期 間
2023/10/24~2024/03/15
本業務は、松崎港海岸の松崎C陸閘について、L1津波及びL1津波を生じさせる地震動に対しての耐震・耐津波性能を確保するとともに、「松崎町津波防災地域づくり推進計画」における暫定整備高さT.P.+7.50mに嵩上げ改良(嵩上げ高1.5m)し、L2津波に対しても一定の機能を保持するための基本設計を行うことを目的とした。陸閘の構造形式を比較検討した結果、引戸式陸閘を採用し、材質はアルミニウム合金とした。また、陸閘の設置位置について、現況位置がアクセス道路の延長線上になく、隣接するホテル側に入り込んだ位置となっているため、陸閘をアクセス道路の延長線上に設置した場合と既設位置での比較検討を行った。合わせて、扉体を陸側、海側に設置したケースでの比較も行い、陸閘位置を変更し、扉体を海側に設置した構造を採用した。決定した構造に対して、偶発状態(レベル2地震動)における地震応答解析による動的安定性照査を実施した。照査の結果、所定の機能が確保されていることを確認した。
期 間
2023/07/12~2024/03/15
静岡県熱海土木事務所管内のトンネルについて、トンネル受電施設の老朽化による更新とともに、トンネル照明のLED化等の電力需要の変化に応じた改修を行うための詳細設計業務。対象は、伊東市宇佐美、国道135号の新宇佐美トンネル(710.9m)、歩道ありの2車線トンネル。主な基準は、「H19道路照明施設設置基準」、「H29電気通信施設設計要領」、「H30道路・トンネル照明器材仕様書」、「H27LED道路・トンネル照明導入ガイドライン」。設計に先立ち現地踏査を実施し、設計条件決定の基礎資料とした。末端機器負荷容量調査より、負荷設備容量を算定。契約電気種別は低圧に該当することを確認。関係機関協議資料、数量計算書、概算工事費、 高圧から低圧に切り替えを行うための、施工ステップを整理し、工事における申し送り事項を整理した。
期 間
2023/04/18~2024/02/29
稲取漁港の津波対策における既設防潮堤の嵩上げ・新設防潮堤の基本設計。漁港海岸事業設計の手引き(令和2年度版)、漁港・漁場の施設の設計参考図書(2023年版)に準拠。要求性能に照らし、最適な性能規定及び性能照査手法を選定するための資料を収集し整理・提案。利用条件、自然条件などの設計条件を設定。土質資料を整理・解析し、所要の土質条件を設定。一次元の地震応答解析により、レベル1地震動における現地盤および背面埋立地盤の液状化予測、沖積砂質土層が液状化すると判定。設計条件に基づき比較構造形式の抽出・比較構造諸元を設定。性能規定に基づき永続状態および変動状態の安定性の照査を実施、構造諸元を決定。最適な断面となる各構造形式の構造諸元に対して、概算数量及び概算工費の算定、各種要件(安定性、耐久性、経済性、施工性)の検討を踏まえて総合的な比較・検討を行い、既設防潮堤に対してはコンクリートによる嵩上げ及び腹付け、新設防潮堤の区間の構造は重力式単塊型を採用。採用した構造形式を対象に、偶発状態における地震応答解析(有限要素法:FLIP)により繰返し解析を実施。関係機関との協議に用いる説明資料を作成。
期 間
2023/03/02~2023/12/15
沼川新放水路整備事業に伴う新放水路と交差する市道2364号線の道路機能確保のために計画されている新放水路3号橋の橋梁詳細設計およびそれに伴う取付道路詳細設計業務(96.9m)。上部工形式は単純合成床版橋L=36.0m、下部工形式は逆T式橋台、基礎形式は架橋位置周辺に礫が点在していることから、杭種杭径比較を行い場所打ち杭基礎φ1.0mを採用。架橋位置は近隣に家屋が点在していることから取付道路範囲を狭くするために、数ある合成床版橋の中でも最も構造高を抑えることが可能となるリバーブリッジを採用。地質条件として液状化が生じる地盤であるため、液状化が生じる地盤での橋台および橋台基礎の耐力照査を実施。支承条件は単純桁であるためゴム支承(パット型ゴム支承+アンカーバー)を用いた固定、可動支承を採用。長寿命化計画として、静岡県要領に準拠した長寿命化対策および点検計画の立案。下部工は地下水位が高いため土留め掘削、上部工はトラッククレーン架設を採用。その他として沼津市、各種占用業者(東京電力、上水道、TOKAIケーブルネットワーク)との関係機関協議資料の作成、電算帳票業務(上部工、下部工)を実施。
期 間
2022/10/20~2023/06/30
