期 間
2022/12/19~2024/03/22
本業務は、2022年(令和4年)9月の台風15号による大雨の影響で土石流が発生した磐田市平松地先における砂防堰堤の予備及び詳細設計である。土砂災害(特別)警戒区域において二次災害を防止するため砂防堰堤を計画するにあたり、3次元点群データを活用した縦横断測量を実施し、砂防堰堤の予備設計と詳細設計、および管理用道路の詳細設計を行った。はじめに渓流調査を行い移動可能土砂量と流出流木量及び最大礫径等の基本条件を整理した上で堰堤形式として計画堆積量を効果量に見込んだ不透過型堰堤を採用した。次に配置案を3案抽出し比較検討を行い最適な堰堤(本堤)位置を決定した。流木対策については最大礫径(d95)が30cm程度だったため前庭保護工の垂直壁に流木止めを設置する方式を採用した。その他、地盤調査結果に基づき堰堤基礎地盤の地盤改良工法を検討しバックホウによるセメント安定処理工を設計した。また砂防工事や維持管理に必要な工事用道路兼用の管理用道路の施設設計を行った。
期 間
2022/12/19~2024/03/22
本業務は、2022年(令和4年)9月の台風15号による大雨の影響で土石流が発生した磐田市平松地先における砂防堰堤の予備及び詳細設計である。土砂災害(特別)警戒区域において二次災害を防止するため砂防堰堤を計画するにあたり、3次元点群データを活用した縦横断測量を実施し、砂防堰堤の予備設計と詳細設計、および管理用道路の詳細設計を行った。はじめに渓流調査を行い移動可能土砂量と流出流木量及び最大礫径等の基本条件を整理した上で堰堤形式として計画堆積量を効果量に見込んだ不透過型堰堤を採用した。次に配置案を3案抽出し比較検討を行い最適な堰堤(本堤)位置を決定した。流木対策については最大礫径(d95)が30cm程度だったため前庭保護工の垂直壁に流木止めを設置する方式を採用した。その他、地盤調査結果に基づき堰堤基礎地盤の地盤改良工法を検討しバックホウによるセメント安定処理工を設計した。また砂防工事や維持管理に必要な工事用道路兼用の管理用道路の施設設計を行った。
期 間
2023/10/05~2024/03/22
令和5年9月29日、鴨江坂下急傾斜で格子状擁壁矢板の変状が判明。補修や維持管理に関する基礎資料取得のため砂防施設点検として外観変状調査を実施。法面勾配は1:0.8~1:0.5、1:0.8の区間は法枠工、これよりも急で抑止力を要する区間は格子状擁壁工。構造物により1~3工区に区分、1・3工区は格子状擁壁、2工区は法枠が施工。格子状擁壁工とは斜面崩壊防止用のプレキャスト法枠、交点に鉄筋挿入工を配置した抑止工。矢板の変状は、地山のやせや空洞化に伴う縦梁の微小変位により端部が外れたと考察。地山の空洞化は細粒分が裏込め材に付着していたことから、雨水等に地山が浸食され、裏込め材の隙間に浸入することで空洞が生じたと推察。天端から法面上部にかけて空洞を確認。矢板端部の懸かり代が10mm未満の箇所は早急な対策が必要。なお、3工区ではこのような矢板は確認されない。交点に関しては、1工区では過去に補修が行われているものの、新たなクラックの発生を確認。3工区は地下水が豊富で植物が繁茂し、交点にはクラック発達、一部が崩落して内部の鋼管が露出した状態で、補修が必要と判断。法枠は顕著な変状は確認されず、健全と判断。
期 間
2023/09/28~2024/03/19
本業務は、令和4年9月に発生した台風15号による土石流発生箇所において、再度災害防止・下流人家保全のための現地測量・砂防堰堤詳細設計・管理用道路予備設計・渓流保全工予備設計を実施したものである。砂防堰堤詳細設計では、4級基準点測量および路線測量、現地測量成果により堰堤位置・規模を再検討した。その結果、予備設計時に選定した堰堤位置を約4m弱上流側に移動し、堰堤高さは14.0mとなった。また別途発注の地質調査結果により、堰堤両岸部はCM~CL級の岩盤が大部分を占めていることが分かったため、掘削影響範囲は間詰めコンクリートで処理する計画とした。左岸側の崩壊跡地にできるだけ干渉しないよう、堰堤段切りをできる限り実施しないことで堤長が短くなるように計画した。管理用道路予備設計では、ルート選定、概略造成計画を策定した。渓流保全工予備設計では渓流保全工計画範囲および線形を決定した。そのほか透過構造の選定、図面・数量計算書作成・電算帳票作成を行い、報告書としてとりまとめた。
期 間
