中央コンサルタンツ株式会社の受注業務・工事一覧

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期 間 2020/12/19~2021/03/25
本業務は、静岡県浜松土木事務所所管の二級河川堀留川が新川との合流点に計画する堀留川水門において、電気設備に関する基本設計を行うものである。新川合流地点は、浜松市が管理する西部排水機場があり、今回計画の堀留川水門と一連の運用操作となる。管理運用方法の整理では、浜松市と関係機関協議を実施し、一連の運用管理方法について調整し、排水機場(現場拠点)からの一元操作(遠方監視操作)及び管理事務所である浜松土木事務所からの遠隔監視を実施する方針を策定した。また水門操作を現場拠点の操作員に委託するに当たり、操作員避難計画を検討し、安全性を検証した。システム基本設計では、既存の映像監視システムを活用することで施設状態監視用のWEB監視システムを単独で構築し、低コストでのシステム構築を図る。電源設備計画では、単独電気室の場合と西部排水機場の電源系統に従属する場合で経済性及び運用管理方針を踏まえ、機場電源に従属させるものとした。施工計画では、本設計と現在進行中の水門土木工事・機械工事との施工区分調整、施工スケジュールの策定を図った。
期 間 2020/11/10~2021/03/15
本業務は、焼津内港地区A-3区間において、胸壁の上部工にアクリル窓を設置するための修正設計である。配筋計算では、アクリル窓の形状を反映した上部工の有筋部材が津波波圧に対して所定の許容値を満足することを確認した。排水計画では、側溝形式について、既往で計画されていた自由勾配側溝からL型側溝に見直し、排水計算を実施した。現況地盤には縦断方向の高低差がないため、L型側溝の不等流計算を行った。計算結果から排水可能な延長を算定し、集水桝の設置間隔を決定した。図面作成では、上部工配筋図や排水構造図等について、既往の成果を基に、工事発注に必要な詳細図面の修正を行った。胸壁の階段部では、景観に関する協議を行うための資料として、手摺を兼ねた転落防止柵を設置する方針に基づき、フォトモンタージュを作成した。
発注者 静岡県
期 間 2020/07/31~2021/02/15
本業務は、御前崎港海岸における西埠頭連絡橋付近の無堤区間について、津波や高潮等の災害から人命、財産を守ることを目的とした陸閘の基本設計である。比較的発生頻度の高い津波を発生させる地震動を対象とした二次元地震応答解析(FLIP)の結果、前面の連絡橋の影響から開口部と戸袋部に20cm程度の変位差が生じるため、地震発生後のゲートの閉鎖阻害が懸念された。よって、変位差を許容する「起伏式フラップゲート」と「スイングゲート」、変位差の抑制対策を行った「横引きゲート」の3案のゲート形式を抽出した。横引きゲートの変位差の抑制については、許容変位をゲート車輪とレールの離隔から9cmと設定し、「海側抑え捨石案」、「海側鋼管杭案」、「陸側マイクロパイル工法案」についてFLIPのトライアル解析により対策断面を設定した。以上のゲート形式と基礎構造について、総合的な比較を行い、「横引きゲート+陸側マイクロパイル工法」を採用した。施工計画では、西埠頭の国際コンテナターミナルへ往来する重車両の両側通行を確保することを条件とし、施工ステップ毎に切回し道路、プラントの配置、施工機械の配置、施工ヤード等を計画した。
期 間 2020/03/26~2021/02/12
本業務は、一般県道南伊豆松崎線に架かる風早橋(2径間単純RCT桁)の耐震補強と補修の詳細設計である。下部工は2柱式ラーメン橋脚(直接基礎)1基である。耐震補強では、静岡県要領に準拠し橋脚補強は耐震性能3、支承補強と落橋防止システムは耐震性能2を満足する工法を検討した。橋脚補強は河川への影響を最小とできるポリマーセメントモルタル吹付け工法を採用した。支承補強は経済性で優位なピン形式の水平力分担構造を採用した。補修設計では、健全度2の損傷に対し設計した。施工計画では、橋脚補強は大型土のうでの締め切り、支承補強は吊り足場の計画とした。積算資料では、工事の発注に必要な設計書を積算システムへ入力した。
期 間 2020/06/23~2020/12/15
本業務は、静岡県沼津土木事務所が管理する御成橋(一級河川を跨ぐタイドアーチ橋)について橋梁補修設計を行ったものである。橋梁補修設計では、現橋損傷調査を行ったうえで予防保全の観点から損傷原因を排除する工法を選定し、現地にて降雨後の排水状況を確認した。支承の機能障害を伴う腐食では、支承取替に加え二次止水樋付の伸縮装置への取替を設計した。鋼材の腐食では、Rc-1塗装塗替に加え早期腐食の原因となっている付着塩分を除去する水拭きを講じることとした。仮設計画では、補修用吊足場と支承取替時のジャッキアップ用ベントを設計し、補修工事に向けて河川管理者と施工方法に関する協議を行い、設計に反映した。
発注者 静岡県
期 間 2020/07/09~2020/12/15
