静岡コンサルタント株式会社の受注業務・工事一覧

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期 間 2020/08/12~2021/02/19
本業務の目的は、沼津土木事務所が管理する(主)三島富士線の小浜橋および(主)三島裾野線の粳橋について、橋梁の現況踏査、必要に応じた橋梁補修の検討、補修設計、仮設構造物の検討、施工氣検討を実施することである。小浜橋は、橋長5.13mのRC床版橋である。H29点検では、主桁の鉄筋露出・うきが著しいため、III判定であった。補修設計では、コンクリート部材の断面修復のほか、中性化試験の結果より中性化が進んでいる対策として表面保護工を設計した。塩化物含有量試験の結果、床版コンクリートの損傷は塩害によるものではないと判明した。粳橋は、橋長3.8mのRC床版橋である。H29点検では、主桁の鉄筋露出が著しいため、III判定であった。補修設計では、コンクリート部材の断面修復のほか、一部の床版下面鉄筋の腐食・減肉が激しく、破断している鉄筋もあったため、炭素繊維プレートによる床版補強工を設計した。
期 間 2020/11/26~2021/03/22
本業務の目的は、富士土木事務所が管理する(主)富士川身延線の芝富橋について、将来的に予定される落橋防止システムおよび耐震補強の詳細設計に必要な調査、資料作成を行うことである。現地寸法調査、一般図作成、鉄筋探査、はつり調査、試掘調査および落橋防止システムの要否検討を実施した。芝富橋は、橋長60.0 mの3径間連続コンクリートアーチ橋である。本橋は、3径間連続のラーメン構造であることから、落橋防止システムの設計を行うに当って、非線形動的解析により耐震性能を確認する必要があった。本業務で実施した現場調査は、動的解析を行うための基礎資料収集であり、今後の耐震補強・落橋防止システム設計に利用される。落橋防止システムの要否検討について、本橋のラーメン構造が耐震性の観点から成立すると仮定した時、落橋防止構造・横変位拘束構造の省略条件に該当する。また、耐震補強・支承補強のための水平力分担構造については、非線形動的解析の結果を以て要否検討を行う必要がある。既設桁かかり長は、必要桁かかり長を有していないため、縁端拡幅が必要である。
期 間 2020/06/30~2021/03/19
(国)469号バイパスは、御殿場市仁杉交差点から(国)469号現道を結ぶ計画延長L=1.6km、標準幅員W=25.0m、都市計画路線(都)御殿場高根線の一部として計画されている。現在、1期工区となる(国)138号BP交差点から(市)0108号との現道擦り付けまでの区間(L=0.9km)は、道路詳細設計を行っており、用地買収もほぼ完了し、順次施工を行っている。当設計区間は、平成26年度に予備設計を行っており、また、別途業務にて(国)469号バイパスの将来交通量推計調査を行っている。本業務は、(国)469号バイパス将来交通量推計調査をもとに、詳細設計完了区間から(国)469号現道へ接続するL=0.72km区間の道路予備設計を行うものである。また、当設計区間内の交差点箇所についての交差点予備設計(N=3箇所)を行うものである。さらに、土壌汚染状況調査、土壌汚染対策図面の作成、1期工区で施工したボックスカルバート内の証明設計を行うことを目的とする。
期 間 2021/01/19~2021/03/15
本業務の目的は、田子の浦港管理事務所が管理する鈴川臨港道路の鈴川跨線橋(A1-P4)について、令和2年度版橋梁点検マニュアルに基づく橋梁点検を実施し、効率的な維持管理に必要な基礎資料を得ることである。本橋の点検対象区間は、連続RC中空床版橋である。A1-P3の桁下は隣接する田子の浦埠頭(株)の作業ヤードである。P3-P4間は臨港道路3号線の跨道部である。徒歩・はしご・脚立および高所作業車を用いて近接目視点検を行った。点検の結果、健全度II(リスクマネジメント)の橋梁全体の判定区分は、「II:予防保全段階」であった。予防保全の観点から措置を講ずることが望ましいと判断した。