山口県が管理する離島架橋や長大橋等を対象に、データ解析にAI技術を導入し、異常箇所の早期発見、早期対応を図るためのデータ取得、橋の状態把握を実施。対象は周防大橋(鋼連続斜張橋)、須佐大橋(鋼ローゼ桁)、不動橋(鋼逆ランガー桁)の3橋。ドローン搭載型LiDARで構造物周辺の点群を取得し、点群3Dモデルを作成。別途CAD3Dモデルを作成。3Dモデルは詳細度200相当。モニタリング及び載荷試験(動的載荷、静的載荷)を実施し、変位、加速度、傾斜、ひずみ、温湿度などの計測データを取得。一部、LPWA無線ネットワークZETAにより遠隔でデータを取得。解析モデルを構築し、変形性能や振動特性に関する解析値と計測値の比較検証を実施し、橋の状態把握とともにモニタリングの初期値として設定。周防大橋のケーブル腐食調査に全磁束法を採用、不動橋の鉄筋コンクリート床版に対する調査に衝撃荷重載荷試験「SIVE」や電磁波レーダを採用するなど、点検支技術性能カタログに掲載されている新技術を活用。計測データや3Dモデルの活用として、WEBビューア上で3Dモデルと複数の情報や属性をリンクさせる手法やAI技術の活用を検討。
期 間
2022/07/28~2023/06/30
山口県が管理する離島架橋や長大橋等を対象に、データ解析にAI技術を導入し、異常箇所の早期発見、早期対応を図るためのデータ取得、橋の状態把握を実施。対象は栄川運河橋(複合斜張橋)、大藤大橋(鋼ローゼ桁)、下村大橋(鋼逆ランガー桁)の3橋。ドローン搭載型LiDARで構造物周辺の点群を取得し、点群3Dモデルを作成。別途CAD3Dモデルを作成。3Dモデルは詳細度200相当。モニタリング及び載荷試験(動的載荷、静的載荷)を実施し、変位、加速度、傾斜、ひずみ、温湿度などの計測データを取得。一部、LPWA無線ネットワークZETAにより遠隔でデータを取得。解析モデルを構築し、変形性能や振動特性に関する解析値と計測値の比較検証を実施し、橋の状態把握とともにモニタリングの初期値として設定。損傷の進行が懸念される大藤大橋の鉄筋コンクリート床版に対する計測として、衝撃荷重載荷試験「SIVE」や電磁波レーダなど、国交省点検支援技術性能カタログに掲載されている新技術を活用。計測データや3Dモデルの活用として、WEBビューア上で3Dモデルと複数の情報や属性をリンクさせる手法やAI技術の活用を検討。
期 間
2022/08/15~2023/04/28
本業務では、山口県が管理する橋梁4300橋に対して、老朽化・損傷が顕在化し橋梁としての機能が低下してから大規模修繕や架替え等を行う「事後保全型管理」から、損傷が軽微で橋梁としての機能が低下する前に予防的な修繕等を行う「予防保全型管理」の維持管理方法へ移行し維持管理コストの縮減を図るための橋梁長寿命化修繕計画の策定を実施。橋梁長寿命化修繕計画は「長寿命化及びコスト縮減」、「予算の平準化」、「新技術等の活用」、「集約化・撤去」の4つを主目的に計画および公表資料を策定。今後10年間の個別施設計画(点検計画、補修対策時期及び対策内容、概算事業費)を実施した。計画の見直は学識経験者への意見聴取を行った。
期 間
2022/10/20~2023/03/24
一般県道富士停車場伝法線(香西新田工区)を対象として、将来交通量推計、費用便益分析、整備効果の検討、静岡県事業評価監視委員会に諮る資料(説明資料)の作成を行った。将来交通量推計は、岳南都市圏総合都市交通体系調査(H27~H30)の交通量推計データを基本として整備ありなしの2ケースを行った。費用便益分析は、最新のマニュアルに基づいて費用対効果(B/C)を算出した。整備効果は、渋滞・事故・観光・防災・交流などの多様な視点より対象工区の整備により期待される整備効果を算出・整理した。過年度の資料、将来交通量推計結果、費用便益分析結果、整備効果の検討結果等について、事業評価監視委員会における説明資料等として分かりやすく取りまとめた。
期 間
2022/09/28~2023/03/15
本業務は、国道473号大代工区(島田市竹下~島田市島地内)の整備による事業効果について評価検討を行い、県事業評価監視委員会に諮る資料を作成するものである。
期 間
2021/10/07~2023/03/30
▼県道5号竜ヶ崎潮来線のJR常磐線を跨線する源橋の補修設計。源橋は1963年(昭和37年)完成の単純RCT桁橋。▼地上調査による近接目視調査。投物防止柵取替設計のための、既設防護柵の形状寸法計測。▼主な損傷は主桁の剥離・鉄筋露出、橋台のひびわれ、添架管の防食機能劣化、排水管の変形・欠損▼投物防止柵は現行のJR基準に対して高さ不足。▼補修項目は、断面修復工、ひびわれ補修工、剥落防止工、塗替え塗装工、排水管取替工。投物防止柵の取替設計▼関係機関協議としてJR東日本との協議資料作成、協議の実施。▼設計図、数量計算書、施工計画、概算工事費算出、報告書を作成。▼報告書はオンライン電子納品。