務内容は、今年度に実施した関係機関との協議状況を踏まえ、雲見工区-区間3における工事実施に向けて地形改変申請書類作成と名勝検討委員会への説明用資料作成を行うものである。申請範囲は、区間3の海側擁壁工に限定し書類作成を行った。また、説明資料は、既に完了した石部工区の実績を含めた内容として、「雲見~松崎拡幅」全体概要が分かる資料を作成した。
期 間
2024/03/28~2025/02/28
本業務は、富士宮市小泉地内において一級河川久遠寺川を渡河する(一)富士根停車場線の富士本橋について、旧橋部(RCT桁橋部)の架け替えに伴う橋梁予備設計及び旧橋部の上部工撤去設計を行うものである。橋梁予備設計では、最初に資料収集、現場踏査を行い、周辺環境や施工時に支障となる物件等の確認、設計条件を整理した。設計条件を基に、橋長や斜角等を設定し、橋梁形式1次選定を行った。本橋架橋位置の施工条件を考慮し、狭い施工ヤードで架設可能で、経済性に優れる橋梁形式として、「鋼単純合成H桁橋」、「イージーラーメン橋」を選定した。地質条件より、河床に床付けるために杭基礎とする必要があり、施工が可能な杭基礎工法として「中堀杭工法」、「マイクロパイル杭工法」を選定した。選定した橋梁形式と基礎形式の組み合わせより、橋梁形式2次選定を行った結果、「イージーラーメン橋」で基礎は「中堀杭工法」を採用した。理由は、最も杭本数が少なくでき、経済性や施工性(工期短縮)が優れることが挙げられる。その他、既設の旧橋部上部工を撤去する設計を行った。撤去は、河川内にベントを設置して、上部工を分割してから吊り撤去を行う計画とした。