本業務は、榛原港海岸の静波地区における既設陸閘3基を対象に、津波・高潮および地震に対する安全性の確保を目的とした陸閘改良に伴う基本設計である。静岡県第4次被害想定における比較的発生頻度の高い津波と、それを発生させる地震動に対する安定性を確保する陸閘改良の検討を行った。二次元地震応答解析(FLIP)の結果、基礎地盤の液状化により50cm程度沈下するため、設計津波高を満足させる液状化対策を行う必要があった。一次比較として、地盤改良案、杭基礎+ゲート更新案、嵩上げ+ゲート更新案について検討を行い、経済性・施工性等から嵩上げ+ゲート更新案を採用した。また、さらなるコスト縮減を目的に、各陸閘において、ゲート更新に対しゲート補強案と盤上げ案を検討した。ゲート補強案では嵩上げに伴う改良費を算出し、盤上げ案では、接続する臨港道路の規格を考慮した道路縦断に改変する工事費を算出した。その結果、最も経済性の高い盤上げ案を選定した。施工計画では、陸閘改良と道路工事に必要な片側交互通行等を検討した。また、開閉自動化の検討では、近傍の勝俣川水門との接続について、今後の河川管理者との調整に資する資料を作成した。
発注者 静岡県
期 間 2019/12/03~2020/12/10
清水港江尻地区に計画されている船揚場について、既往業務において決定されている構造形式に基づき、細部設計および実施設計を行った。また、船揚場に付帯する波除堤の基本設計および実施設計を行った。船揚場については、利用者である漁業協同組合との調整を経て、標準断面の見直しを行い、ボックス型ブロック形式の本体工の配列を決定した。細部設計では、ボックスの形状毎に、底版・頂版・側壁の配筋計算を行い、配筋要領を決定した。ボックスにはスリットを設けることで、軽量化によるコスト縮減を図った。波除堤については、既往設計において算出された30年確率波浪に対する安定性を照査し、ボックス端部から立ち上げるパラペット構造を採用した。波除堤の細部設計では、配筋計算を実施し、配筋図等の必要な図面を作成した。また、漁業協同組合の利用状況をヒアリングし、レールや係船柱等の上部利用に必要な付帯施設について配置計画を行った。施工計画では、想定される起重機船の吊能力に応じたブロック割りを行い、製作ヤードにおける必要な面積と日数により製作サイクルを設定した。また、ボックス重量を考慮し、製作ヤード前面の岸壁の安定性の照査を行った。
発注者 静岡県
期 間 2019/10/31~2020/08/31
本業務は、一般国道150号の内、二級河川ぼう僧川に架橋される新塩新田橋の詳細設計を行ったものである。本橋は、幅員12m、橋長97mの曲線桁橋であり2径間連続非合成鋼箱桁橋である。河川との交角が45度であるため、斜角90度、斜角60度、斜角45度で形式検討を行い、河川条件を満足したうえで経済性に優れる斜角45度を採用した。支承構造は、免震支承を採用し動的解析を行った。また上部工の架設方法には、河川上に架空線が横断するという制約条件より、送り出し架設工法を採用した。本路線は完成4車線の道路であるが、暫定2車線の供用を先行するため上下線分離構造で下部工計画を行った。下部工形式には、橋台は逆T式橋台を、橋脚は河川内に築造することから小判形張出し式橋脚を採用した。基礎工形式には、経済性に優れる場所打ち杭φ1200を採用した。下部工の施工計画においては非出水期における2ヶ年施工を計画し、河川内に進入するための仮桟橋と鋼矢板による仮締切り工を設計した。また、工程表、施工順序、施工方法、資材・部材の搬入計画、仮設備計画等を記載した施工計画書を作成し、関係機関協議資料として河川申請書を作成した。
発注者 静岡県
期 間 2019/12/04~2020/08/31
本業務は、「静岡県第4次地震被害想定」を受け、焼津漁港における焼津南防波堤(ケーソン式混成堤)の北端部及び南端部を対象に、発生頻度の高い津波を超える津波に対する粘り強い対策工の基本・実施設計である。また、1-5-3-2~1-5-5-1区間を含めた施工計画を検討したものである。粘り強い対策工の検討では、「捨石嵩上げ・被覆工設置案」と「サブプレオフレーム設置案」を対策工法として抽出し、港内側に沈殿物が確認される区間は、経済性等から「捨石嵩上げ・被覆工設置案」を採用した。また、航路が近接している区間や沈殿物が確認されない区間は、「サブプレオフレーム設置案」を採用した。被覆工については、既存の被覆ブロックが津波の流速に対して安定するため、再利用することでコストの縮減を図った。施工計画の立案では、沈殿物の除去が必要となったため、仮設鋼矢板による土留め壁の設置を検討した。また、当該区間は荒天時の波浪の影響が大きいため、水産事業における作業員の安全性と省力化を目的に、プレキャスト残存型枠を用いて水中コンクリートを打設する計画とした。以上について、工事発注に必要な図面と数量計算書の作成を行った。
期 間 2019/10/11~2020/03/16
本業務は、相良片浜海岸に設置されているラムネ川水門のカーテンウォールの嵩上げ工詳細設計、およびカーテンウォールの嵩上げに伴う水門の耐震性能照査を実施したものである。嵩上げ工の詳細設計では、嵩上げ材料として無筋コンクリートとポリマーセメントモルタルを比較し、経済的に優れる案として無筋コンクリートの嵩上げを採用した。また、津波波力に対して安定する構造寸法を安定計算や構造計算によって決定した。施工計画では、カーテンウォールの直下流に足場工を設置し施工する計画とした。また、コンクリートの養生も含めた施工に必要な日数を算出し工程表を作成した。水門耐震性能照査では、耐震補強後の既往成果をモデル化し耐震性能を確認した。嵩上げ工による自重の増加を加味しても耐震性能を満足することを確認した。耐震性能照査はレベル2地震動を対象に行い、3Dフレームモデルを用いた地震時保有水平耐力法で門柱、堰柱、カーテンウォール、操作台、底版の照査を行った。そして、嵩上げ後も耐震性能を満足することを確認した。