期 間
2024/12/10~2025/05/30
本業務は、岩崎橋及び新橋(どちらもPCプレテンT桁橋)を対象とし、現況の損傷・劣化状況や原因・進行等の把握を行ったものである。PC鋼線に沿ったひびわれや横締め部の鉄筋露出が生じていることを踏まえ、PCグラウト充填度調査やコア採取による各種室内試験(アルカリシリカ反応に対するSEM(走査型電子顕微鏡)による骨材観察や中性化試験、塩化物含有量試験等)を行った。グラウト充填不足やPC鋼材の破断が確認されたため、耐荷力照査等を行い、今後の供用のための方針を検討する必要がある。
期 間
2024/12/13~2025/05/30
本業務は国道315号に位置する向道第一トンネル(延長197m)、向道第二トンネル(延長355m)の詳細調査及び補修設計を行ったものである。対象トンネルは矢板工法のトンネルで建設後42年経過している。令和4年度に定期点検を実施しており、その結果に詳細調査の結果を加味して補修設計を行った。本業務では、主に覆工巻厚、背面空洞の確認を行った。詳細調査の内容は、トンネル毎に覆工レーダー探査3測線、覆工コンクリートコア採取3箇所、背面空洞観察3箇所である。調査の結果、覆工巻厚はトンネル全線にわたり薄い箇所は少なく、平均厚さは向道第一が66cm、第二が52cmであった。また、空洞は2トンネルとも一部に確認され、30cm前後の厚さで連続したものを確認した。突発性の崩壊の可能性がある、巻厚不足と空洞が同位置に存在する箇所については、裏込め注入工を計画した。注入材は比較検討のうえ、限定注入が可能で、狭小な空間にも充填が可能な発泡ウレタン(40倍)を採用した。その他、漏水対策の線導水工、うき、はく落対策の当て板工、ネット工を計画した。各々のトンネルについて施工計画、概算工事費の算出を行った。
期 間
2024/12/20~2025/05/30
本業務は、鍋ヶ滝公園へのアクセスルート内に計画されている小国町で設計したNo.9~No.12の函渠+橋梁(第2号橋)を橋梁のみとする修正設計を行うものであり、橋梁上・下部工の工事に必要な橋梁型式検討を行うものである。
期 間
2023/06/27~2025/03/18
本業務は、気候変動等を考慮して基本高水流量を見直すとともに、放水路案について分流方法、概算事業費、費用対便益等を検討して妥当性を確認するとともに、これを河川整備計画に位置付け、現河川整備計画を変更した。気候変動等を考慮した時の流量増加に対して現在実施してる河道改修の再改修を回避するため、流域治水対策として複数の施設を立案するとともに、経済性、社会的影響等を総合的に判断して、最適案を抽出するとともに計画高水流量配分を設定した。河川整備計画に位置付ける対策を抽出し、これに対する治水経済調査を実施し費用便益比を算定した。流域委員会の資料作成および委員会補助を実施するとともに、国土交通省への同意申請書を作成した。
期 間
2024/09/18~2025/03/14
本業務は、仮称)狩野川新橋の整備に伴う取合道路部の軟弱地盤対策工を検討することを目的に、一級狩野川右岸側A2橋台背面の盛土部において、道路盛土の施工が現地盤に与える影響を把握し、必要な対策工について検討し、最適工法を選定した。また、A2橋台背面に計画される箱型函渠の安定検討を実施し、必要となった地盤改良基礎の諸元を設定した。また、箱型函渠よりも終点側の盛土区間において、過年度設計の軟弱地盤対策工として選定された深層混合処理工法に対し、地盤改良詳細設計を実施し、地盤改良方法の選定および施工計画を立案した。
期 間
2023/06/27~2025/02/27
本業務は、地域高規格道路 松本糸魚川連絡道路の安曇野市新設区間((主)大町明科線 安曇野道路 延長約4km)において、過年度に検討された設計、測量及び地質調査等の資料に基づき、道路予備設計(B)及び一般構造物予備設計(擁壁・補強土)等を経済的かつ合理的に実施した。
期 間
