期 間
2022/11/11~2023/03/15
本業務は、(主)掛川浜岡線(大東菊川線)において、舗装修繕断面設計に必要となる基礎資料の取得を目的とし、路面調査、試掘調査、試料採取および室内土質試験を実施したものである。路面調査の結果、当該区間には、轍掘れや亀甲状のひび割れといった変状を確認した。4箇所の試掘箇所より、採取した5試料を対象にCBR試験を実施した。舗装構成は、全ての地点においてアスファルト-砕石-路床土の3層構成であり、路盤部の上下層判別は困難であった。路床土は全ての地点で礫分の優勢な層が分布しており、舗装直下に分布する礫質土は道路敷設時に構築された盛土層であると考えられる。なお、礫質土層の下位には自然地盤と考えられる砂質土層が確認された。地下水は、終点側を除いた3箇所においてGL-1.20~1.25m付近に確認された。CBR試験の結果、盛土に相当すると考えられる礫質土層のCBR値は77.8~149.9%を示し、自然地盤の砂層のCBR値は13.7%であった。調査結果のとりまとめのほか、残存等値換算厚の計算に用いる係数の提案を行った。
期 間
2022/10/05~2023/03/20
本業務は周智郡森町一宮地先外の二級河川太田川の支川伏間川および瀬入川において、台風15号の豪雨により崩壊した公共施設の機能回復のための測量設計を行ったものである。No.53伏間川では、河床洗掘および上流側の越流による河岸侵食が原因で被災したと推察されたため、最深河床の評価高から1.0m根入れを取ったコンクリートブロック積による復旧とした。No.61区間では、湾曲部の外岸で、河床洗掘及び吸出しにより護岸が崩壊したと推察された。勾配1:1.5の法面にブロック張り護岸を実施し、対岸側の護岸工との干渉が発生しないように最深河床評価高を基礎工天端高とし根固ブロックを計画した。No.88瀬入川では、落差工の直下流で河床洗掘及び背面土砂の吸出しにより両岸の堤防が陥没したと推察された。現地状況より、最深河床評価高を基礎工天端高とし、コンクリートブロック積および根固工の設置の工法を採用した。No.136伏間川では、河床洗掘が原因で被災したと推察されたため、最深河床の評価高から1.0m根入れを取ったコンクリートブロック積による復旧とした。その他、災害査定用資料の作成と、電算帳票作成を行った。
期 間
2022/10/05~2023/03/20
本業務は周智郡森町問詰地先外の二級河川太田川およびその支川において、台風15号の豪雨により崩壊した公共施設の機能回復のための測量設計を行ったものである。No.60太田川右岸では、鉄線籠護岸が橋脚の影響で護岸に流体力が働き、吸出しが発生し、被災に至ったと推測される。護岸は上下流の護岸との整合から鉄線籠型多段式護岸を採用した。No.87葛布川両岸では、石積護岸が河床洗掘の影響で被災していたため、最深河床の評価高から1.0m根入れを取ったコンクリートブロック積による復旧とした。No.92太田川では、橋梁条件護岸の擦り付けをしていた蛇篭が吸出しにより被災し、その下流側の大型ブロック張工の裏を吸出したことにより被災したと推測される。護岸構造は、蛇篭部はコンクリートブロック積を採用し、大型ブロック張工部は大型連節ブロック張を採用した。No.113敷地川では複数個所が被災し、流体力、天端からの侵食、河床洗掘による被災を受けたと推測された。護岸構造はコンクリートブロック積護岸とし、基礎下が空けた落差部は、根入れを確保した落差工を計画した。その他、災害査定用資料の作成と、電算帳票作成を行った。
期 間
2022/10/05~2023/03/17
