期 間
2023/08/08~2024/10/31
本業務は、二級河川敷地川流域を対象として、令和4年9月台風15号で堤防決壊による甚大な被害が発生したことを契機に、河川管理者と流域が一体となって取り組む「流域治水」をより強力に推進することを位置づけた「敷地川水災害対策プラン」の作成を目的としたものである。令和4年9月洪水の浸水被害を再現するために内外水一体型の氾濫解析モデルを構築し、構築したモデルを活用して、短期対策・長期対策の浸水被害軽減効果を算出した。これらの検討結果に基づき「敷地川水災害対策プラン(案)」の本文作成と流域治水対策協議会の会議資料の作成並びに運営補助を行った。
期 間
2023/09/11~2024/07/31
青海島と長門市本土を結ぶ青海大橋(L=260m)は、下り線は3径間有ヒンジラーメン橋(ドゥルックバンド橋)であり、過年度より実施している定点水準測量の結果から、中央ヒンジ部における垂れ下がりの進行が懸念されている。本業務では、中央ヒンジに対して鉛直変位を通年で連続計測することで、垂れ下がりの進行有無について確認した。モニタリング方法として、高精度で多点同時計測可能なモアレカメラによる計測を行った。定点計測データ解析として、中央ヒンジ部の変位量と外気温との相関分析を行うとともに、過年度に取得した端支点(A1、P3)の鉛直変位量データと外気温との相関分析を行い、青海大橋下り線のA1、中央ヒンジ、P3における気温変化と支点部の挙動について考察した。
期 間
2023/07/28~2024/07/26
本業務は興津川水系の流域を対象に、近年発生した平成26年10月の豪雨、令和4年9月の豪雨等の浸水被害について、気象・水象・被害状況を整理して、流下能力と氾濫解析による再現計算によって得られる水理諸量から浸水被害要因を分析し、被害の特性を踏まえた効果的な治水対策を行う上で必要な課題や対策検討の方向性を整理した後、最新の研究による気候変動を踏まえた将来予測降雨量を考慮した降雨に対して、長期的な視点に立った河川と流域全体でのハードとソフト対策を組合せた減災対策(流域治水対策)をとりまとめ、長期対策の方向性を踏まえた上で、近年洪水による浸水被害を効果的に軽減する短期対策を抽出し、水災害対策プランとして策定したものである。
期 間
2023/09/20~2024/06/28
静岡県の二級河川である堀留川を対象に、長期的な視点に立った「流域治水」の取組みを踏まえたうえで、近年発生した浸水被害の気象・水象・被害状況の整理と浸水被害の要因分析、今後10年程度で効果を発現する治水対策(短期対策)の設定などを行い、堀留川水災害対策プランとしてとりまとめを行った。具体的には、1)浸水被害が発生した近年洪水を検証対象とした内外水氾濫解析モデルの構築と浸水被害の要因分析、2)短期対策の目標とする洪水選定、流域治水対策における河川と流域の分担量の設定、および対策メニューの設定、3)内外水氾濫解析モデルによる短期対策の段階的な効果の把握、4)流域の特性、近年豪雨の被害分析、気候変動による氾濫リスク、流域治水の必要性と進め方、水災害対策プランの目標と対策メニュー、水災害対策のロードマップや役割分担を示した「堀留川水災害対策プラン」の作成、5)水災害対策プランの策定に向けた関係機関による幹事会と協議会の運営補助である。
期 間
2023/06/27~2024/06/28