期 間 2020/03/26~2021/03/15
本業務は、(主)下田松崎線の道路改築に伴い(1)法面対策工、(2)落石防護柵工、(3)護岸工の詳細設計及び(4)谷止工の予備設計を実施するものである。  (1)法面対策工は、一般的な切土工、アンカー工、地山補強土工の比較検討を行い、景観・経済性に優れる地山補強土工を選定しその詳細設計を行う。  (2)落石防護柵工は、現地踏査の結果落石の可能性がある浮石や転石が広範囲に点在していることから、比較検討の結果、斜面下部に落石防護工として高エネルギー対応のポケット式落石防護網の設置し、落石防護工で対応できない規模の大きい浮石については別途業務にて落石予防工を行うものである。  次に(3)護岸工は、二級河川那賀川水系に属する明伏川の上流域に位置する延長80mの区間である。当計画区間には(主)下田松崎線が並走しており、この道路改築事業に合わせて道路計画区間の河川改修を行うことになったため、護岸工詳細設計を行うものである。  (4)谷止工は、道路沿いの山側斜面において、たびたび土砂等が流下し、道路へ流出している。(現在も大型土のうや木柵にて仮設土留を設置)このことから、道路を保全するための対策工の検討を行うものである。
期 間 2020/09/03~2021/03/15
本業務は、富士市松岡~岩淵地内にて供用中の富士川橋に関する橋梁補修設計業務である。対象橋梁は、鋼トラス橋であり、起点側4径間において、橋門構ハンチ部及び中間対傾構斜め支材への車両衝突により、部材が損傷していた。これらの部材形状を改良し、車両衝突の回避・軽減による安全性の向上及び損傷した部材の取替えによる機能回復を図る計画を立案した。取替え後の部材の剛性が現況よりも向上するよう配慮し、形状決定に際しての構造的な要因をハンチ部の剛性とした。その上で、建築限界を満足するように形状変更を計画した。また、過年度実施の橋梁定期点検の結果、早期措置段階(判定区分III)の損傷が確認されており、早急に補修する必要があることから、沓座モルタルの打替え、局部的に防食機能の劣化・腐食が進行した橋門構水平材の再塗装を計画した。設計に先立ち、損傷部材の寸法計測、損傷部位の確認を行い、基礎資料を取得した。また、電磁波送受信装置を搭載した車両による床版上面の劣化状況調査(床版キャッチャー)を行った。取得した電磁波データとGPS情報を関連付けし、床版全面の解析が可能な断面データを生成し、データを解析・診断して整理した。
期 間 2020/09/10~2021/03/15
本業務は、(一)富士停車場伝法線・第二本田堀橋、(一)吉原停車場吉原線・三ツ又橋の適切な管理及び長寿命化を図るために,橋梁補修設計を行うものである。対象橋梁は,平成29年度に実施された橋梁点検結果より,「健全度III:早期措置段階」と診断されており,次回点検までに橋梁補修を行う必要がある。橋梁損傷調査を実施し,点検結果との整合性,劣化の進行を確認した。また,中性化の進行を確認し,再劣化を防止する対策を講じるため,中性化深さ試験(ドリル法)を実施した。主な橋梁補修として,両橋とも主桁下面の広範囲に鉄筋露出が見られたため,劣化部をはつり取り,モルタルで断面修復する計画とした。桁下高が70cmから100cmであるため,施工可能な断面修復工法として充填工法を選定した。さらに,調査より中性化の進行や,鉄筋の被り不足が見られたため,今後の中性化の進行を防止するため,表面保護工(含浸工法)を計画した。施工は,両橋とも,土のうで上流側を締め切り,高密度ポリエチレン管で仮排水する計画とした。断面修復時は,耐荷力の低下が懸念されるため,交通規制を行って荷重を低減し,資機材は,交通規制内に配置する計画とした。
