日本工営株式会社の受注業務・工事一覧

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期 間 2024/07/04~2025/02/21
本業務は、令和6年6月に静岡県賀茂郡東伊豆町白田地区にて発生した表層崩壊に対し、災害査定を実施するため、調査および解析、予備設計・詳細設計を実施した。崩壊発生箇所は、国道135号25.2kp付近の山側斜面であり、斜面崩壊により道路上に崩壊土砂が流出した。災害発生後に現地踏査を実施し、崩壊や周辺緩み域の状況や既設構造物の破損状況を確認した。現地踏査結果や別途発注業務による測量調査の3次元点群データや地質調査のボーリング調査結果を用いて、崩壊斜面の機構解析、安定解析を実施し、崩壊の発生原因や対策範囲、対策規模等の検討を行った。本現場は、用地制限により斜面対策が困難なことから、道路山側擁壁のポケットによる崩壊土砂の待受けを対策方針とした。崩壊土砂の待受け対策として、工法及び擁壁形式の比較検討を行い、待受け式重力擁壁の増打ちを選定した。比較検討にて選定した待受け式重力擁壁の詳細設計を行い、設計図面および数量計算書等の資料作成を実施した。また、オーリス非破壊検査および超音波トモグラフィー調査を実施し、既設擁壁の形状把握を行った。
期 間 2023/11/23~2025/03/14
本業務は、下田市と河津町の市町境を跨ぐ(一)河津下田線において、過年度に実施された道路予備設計の修正設計を行い、事業実施に必要となる事前調査の内容や事業費の概算を把握すること目的に実施した。幾何構造条件は計画交通量の見直しを基に道路区分を第3種第3級へ変更し、それに伴う車線幅員の修正を行った。線形検討は地元協議の結果を踏まえた道路線形の見直しとして、民家を回避した計画とし、現況河川を付け替える計画とした。概算工事費は土工部のほか、主要構造物(トンネル・付替河川・橋梁)を対象に算出した。道路予備修正設計にて算出した数量を基に施工計画(案)と事業工程表(案)の作成を実施した。事業工程表(案)作成にあたっては、今後の検討が必要な項目および必要な調査内容を整理し、設計業務・測量業務のほか地質調査・水文調査について整理した。今後の必要な項目と道路予備修正設計の成果より、実工程と令和13年度末開通とした2案の事業工程表(案)の作成を実施した。
期 間 2024/05/15~2025/02/28
本業務は、主要地方道常陸那珂港山方線(北部幹線道路)事業において計画されている道路整備に伴う近接鉄塔への施工影響を評価するために、二次元弾塑性FEM解析を実施したものである。2基の鉄塔を対象に施工影響を検討・評価を行い、対象の道路構造は、盛土(計画盛土高:12m)及び切土(計画切土高:4m)である。設計・施工上の留意点として動態観測計画について計測項目、計測期間・頻度等を計画・提案した。関係機関協議では、鉄塔管理者と解析方針、照査項目・許容値について協議した上で道路整備に伴う鉄塔の変位量が許容値以下であることを報告し、合意を得た。
期 間 2024/08/22~2025/02/17
(主)常陸那珂港山方線における常陸太田市下宮河内町地内の(仮称)第2号橋の条件護岸を対象に護岸詳細設計を実施した。(仮称)第2号橋と交差する浅川の河川条件を整理し、条件護岸の詳細設計および施工計画を実施し、護岸詳細図面を作成した。
期 間 2024/06/12~2025/01/31
静岡県が管理するトンネル28施設について、定期点検要領に基づく近接目視点検の前段階として、走行型高速3Dトンネル点検システムMIMMにより、走行型画像計測、走行型レーザー計測(点群データ計測)を行った。走行型画像計測では展開画像を作成し、それを基に変状展開図を作成した。また、変状展開図を基に打音検査面積の範囲を設定し、打音面積の集計を行った。更に、走行型計測による効果(従来手法との比較)を、点検精度・診断精度・コストの3点で行った。点検精度については、過年度の近接目視に基づく変状展開図と走行型計測により作成した変状展開図の差異を比較し、差異が発生している原因について考察を行った。また、走行型計測のメリット、デメリット、効果が発揮しやすいトンネルについて整理を行った。
期 間 2024/05/23~2024/11/29