本業務は周智郡森町三倉地先の三倉川支川大府川において、台風15号の豪雨により崩壊した公共施設の機能回復のための測量設計を行ったものである。被災は大府川右岸および左岸側にあり、右岸側は流水の影響による護岸の崩壊し、左岸側は流水の影響による根固めブロックの流出していた。右岸側の被災箇所は、護岸の復旧を行うこととし、護岸構造はコンクリートブロック積護岸、最深河床の評価高から1.0m根入れをとる構造とした。左岸部は、根固め工を設置することとし、洪水時の流速に基づき根固めブロックの重量を検討したところ、流出した根固めブロック(1tタイプ)と同じ重量となったため、より大きな2tタイプの根固めブロックを採用した。施工箇所までの工事用道路は、上流側の用地を借地し、上流の堤防より堤内仮設坂路を造成する計画とした。締切は大型土のうにより行い、ポリエチレン管φ600で河川水を切り回す計画とした。その他、災害査定用資料として概要書およびA・B表の作成と、電算帳票作成を行った。
期 間
2022/11/15~2023/03/15
本業務の対象区間は浜松市西区入野町地先における、旧新川起点の入野富士見水門直下左岸である。基礎地盤が軟弱地盤であること、市道占用の天端舗装にクラックや不陸等があり、既設護岸にはらみ出しやブロック目開きが確認されたことから、背面土の圧密沈下・吸出しが生じていると推定され、対策の検討を行った。対策について、ブロック積み護岸と特殊堤を設置し、地盤改良を行うことを提案する。護岸構造について、1:0.5勾配のコンクリートブロック積み(裏込めコンクリート有り)とした。護岸背後の土砂が吸い出されやすい土質であるため、裏込コンクリート有りとする。コンクリートブロックは景観、環境に配慮したポーラスタイプとし、水際には捨石工で植生繁茂を促すことを提案する。基礎工はセメント系固化材の中層混合処理による地盤改良とした。なお地盤改良については、原位置土を採取後、室内試験を経て固化材添加量を推定するものとする。その後、固化材添加量を算出する。また施工計画について、施工中は入野富士見水門を閉じ、水の流入を防ぐものとする。現場は湧水の発生が懸念されるため、状況に応じて下流に水替えポンプを設置することを提案する。
期 間
2022/03/31~2023/03/15
本業務は、島田市相賀地先の土砂災害(特別)警戒区域「荒神沢」において、砂防堰堤を計画するにあたり必要な基準点測量、路線測量及び現地測量を実施し、その成果に基づき、砂防堰堤の予備設計を行う事を目的とした。
期 間
2022/08/06~2023/03/15
発注者より貸与される道路防災カルテを用いて、設計図書に基づいた条件で、防災カルテを用いた点検及び防災カルテの修正を行うことを目的とする。
期 間
2022/07/29~2023/03/15
本業務は、浜松土木事務所天竜支局管内における土砂災害(特別)警戒区域の既指定箇所以外の新たな調査箇所を抽出することを目的とした。調査には既存航空レーザ測量成果を変換した地形図を使用し、地形判読および新規箇所を抽出した。対象とする事象は急傾斜および土石流である。
期 間
2022/07/29~2023/03/15
本業務は、浜松土木事務所天竜支局管内における土砂災害(特別)警戒区域の既指定箇所以外の新たな調査箇所を抽出することを目的とした。調査には既存航空レーザ測量成果を変換した地形図を使用し、地形判読および新規箇所を抽出した。対象とする事象は急傾斜および土石流である。
期 間
2022/09/30~2023/03/20
本業務は、浜松市天竜区春野町豊岡字小石間地先の(一)杉川における台風15号により崩壊した公共施設の機能回復のための測量設計を行うことを目的とする。被災メカニズムは、異常降雨による増水した河川流水より、石積みが崩壊した。設計は、現地調査を行い、被災メカニズムを推定し、流速の検討及び復旧工法をABC表より作成した。復旧工法は、ブロック積みを選定し、景観・環境に配慮したブロックを採用した。また、施工計画や災害査定用資料作成を行った。測量は、現地測量、河川測量及び用地測量を行い、設計に反映した。