期 間 2020/06/23~2021/03/15
本業務は、(一)御園伊豆仁田停車場線・塚本橋について,平成30年に実施した橋梁点検結果より,劣化が見られたため,必要に応じて橋梁補修設計を実施するものである。また,現行の基準で耐震性能照査を実施し,必要に応じて耐震補強設計を実施する。橋梁調査として,設計に必要な寸法計測や,損傷調査,中性化試験,塗膜分析試験,コンクリート強度試験を実施した。橋梁補修設計として,コンクリート部材は,ひび割れ注入工法,断面修復(左官)工法を計画した。中性化試験の結果より,中性化の進行を確認したうえで再劣化を防止する対策として表面含浸工法を計画した。鋼部材は,塗膜の劣化が見られたため,塗装塗替えを計画した。塗装塗替えは,塗膜分析試験に基づいて必要な仮設,作業員の保護対策を計画した。橋脚の耐震性能照査を静的照査及び動的照査(非線形)で実施した。動的照査において,レベル2地震時の橋脚に生じる応答値が,非線形領域での橋脚の耐力以下となったため,橋脚の耐震補強は不要とした。落橋防止システムの要否検討を行い,支承部の補強(レベル2地震動への対応)が必要であったため,レベル2地震動に対応可能な支承に取り替える計画とした。
期 間 2020/07/02~2021/03/15
本業務は、新川橋の耐震補強設計及び補修設計業務である。1962年架橋のPC3径間単純プレテン床版橋(橋長40.56m)である。事前に復元設計を行い、現地の既設鉄筋調査の精度を高め、構造図を復元した。既設橋耐震性能照査の結果、橋脚は大規模地震時に対して耐震性能を満足していないため、補強が必要である。橋脚補強工法は、河積阻害の悪化を抑えるため、巻き立て厚の薄いPP工法を選定した。落橋防止システムは、間詰部に水平力分担構造としてアンカーボルトを設置する。落橋防止構造は設置できないため、止むを得ず1.5SEを確保する。耐震補強工は河川内工事となる。既設護岸への影響を抑えるため、大型土のうによる仮締切とし、施工時流量に対して越流が発生しない期間に仮締切を設置する。高水敷搬入路と橋脚周辺に設置する枠組足場を有効利用できるように、左右岸片側の橋脚補強と落橋防止システムを、同年度の非出水期に施工する工程とした。橋梁補修は橋面のみで、片側交互通行規制で施工する。橋面および伸縮装置部からの漏水を抑えるため、主桁を傷つける恐れのない、薄層オーバーレイ舗装と簡易目地処理工を選定した。
期 間 2020/07/02~2021/03/12
本業務は、菊川市堂山新田地内にて供用中の堂山橋に関する補修、耐震補強詳細設計業務である。交差条件は、一級河川菊川水系牛渕川である。上部工形式は、鋼2径間連続非合成鈑桁橋(L=47.7m)であり、下部工形式は、逆T式橋台、パイルベント橋脚である。基礎形式は、鋼管杭である。現況調査を行って、基礎的な情報を取得し、ひび割れ補修や断面修復、再塗装の計画を行った。橋脚耐震補強設計では、既設パイルベントの耐震性能が基準に満たないことを確認し、SSP工法による補強、RC巻立て工法と増杭による補強の比較検討を行い、総合的に優れるRC巻立て工法案を採用した。また、杭種・杭径の検討を行って、総合的に優れる場所打ち杭φ1000(TBH工法)を採用した。落橋防止システム設計では、構成要素として横変位拘束構造と水平力分担構造が必要な理由を整理した後、詳細設計を行った。その際、当該橋梁は、側方流動の影響が顕在化していたことから、胸壁を打替えて遊間を確保し、側方流動の作用力を分担、抑制する構造と水平力分担構造を兼ねる計画とした。これらの施工方法を仮締切工や吊足場と合わせて検討・設計し、施工計画について河川協議を行った。