本業務は、静岡空港滑走路端安全区域拡張整備事業で施工する盛土の法尻部分に堆積する崩積土の分布状況を把握し、崩積土の造成盛土への影響を把握し、対策工の検討を行うものである。崩積土の分布状況、地盤定数は、ボーリング調査および過年度実施した調査データをもとに、総合解析を行い整理した。崩積土の造成盛土の安定性は、円弧すべり法による安定解析を実施し、施工時および完成後の安全性を確認した。安定解析は、航空機荷重を考慮した解析を実施するとともに、レベル1地震時の安定性の確認を行った。崩積土の対策として、セメント改良、盛土置換などを比較検討し、処理方針を設定した。
期 間 2023/11/16~2024/09/30
本業務は橘地すべり防止区域内で町道の沈下等の変状を確認したことから、原因究明のため、現地踏査およびボーリング調査、地下水検層、簡易貫入試験、計器観測を行った。現地踏査では、地すべり末端渓流にて、渓岸侵食によるフトンカゴ等の変形・破損を確認した。計器観測では、A-1・旧A-1ブロックのパイプ歪計、孔内傾斜計にて変動状況を確認した。観測結果より、両ブロックは現在変動していないことを確認した。また、渓流に孔口がある横ボーリング工および集水井工の排水ボーリングにおいて、簡易点検および孔内カメラ点検を行い、複数の孔で変形やせん断が発生していることを確認した。現地踏査や各種観測および調査結果から、町道の沈下等は、渓岸侵食による地すべりブロック末端の小規模すべり(末端すべり)によって発生したと想定された。不安定な末端すべりに対し、河川シフトを伴う渓流保全工、押え盛土工、横ボーリング工および排水ボーリングの修繕を対策方針として提案した。また、対策計画断面に対し、安定解析を実施し、河川シフトにより安全率が低下しないことを確認した。
期 間 2024/03/28~2024/09/30
本業務は、口坂本地すべり防止区域(B地区)の地すべり挙動を把握するため、地すべり動態観測を実施した。動態観測では、既設の地盤伸縮計、垂直伸縮計、地下水位計、移動杭(トータルステーション及びGPS)を対象とする定期観測と自動観測による継続的なモニタリングを行った。本地すべりは、現場巡視において、顕著な地すべり変動は認められなかったものの、微小な計器変動があり、現在も緩慢に滑動していると想定される。本業務期間最高水位における安定解析では、Fs=1.019と算出され、安全率1.00を上回る結果となったが、複数の水位観測孔に不良がみられ、正確な安全率は算出できていないと考えられる。また、既設の集水井集水量調査では、施設状況の異常有無や地下水排除工の機能低下を点検・調査し、その結果、3基の集水井で湛水が認められた。また、先行雨量に対し、集水井全体の集水量は非常に少なくなっていることを確認した。水位観測孔の不良や集水井の湛水箇所に対し、今後の対応方針について、提案をおこなった。
期 間 2024/03/26~2024/10/04
静岡県静岡市葵区口坂本地内の口坂本地すべり防止区域内において過年度に湛水が確認された集水井における調査及び対策の詳細設計を実施した。調査は集水井排水ボーリングに対して、孔内カメラを挿入し管内の状況を確認した。点検結果の評価については「静岡県地すべり防止施設点検要領(案)」に基づき、変状レベルと健全度評価区分を評価した。また、湛水した集水井の対策検討については、新規の排水ボーリングの詳細設計を実施し、図面・数量の作成、施工計画の立案、施工時の留意事項の整理を行った。
期 間 2023/11/23~2024/07/26
本業務は、石脇川旧川河道内における漂流ゴミの滞留を解消あるいは軽減する方法について検討することを目的とする。 既往洪水時の水位や潮位、雨量等の水文諸量を収集し、石脇川旧川区間の水位状況や傾向を把握し、潮位影響により海域から漂流ゴミが遡上する場合があることを整理した。整理した水理諸量を基に平面2次元不定流による流況解析モデルを構築し、平常時及び洪水時を対象とした感度分析を実施し、漂流ゴミを自流で流下させるために必要な維持流量を整理した。また、過年度の漂流ゴミ調査結果を基に漂流物計算を行い、解析結果の妥当性を検証した。さらに、現況施設では必要な維持流量を確保できていない等の課題事項を整理した上で、石脇川放水路及び旧川の接続部における対策及び改良案を抽出し、必要規模等を整理した。合わせて、対策案の選定や定量的な効果量を整理するために必要なモニタリング調査案や今後の検討項目を検討した。漂流ゴミが石脇川旧川区間を遡上することを防止するために、他地域における対策事例を整理した上で、石脇川における漂流ゴミ遡上防止フェンスの設置を検討し、事業規模や管理運用面から適応性を整理した。