本業務では、一雲済川・上野部川において、近年発生した浸水被害のうち、平成26年10月洪水や令和4年9月洪水等の気象状況や被害特性を把握し、効果的な治水対策を行う上で必要な課題や対策検討の方向性を整理した後、長期的な視点に立った河川と流域全体でのハードとソフト対策を組合せた減災対策(流域治水対策)を検討した。長期対策の方向性を踏まえた上で、近年洪水による浸水被害を効果的に軽減する短期対策を抽出し、水災害対策プランを作成した。対策効果については、構築した内外水一体型の氾濫解析モデルで把握・分析した。また、流域治水対策推進協議会における資料作成および運営補助を実施した。
期 間
2022/10/12~2024/03/25
本業務は、御前崎漁港海岸において、胸壁区間と土堤区間に対して津波対策としての計画堤防高の嵩上げ手法を検討し、基本設計を実施したものである。胸壁区間は腹付けによる嵩上げを、土堤区間については、固化系地盤改良案を含む複数案の対策案から、最適案として、土堤嵩上げと波返し工の設置を選定した。また、嵩上げ前後の断面においてFLIPによる動的解析を実施し、沈下量等の確認を行った。なお、両区間ともに粘り強い構造を採用した。嵩上げ後イメージを地域住民の方と共有するため、CIM等による3次元画像の作成も実施した。
期 間
2022/10/19~2024/03/26
本業務は、地域高規格道路松本糸魚川連絡道路の安曇野市新設区間(延長約4km)において、本線橋梁4橋、ランプ橋梁4橋の橋梁予備設計を行ったものである。あわせて、BIM/CIM、環境影響評価、河川流況解析、道路予備設計も実施した。橋梁予備設計の結果、本線橋梁はPC7径間連結ポストテンションバルブT桁橋+鋼7径間連続箱桁+鋼7径間連続鋼箱桁+PC9径間連結ポストテンションバルブT桁橋、起点側ランプ橋梁はPC3径間連結ポストテンションバルブT桁橋、終点側ランプ橋梁はPC6径間連結プレテンションT桁橋を選定した。自主的に行う環境影響評価の一環として、ハクチョウ類、猛禽類の行動調査および、騒音・振動調査と影響評価を行い、橋梁形式選定の上で環境への影響評価を行う基礎資料として活用した。流況解析において新設橋脚を河道内に配置した場合の河川流況に大きな影響が無いことを確認した。道路予備設計では本線ランプノーズ位置の見直しや交差市道の付け替え検討を行った。
期 間
2023/09/15~2024/03/29
青海島と長門市本土を結ぶ青海大橋(上り線)の海上部(A1~P3)は3 径間連続箱桁橋である。P1 橋脚において、過年度に設計済みである支承補強構造工(鋼製ブラケット)の施工を計画しているが、施工済みのP1 橋脚巻立て工(ポリマーセメントモルタル)の鉄筋が支承補強構造工の支障となり、現計画では設置が困難(削孔不可)である。本業務は、橋脚巻立て工の配筋状況等を精査し、P1 橋脚の支承補強構造工の設計を見直す業務である。
期 間
2023/07/19~2024/03/22
本業務は、安間川流域で大規模な出水が発生した令和5年5月2日豪雨(台風第2号)や多くの家屋浸水被害が発生した令和4年9月の2豪雨(R4.9.2豪雨、R4.9.23豪雨(台風第15号))を踏まえ、令和4年5月に策定された「天竜川水系安間川水災害対策プラン」(以降、水災害プラン)の改訂に必要な緊急・短期・中期・長期の河川対策と流域対策の整備メニューとその治水効果と実現性について検討するとともに、治水対策メニュー毎の河道水位や浸水規模等の影響量から、効果的・効率的な整備順序を検討し、水災害プランを改訂したものである。
期 間
2023/03/27~2024/03/29
本業務では躯体内に埋設されている鉛直鋼材、水平鋼材の健全性、上下部連結ケーブルの残存緊張力、ヒンジ部の垂れ下がり量、過年度の工事履歴を把握し、本橋梁の形状寸法測定をもとに、鉛直鋼材、水平鋼材の破断等が発生した場合の、本橋梁にて発生する弱部を把握することで、予防保全的に補強対策を講じることとし、補強対策に係る設計についても、当該業務にて行う。