期 間
2023/06/08~2023/12/05
本業務は浜松市北区三ヶ日町摩訶耶地先の二級河川釣橋川において、台風2号の豪雨により崩壊した公共施設の機能回復のための測量設計を行ったものである。被災は釣橋川右岸にあり、流水の影響による河床洗掘により護岸の崩壊していた。右岸側の被災箇所は、護岸の復旧を行うこととし、護岸構造はB表から求めた流速に対応したコンクリート張護岸、基礎工の天端高は最深河床の評価高とし、前面に根固め工を設置する構造とした。根固め工は、根固めブロックを3列設置すること稔、洪水時の流速に基づきブロックの重量を検討したところ、2tタイプの根固めブロックを採用した。施工箇所までの工事用道路は、右岸堤防天端から仮設坂路を造成し進入する計画とした。締切は大型土のうに半川締切を行い、平時の河川の水位を基に算定した仮締切対象流量を切り回せる断面を確保した。その他、災害査定用資料として概要書およびA・B表、写真帳と野帳の作成と、電算帳票作成を行った。
期 間
2022/10/21~2023/11/17
本業務の対象区間は袋井市太郎助地内における、(一)浜松御前崎自転車道線(以下、自転車道線) L=1,500mである。現場は、自転車道線直下の法面に大規模なガリー侵食が見られ、法面の崩壊が懸念されるため、予備設計として対策を検討した。侵食の原因は以下の2点である。(1)現場の断面形状より、法表面の雨水の流下が想定されることから、雨水が原因と考えられ、(2) 現場は海岸侵食が年々進行しており、法面の侵食が大規模であったことから、波浪が原因であるとも考えられた。よって法面の侵食対策として、雨水排水対策、法面対策、波浪対策をそれぞれ検討した。雨水排水対策は、表面水の排水を目的とすることから、路面排水、法面排水について検討し、排水施設を組み合わせた工法を3つ提案した。法面対策は、法面全体を植物(草本)で保護し、表流水による侵食を防止するため、4案を比較後、植生シート工を提案した。波浪対策は、波浪による法面侵食と法面の崩壊を抑える工法として3案を比較し、浜崖後退抑止工を提案した。
期 間
2022/05/31~2023/11/01
滑走路端安全区域(以下、「RESA」という。)の範囲(長さ及び幅)についてICAO(国際民間航空機関)の勧告を受け、平成25年に国(国土交通省航空局)により「空港土木施設の設置基準解説が改訂し、全ての空港(RESA)に対し、適用されることとなった。これに対し、富士山静岡空港ではRESAを30側(東側)に拡幅整備(長さ50m、幅120m)を計画し、既存盛土上へ新たに盛土造成を予定している。本業務は、事業実施に向け、発注者が貸与する既存検討資料等及び過年度業務委託成果、並びに別途業務の途中成果を基に、発注者の指示を受けて、整備技術委員会に向けた協議資料(要求性能、耐震設計、進入灯橋梁設計、RESA整備周辺地区の防災対策等資料)作成するものである。
期 間
2023/05/23~2023/10/30
本業務は、境橋側道橋A2 橋台(左岸)において、設置する土留矢板と樋管の残存矢板との干渉を回避すること、また、県道側の掘削影響範囲を縮小することを目的に、土留工(切梁式)詳細設計を実施し、河川及び道路管理者との協議資料を作成した。また、A2橋台施工時に近接工事の車両通行を確保するため、取付道路詳細設計を実施した。
期 間
2022/07/05~2023/10/10
本業務では、過年度業務の検討を踏まえ、近年水害における自治体職員の意見聴取や浜松土木事務所職員等が参加する勉強会等を開催し、その結果を反映させ、緊急復旧基本方針(案)の実効性を向上させるよう改訂することを目的とした。実際の水防活動の流れを確認するために、都田川右岸2.2k付近で破堤した場合を題材にタイムラインシナリオ読み上げ訓練を実施した。タイムラインシナリオ読み上げ訓練は、水防班長以上と水防班員を対象とし、シナリオに沿った原稿を用いて読み上げ訓練を行った。訓練で出た意見とアンケートの集計を行った。また、破堤を想定した図上訓練である緊急復旧工法ワークショップに向けたシナリオの作成と資料の作成を行った。大雨時の水防対応を時系列にまとめた大雨時対応記録(クロノロ)を作成した。最後に、今回の結果を踏まえて今後の課題及び提案事項を整理した。
期 間
2023/06/22~2023/09/21
本業務は、上伊太地すべりの現況地形を把握するために測量を行う
期 間
2022/09/06~2023/09/15