2024/08/09~2025/03/14
本業務は、口坂本No2地すべり区域において、地すべり解析に必要な地質データを取得することを目的としている。観測箇所は自記水位計15箇所、孔内傾斜計1箇所、地盤傾斜計1箇所、伸縮計14箇所、パイプ歪計2箇所、移動杭3測線で、令和6年9月~令和7年2月の6か月間に月1回の観測を行った。観測結果より、8月末~9月初旬にほとんどの観測孔で今年度の最高水位を記録し、その後9~11月にかけてA-1ブロックとA-3ブロックに設置した計測機器で変動A相当の活発かつ継続的な地すべり変動が続いていることが確認された。一方12月以降の降雨量の減少による地すべり活動の鎮静化も確認されており、降雨と変位の因果関係が明瞭となった。また、長期間にわたる観測継続により観測機器の破損や劣化、不具合が発生していたため、伸縮計の移設やロガーの交換を行った。またケーブルの断線により自動観測によるリアルタイムの変動状況確認ができなくなっているので、無線化による自動観測システムの修繕を提案した。
期 間
2024/07/13~2025/03/14
松崎港海岸は伊豆西海岸に位置し、伊豆半島有数の海水浴場として町の活性化に寄与している。背後地には密集した住宅地に加え、観光ホテルなど地域産業の基幹施設が多数あり、これら施設を大規模地震及び津波から防護する海岸保全施設(堤防及び陸閘)は、耐震・耐津波性能の確保が必要とされている。本業務は、松崎C陸閘について「松崎町津波防災地域づくり推進計画」に示されている暫定整備高さに嵩上げ改良し、耐震・耐津波性能を確保するとともに、レベル2津波に対しても一定の機能を保持するための細部・実施設計を行ったものである。細部設計では、機械設備の構造計算を実施し、各部材の構造諸元を決定するとともに、土木構造物部分に対しては、配筋計算を実施して鉄筋諸元を決定した。また、仮設検討では、施工時の仮設防潮施設として、大型土のうによる仮設工を計画した。さらに、取付部を含む本業務対象範囲の施工計画を立案し、施工順序・施工機械の選定および工事工程表を作成した。実施設計では、工事に必要となる図面および数量計算をとりまとめ、発注に向けての積算業務として電算帳票を作成した。
期 間
2024/07/13~2025/03/14
本業務は、松崎A陸閘について「松崎町津波防災地域づくり推進計画」に示されている計画高さに嵩上げ改良し、耐震・耐津波性能を確保するための細部・実施設計を行ったものである。細部設計では、機械設備の構造計算を実施し、各部材の構造諸元を決定するとともに、土木構造物部分に対しては、既設構造物の鉄筋を考慮した配筋計算を実施し、応力不足が発生する部材に鉄筋を補強する計画を立案した。また、仮設検討では、仮設防潮施設として大型土のうによる仮設工を計画し、施工計画では、施工順序・施工機械の選定及び工事工程表を作成した。実施設計では、工事に必要となる図面及び数量計算をとりまとめ、積算業務として電算帳票を作成した。
期 間
2024/08/30~2025/03/14
本業務は、静岡県が管理する逆川地すべり防止区域において、地すべり防止施設の点検を実施し、施設の健全度を把握することを目的として実施したものである。点検対象は、横ボーリング工及び水路工であり、外観状況や内部状況の点検調査を行った。横ボーリング工は孔口保護工、集水桝、集水管を点検し、施設の変形や破損、土砂堆積や集水管の目詰まり状況を確認した。また、水路工は、集水桝や床固工を除く流路部の点検を行い、水路の変形や破損、土砂堆積状況を確認した。点検結果に基づく施設の健全度評価は、静岡県地すべり防止施設長寿命化計画(案)及び静岡県地すべり施設点検要領(案)に従って実施し、施設の改良・維持修繕が必要な箇所については、対策提案を行った。なお、本業務では施設平面図が古く、点検作業に支障が生じる懸念があったため、オープンデータの三次元地形やオルソ画像を入手し、施設位置図を更新した。