期 間
2021/06/15~2022/02/18
本業務は、狩野川流域下水道東部処理区において、「雨天時浸入水対策ガイドライン」に基づき、計画策定を行った。現状把握では、近年の流入量から浸入率の算定を行った。現状浸入率は、ガイドラインの目標値を大きく上回り、発生源対策により浸入水量を減少させる必要があることを確認した。対策検討では、管内貯留量の検討や水処理施設の運用の工夫により、水処理能力が最大となるような運用ケースについて、現状、事業認可時、全体計画時と段階に応じた検討を行った。また、流域市町への水位情報や音響調査による浸入箇所のスクリーニング情報の提供や発生源対策の啓発など、当該流域の特性を考慮したソフト対策について検討を行った。
期 間
2021/08/06~2022/02/18
本業務は、狩野川東部浄化Cにおける屋外機械電気設備(電気室の空調設備室外機、現場操作盤、燃料移送ポンプ)の耐水化詳細設計である。また、浸水時に利用する避難階段の設計、同施設建築物の浸水対策の設計書および積算資料を作成した。屋外電気設備の浸水対策は、本体が浸水しない高さまでコンクリートや鋼製架台にて0.3~1.2m嵩上げする設計とした。現場操作盤は基礎を1m延長して操作台を設ける構造とした。燃料移送ポンプは1.1m嵩上げされるため、吸込み揚程計算を行い、嵩上げ後でも既設ポンプで対応できることを確認した。避難階段の材質は、SS400とSUS304にて比較し、経済性で有利となるSS400を採用した。
期 間
2021/07/21~2022/02/15
本業務は、静岡県が想定する津波への対策として、焼津漁港小川内港地区の第1船渠内港岸壁西岸壁及び第1船渠内港岸壁南岸壁の背後に現行基準による安全性をみたす陸閘施設の基本設計を行うことを目的とする。
期 間
2021/06/17~2022/02/15
本業務は、御前崎港海岸における西埠頭連絡橋陸閘を対象とした陸閘下部工・門柱等の土木躯体とゲートの扉体・開閉設備に関する細部設計および実施設計である。細部設計では、基本設計で定められた諸元に基づき、詳細な部材構成や部材諸元を決定し、配筋計算、配筋図の作成を行った。底版の配筋計算では、レベル2地震時の作用に対し安全性を確保するため、FLIP解析結果から抽出した照査用震度から土圧を算出し、配筋を照査した。また、維持管理面において、ひび割れによる鉄筋腐食の発生が懸念されるため、誘発目地の構造細目を検討した。ゲート設備設計では、関連業務の「陸閘自動化基本設計」と調整したうえで、詳細な機器構成や部材諸元の決定、電動化に伴う配管、配線等の設計を行った。付帯施設設計では、機側操作盤等を設置する操作架台および避難用の鋼製階段を設計した。また、既設の工業用水管の切り回しを検討した。施工計画では、工事中の交通規制を踏まえた施工ステップを検討し、施工方法等を計画した。実施設計では、図面および数量計算書を取りまとめた。関係機関協議について、断面審査資料の作成や背後地の企業との協議資料を作成した。
期 間
2021/09/15~2022/01/31
本業務は、御前崎港水門(マイターゲート1号)を対象に、静岡県海岸保全基本計画(平成27年12月)により設定された設計津波水位に対し、高さが不足する既存施設(水門等)について海岸保全施設の技術上の基準・同解説(平成30年8月)の要求性能を満たすように既存施設の改良を検討し、基本設計を行う。
期 間
2021/09/15~2022/01/31
本業務は、津波や高潮等の災害から人命、財産を守る、御前崎港海岸の防御施設として、御前崎地区における既設陸閘の改良工に伴う基本設計を行う。また耐震照査検討結果等を踏まえ、自動化及び粘り強い構造を考慮した陸閘改良を行う。
期 間
2021/03/06~2022/01/28
本業務は二級河川原野谷川を渡河する新朝日橋について、架替えに伴う橋長53.4m、有効幅員11.0mの橋梁予備設計を行ったものである。架橋位置の選定においては、仮橋が不要で既設用地を有効活用できる案とした。道路線形と交差河川との条件から対象橋梁は斜角を有する曲線橋とし、近接するサイフォンとの干渉を避けるために単径間とした。橋梁予備設計では、経済性および施工性に優れる鋼単純合成版桁橋を採用した。橋梁二次選定における合成桁の設計計算では、合成桁および非合成桁の双方での照査を行った。下部工形式の選定では、過年度の地質調査結果より、支持層の深度が9m程度と浅いことから逆T式橋台の直接基礎を採用した。施工計画では、水位観測所の水位データを基に架橋位置での施工時水位を算出し、架設工法や仮締切等の計画を行うとともに、非出水期での施工が可能な工程について検討した。上部工架設は、現地条件および主桁の吊荷重よりトラッククレーンベント架設を採用し、下部工仮設は既設道路およびサイフォンへの近接影響を考慮した土留計画を立案した。また、交差河川の管理者と本計画について河川協議を行った。
期 間
2021/03/31~2021/12/10
本業務は、「平成21年度[第21-W2005-01号] 御前崎港海岸 海岸(高潮)事業に伴う設計業務委託(以下、「既住設計」という。)」に基づき整備された胸壁等について、静岡県海岸保全基本計画(平成27年12月)で設定された設計津波水位に対し、浸水による背後地の被害を防止することを目的に現行の基準および設計条件における既存施設の改良を検討し、基本設計を行う。
期 間
2021/03/09~2021/10/29
本業務は、網代漁港における外郭・係留・輸送施設を対象に、簡易調査(重点項目)および詳細調査を実施し、漁港施設の既存の機能保全計画を見直したものである。簡易調査(重点項目)では、陸上・海上目視調査を実施し、施設の劣化状況を確認した。詳細調査では、潜水目視調査を実施し、海中部のコンクリートの劣化状況や海底地盤の洗堀の有無を確認した。施設機能診断では、調査結果に基づく部材の老朽化度の判定と施設の健全度を評価した。これらの調査や検討結果について、既往の機能保全計画を更新し、網代漁港全体の計画書としてとりまとめた。
期 間
2021/01/26~2021/05/31
本業務は、堀留川の河道拡幅に伴い新川合流点にて施工中の洪水対策の堀留川水門について護岸工事、水門本体工事などの関連工事の内容を踏まえ、通水までの工事階段ごとの施工計画の検討を行った。また、段階施工の検討結果を踏まえ水門翼壁の形状、管理橋架設計画の修正を行った。施工計画では、関連施設の工事進捗と工事発注の状況や、用地制約条件と進入計画を踏まえた条件を整理し、工事工程表と施工ステップ図を作成した。また、水門の部分通水を令和5年3月に行うことを条件とし、水門本体、周辺護岸、管理橋等の施工手順を検討した。また、水門上下流の護岸構造の見直しを受け水門翼壁の形状を検討し、構造計算を行い図面数量を修正した。