本業務は、一級県道太田中原線(0.32km)の道路改築に必要となる歩道詳細設計を行うことを目的とし、以下の2区間の設計を行った。(1)歩道未整備区間:部分整備された歩道を連続化し、歩行者の安全性向上を図る。(2)歩道改修区間:マウントアップ形式での整備済み区間は、波打ちを解消するために歩道形式を改修した。対象区間に連続している既設歩道との整合を図り、設置の形態は歩道、幅員は2.5mとした。歩道の形式はセミフラット形式、舗装は透水性舗装を採用し、横断勾配は1%とした。当設計の排水計画は、現況の排水流域の系統に統一させることを基本とし、歩道端に300×500側溝又は500×500側溝を設置した。歩車道境界には、自転車走行空間を確保するために都市型街渠を設置した。街渠桝は維持管理等の観点から、30m間隔で計画をした。また、歩道端部の高低差処理方法は以下の方針とした。なお、比較検討は用地買収、ランニングコスト等を踏まえ、総合的に判断した。(1)切土部:土羽案、構造物設置案で比較検討を実施し、土留板を採用した。(2)盛土部:土羽案、自立型側溝案で比較検討を実施し、自立型側溝を採用した。
期 間
2022/09/28~2023/09/06
本業務は、主要地方道藤枝黒俣線に架橋されている大出橋に対して、現行基準に適合した耐震性能を満足させるための耐震補強設計を実施するものである。
初めに既往資料や適用基準等を基に設計条件を整理し、落橋防止システムの要否検討、支承補強の必要性検討および橋脚現況耐力照査を実施した結果、「橋脚補強設計」「落橋防止構造の設計」「支承取替設計」が必要となった。
橋脚補強設計では、橋脚の補強工法を3案抽出し、比較検討の上、経済性に最も優位となる「RC巻立て工法」を採用し、詳細設計を行った。
落橋防止構造の設計および支承取替設計では、新技術・新工法を含めた3案にて比較検討を行い、落橋防止構造では施工性、経済性に優位となる「PCケーブル(従来工法)」、支承取替では経済性に優位となる「密閉ゴム支承板支承(BPB支承)を採用し、詳細設計を行った。
施工時期は非出水期とし、仮設足場については落橋防止構造の設置および支承取替には橋脚周り足場、橋脚補強には枠組足場を使用する。なお、橋脚補強は河川内施工となるため、大型土のうによる半川締切を計画した。
期 間
2023/03/29~2023/08/17
本業務は、(一)函南停車場反射炉線(韮山多田地内、奈古谷地内)、伊豆長岡三津線(長岡地内)の計3区間における在来路床土の強度特性の把握、舗装設計に必要な基礎資料の取得を目的とし、路面調査、掘削調査、試料採取(韮山多田地内:7箇所、奈古谷地内:6箇所、長岡地内:3箇所)および室内土質試験を実施したものである。路面調査、および掘削調査の結果、当該区間のすべてにおいて、ひび割れやわだち掘れに伴う亀甲状のひび割れ等の変状を確認した。一部のひび割れは路盤まで到達していた。路面変状、および既設舗装状況から舗装設計に必要な残存等値換算厚TA0を提案した。韮山多田地内は一部変状が確認できるものの、区間全域に目立つ変状は確認されないため、アスファルトの舗装の評価を「中度」とし、提案値を0.7とした。その他2区間は、路面変状が顕著であることから、アスファルト舗装の評価を「重度」とし、提案値を0.5とした。すべての区間において路盤の砕石は、上下の判定が困難であるため、安全側に下層路盤クラッシャーランの値を採用した。なお、変状は確認されなかったが、経変劣化を考慮し中間値である0.2とした。
期 間
2021/07/21~2023/08/10
本設計は、利用者減少、防犯上の観点から施設の廃止要望が提出されている(主)富士川身延線尾崎地下道の撤去に向け、地下道本体及び付属施設の撤去方法を検討することを目的とした。また、尾崎地下道の撤去の妥当性について利用状況を踏まえ、地元住民及び関係機関との協議を実施した。地下道本体の撤去方法として、「地下道の完全撤去」、「地下道の地上部分のみを取壊し、躯体内部を充填(残置)」を比較・検討し、施工時の掘削範囲及び交通への影響の面から最適案として「地下道の地上部分のみを取壊し、躯体内部を充填(残置)」を抽出した。また。躯体内部の充填工法として、「流動化処理土」、「エアモルタル」、「発泡ウレタン」を比較・検討し、施工性及び経済性の面から「流動化処理土」を抽出した。付属施設の撤去では、現地に設置されている付属設備を確認し、現地状況に合わせた撤去方法の検討を行った。