2023/03/03~2024/03/15
本業務は、御前崎市上朝比奈地内の二ノ谷沢砂防堰堤について、土石流に対して構造物の安全性、安定性が確保されていないと県が判断したため、求められる機能及び必要な性能を保持するための改築設計を行った。既設堰堤の健全度を評価したところ、本堤工からの部分的な漏水が認められ、変状の進行が懸念されることから本業務での対策対象とした。既設堰堤を現行技術基準によって評価したところ、天端幅1.8mは最低天端幅の3mを下回り、非越流部における洪水時の転倒、破壊安全性が満足しない結果となった。対策工について検討した結果、上流部への増厚が適切であると判断し、天端幅が3mとなるよう、1.2mの堰堤増厚工を設計した
期 間
2023/09/26~2024/03/15
本業務は、浜松市天竜区春野町越木平智咲に位置する既設砂防堰堤に関して、求められる機能及び必要な性能を保持するための改築設計を行うことを目的とした業務である。当該堰堤は一級河川熊切川に施工されており、上流渓床勾配1/340程度の掃流区間に位置する水系砂防堰堤である。現地調査にて既設堰堤の損傷を確認し、砂防施設点検要領(案)を参考に評価した。本堤は健全、水叩き工は一部摩耗が認められ、B評価程度であった。また周辺地形についても現地踏査を実施した。踏査にあたっては、静岡県が公開する点群データを活用し、堰堤左岸側にある過去の崩壊地を抽出、現地確認した。現在は沈静化しているものの、満砂状態の堰堤が脚部固定効果を発揮していると想定し、対策工法抽出の際には考慮した。掃流区間の砂防堰堤として、現形状での安定計算を実施した。その結果、非越流部で不安定の結果となった。それを踏まえ補強対策を比較し、経済性・施工性・周辺への影響を鑑みて「砂防堰堤補強アンカー工法」を採用した。採用した工法に対して最も経済的な配置計画を立案し、詳細設計を実施した。そのほか、摩耗した水叩き工についても補修工を計画した。
期 間
2023/06/01~2024/03/15
本業務は、東駿河湾広域都市計画区域(沼津市、三島市、駿東郡長泉町、駿東郡清水町)を対象とし、都市計画区域マスタープラン(都市計画法第6条の2)策定の事前計画に位置づけられる「都市基本計画」の策定と、「都市計画区域マスタープラン素案」の作成を目的とする。
期 間
2023/06/01~2024/03/15
本業務は、御殿場小山広域都市計画区域(御殿場市、小山町)を対象とし、都市計画区域マスタープラン(都市計画法第6条の22)策定の事前計画に位置づけられる「都市基本計画」の策定と、「都市計画区域マスタープラン素案」の作成を目的とする。
期 間
2023/08/25~2024/03/15
本業務は、道路防災カルテによる点検業務である。設計図書に基づいた条件で、防災カルテを用いた点検および防災カルテの修正を行うことを目的とした。今年度の点検対象項目は落石・崩壊、岩盤崩壊、地すべり、土石流、盛土および擁壁であり、点検位置は袋井土木事務所管轄で259箇所、浜松土木事務所管轄内で5箇所の、合計264箇所である。昨年と比較して着目点の変状が進展し、放置した場合道路機能に影響を及ぼす、または第三者被害が発生する恐れがある箇所を「早急な対策が必要」として抽出した。結果、早急な対策が必要な箇所は袋井土木事務所管内で19箇所、浜松土木事務所管内で1箇所確認された。
期 間
2023/07/31~2024/03/14
本業務は、土砂災害(特別)警戒区域に指定されている一級河川大井川水系相賀谷川支川荒神沢流域において、砂防堰堤の詳細設計、渓流保全工及び管理用道路の予備設計を行ったものである。堰堤計画位置下流側には、周辺9市町に上水道用水を供給している重要施設「大井川広域企業水道団」が存在している。必要な路線測量を実施し、砂防堰堤を計画することで重要施設や周辺人家の保全に繋げることを目的とした。本詳細設計では予備設計時には準拠していなかった新編・鋼製砂防構造物便覧に準拠することとなったため、堰堤形式及び堰堤配置を再検討している。その結果、透過型堰堤を採用とした。土砂量及び流木量調査結果により、整備率100%の最下流堰堤(堤長47.5m,堤高7.5m)を計画した。施工時の留意点としては、計画地上空に中部電力高圧送電線が交差しているため、5m以上の離隔を保ちながら作業する必要がある。施工前には作業計画を立案し、中部電力パワーグリッドとの近接施工協議が必要である。