期 間
2020/07/21~2021/10/29
本業務は、過年度業務の道路概略設計で検討した最適ルートを基本に、道路予備設計を実施することを目的とした。測量業務は、「3次元データを用いた図面作成に関する特記仕様書」に基づき、Shizuoka Point Cloud DBに登録された3次元点群データを用いて、平面図、縦断面図、横断面図を作成した。使用する点群データの種類は、過年度に実施されたMMS測量および、航空レーザー測量で得られたLPデータである。設計業務は、狩野川渡河部、狩野川右岸側のルート選定、県道清水函南停車場線との交差点部の3区間について区分しルート選定した。選定されたルートについて、既設市町村道や用水路等を考慮し道路線形を決定した。縦断計画は、コントロールとして起点現道である町道6号線への取付、狩野川渡河部の計画堤防高、境川渡河部、終点(一)清水函南線停車場線との交差点高を考慮し決定した。また、狩野川右岸側については、令和元年度台風19号の浸水状況から9.6以上の道路高を確保した。
期 間
2021/03/18~2021/10/29
本業務は、土砂災害防止法の既指定箇所のうち、急傾斜地崩壊対策施設がある箇所において、平成17年度までに設計された旧基準の急傾斜地崩壊対策施設について、施設台帳等の既存資料や現地調査により施設の概要等を把握し、旧基準施設の安定計算を実施して安全性評価を行った。その結果により特別警戒区域の設定を行った。
期 間
2021/06/24~2021/10/19
本業務の目的は、富士土木事務所が管理する(主)富士川身延線の芝富橋について、動的照査により耐震性能を照査し、耐震補強すべき部材を明らかにし、耐震補強工事に必要な仮設工の予備検討を行い施工可能な仮設工法を提案することである。芝富橋は、橋長60.0 mの3径間連続コンクリートアーチ橋である。このため、本橋の耐震性能照査は動的解析により行う必要があった。過年度調査業務成果を基に、非線形動的解析を実施した結果、垂直材、アーチリブ、橋脚が耐震性能不足であることが判明した。ただし、本橋の利用状況及び地震時に各部材に生じる損傷を想定し補強の優先度を評価した結果、今後優先して耐震補強すべきは、垂直材とアーチリブとした。概略仮設検討では、雨量データを基に施工時流量を算出し、垂直材とアーチリブの補強施工に必要な仮設として、大型土のうによる仮締切と吊足場および単管足場による足場工を計画した。
期 間
2020/11/05~2021/09/30
本業務は、土砂災害防止法の既指定箇所のうち、急傾斜地崩壊対策施設がある箇所において、平成17年度までに設計された旧基準の急傾斜地崩壊対策施設について、施設台帳等の既存資料や現地調査により施設の概要等を把握し、旧基準施設の安定計算を実施して安全性評価を行った。その結果により特別警戒区域の設定を行った。
期 間
2021/05/20~2021/09/30
(一)静岡焼津線にて供用中の当目大橋は、ゲルバーヒンジ部を有する7径間のRCT桁橋である。ヒンジ部は、吊桁支持工法により補強済みであるが、供用期間において塩害が進行し、断面修復工による補修が必要な状態に至っていた。本業務では、断面修復工を行う際に、補強支持材を取り外すための車両制限の検討、施工手順の検討を行った。吊桁支持工法は、ヒンジ部の受台と補強支持材における荷重分担が明瞭ではないため、現地で載荷試験による歪計測を行って荷重分担を把握した。また、ヒンジ部の健全性は、取り外しの前提となるため、近接目視、打音、ファイバースコープによる調査を行い、損傷度を把握した。これらの結果、吊桁から補強支持材への荷重作用は小さく、ヒンジ部のRC構造は、耐荷性能が低下するような損傷を生じていないことを把握した。以上を踏まえ、建設当時の基準に基づいて、ヒンジ部を復元設計することで現在の耐荷性能を評価し、格子解析を行って取り外し後の反力を算出し、車両制限を行わなくても補強支持材を取り外した状態の安全性が確保されることを確認した。また、吊り足場上でチェーンブロックを利用し、補強支持材を取り外す計画を立案した。
期 間
2021/03/24~2021/08/31
一般県道仁杉柴怒田線と国道138号須走バイパスを連絡する取合道路は、暫定2車線形態で供用されている。本業務は、暫定供用後の交通量増加が予想される当該区間の完成4車線断面の道路詳細設計を行い、道路利用者の利便性、安全性の向上を目的とした。
期 間
2020/09/24~2021/08/31
本業務は、(主)藤枝黒俣線の道路改築に伴い既設暗渠を延伸する必要が生じたため、 延伸暗渠部の予備設計及び護岸部となる砂防施設設計を行うことを目的とした測量及び予備設計業務である。(主)藤枝黒俣線と交差する河川である普通河川神谷沢の路線測量を実施した。測量成果や河川台帳などの貸与資料より、護岸及び函渠設計における対象計画流量、計画縦断勾配、流下断面に関する基本事項を決定した。流域図より求めた計画流量は現況断面で満足する。そのため計画縦断勾配と計画断面寸法は、現況形状を基本とした。現場調査及び別途発注調査業務で、既設道路の河川横断形式が橋梁であることや、既設橋台の根入れが浅いことを確認したため、カルバート施工時の床堀影響が小さくなるように計画した。カルバートの構造形式は、比較検討を行い経済性及び施工性に優れる「1案 現場打ちボックスカルバート」を採用した。
期 間
2020/12/16~2021/07/30
本業務は、清水港新興津地区に新たに整備する、人工海浜を有した緑地等へアクセスする臨港道路の改築に向けた、警察協議および地元関係者との関係機関協議資料作成を目的とした。
期 間
2021/03/24~2021/07/30
当設計箇所は、平成29年度に都市計画決定した(国)136号の一区間で、伊豆縦貫自動車道の管理者となる国土交通省は、下田IC交差点(仮)から右折車線区間となるNO.62+2.984(国土交通省測点NO.16+17)までを静岡県との協定区間としている。静岡県では令和2年度に、5丁目交差点から協定区間(NO.62+2.984)までの詳細設計を行っている。しかし、伊豆縦貫自動車道の施工区分、施工時期が未だ不明確であり、5丁目交差点の施工が先行するため、現道への擦り付け計画を行う必要がある。本業務は、下田市5丁目にある国道136号下田5丁目交差点の改良に伴い発生する現道擦り付け計画の設計を目的とするものである。
期 間
2021/04/01~2021/09/30
本業務は、静岡県富士土木事務所が管理する6橋(稲子川橋、柚野側道橋、新田橋、駒止橋、柳橋、天神橋側道橋)の塗膜分析調査業務である。将来予定される6橋の塗替塗装計画の実施に先立ち、既存の塗膜厚・塗膜構成を把握するとともに採取した塗膜の有害物質の分析を実施し、塗膜のかき落とし作業時の労働者の安全対策と塗膜くずの廃棄方法を検討するための基礎資料を収集した。試験結果より、6橋の既存塗膜には鉛が含まれているため、塗膜剥離作業を実施する際は、湿式と同等程度に粉塵の発生を抑えた剥離作業の実施、鉛作業主任者の配置、有効な防護服の着用等の対策が必要である。稲子川橋の既存塗膜はPCB汚染物に該当するため、低濃度PCB含有廃棄物としての処分が必要である。