期 間
2021/06/24~2022/02/28
設計業務は、(主)富士川身延線の富士市木島地内(木島交差点付近)において山側道路法面の落石対策工の予備設計、詳細設計を行った。本業務は当初、既設落石対策施設の状況を確認し、現状落石対策として妥当であれば補修設計を実施するものであったが、既設落石対策施設の支柱高が現行の設計基準を満足していないことから、落石対策施設を新設する方針で設計を実施した。工法選定では、落石予防工(発生源対策)と落石防護工(道路脇や斜面途中での対策)の組み合わせによる検討を行った。結果、落石予防工は「小割除去工」、落石防護工は「ポケット式落石防護網工」を選定し、それらの詳細設計、施工計画を実施した。
測量業務に関しては、過年度測量成果の現況平面図や中心線を基に法面補修設計に必要な横断測量を実施した。
期 間
2021/09/22~2022/02/25
本業務委託は、(主)三島停車場線道路改築(無電柱化)事業に伴い、既存ストックの活用方針が変更となった区間の電線共同溝の詳細設計(修正設計)を行う。また、電線共同溝の管路に近接する埋設管に対して影響のない管路線形計画を行い管理者と協議・調整し承諾を得た計画を作成した。また、工事発注に向けた電算帳票を作成することを目的とする。
期 間
2021/08/05~2022/02/21
本業務は、静岡県富士土木事務所が管理する2橋(羽鮒高架橋、前田跨線橋)の塗膜分析調査業務である。将来予定される2橋の塗替塗装計画の実施に先立ち、既存の塗膜厚・塗膜構成を把握するとともに採取した塗膜の有害物質の分析を実施し、塗膜のかき落とし作業時の労働者の安全対策と塗膜くずの廃棄方法を検討するための基礎資料を収集した。羽鮒高架橋は、7径間の橋梁で、鋼橋であるP1-A2区間のうち、P1-P4区間とP4-A2区間では、上部構造と塗膜構成が異なっていたため、塗膜調査を2箇所実施した。調査箇所へは、県管理敷地内から高所作業車、梯子を使用して近接した。前田跨線橋は、JR東海道本線を渡る跨線橋で、調査箇所には市道島田町2丁目7号線を片側交互通行規制し、高所作業車で近接した。調査箇所の近接にあたり、作業概要について鉄道管理者と協議を実施し、管理者の了承を得て調査を行った。分析試験結果より、2橋(3検体)の既存塗膜には鉛が含まれているため、塗膜剥離作業を実施する際は、湿式と同等程度に粉塵の発生を抑えた剥離作業の実施、鉛作業主任者の配置、有効な防護服の着用等の対策が必要である。
期 間
2021/08/26~2022/02/21
本業務は、静岡県富士土木事務所が管理する3橋(内野大橋、雌橋、富岳桜橋)の塗膜分析調査業務である。将来予定される3橋の塗替塗装計画の実施に先立ち、既存の塗膜厚・塗膜構成を把握するとともに採取した塗膜の有害物質の分析を実施し、塗膜のかき落とし作業時の労働者の安全対策と塗膜くずの廃棄方法を検討するための基礎資料を収集した。3橋は、橋台付近から徒歩で進入し、護岸上から徒歩で試験箇所へ近接して調査を行った。分析試験結果より、3橋の既存塗膜には鉛が含まれているため、塗膜剥離作業を実施する際は、湿式と同等程度に粉塵の発生を抑えた剥離作業の実施、鉛作業主任者の配置、有効な防護服の着用等の対策が必要である。
期 間
2021/08/26~2022/02/15
本業務は、(一)鷹岡柚木線の龍巌橋について、令和2年度に実施した上部工拡幅工およびP2橋脚耐震補強の修正設計業務である。上部工拡幅工修正設計は、拡幅後の有効幅員を当初設計の6.3mから6.5mに変更し、詳細設計を改めて実施することが目的である。当初設計では、背面道路の現況有効幅員に合わせて拡幅後の有効幅員を決定したが、修正設計では、3種3級小型道路の車線幅と路肩を根拠として有効幅員を決定した。拡幅量の増加に伴い、鋼製地覆および既設張出床版の補強(PP増厚・リードライン工法)の設計計算を改めて行った。また、本橋上流側に添架されている水道管を上部工の拡幅に伴って移設する必要がある。本修正設計で上部工の拡幅量が増加するため、布設替え位置を拡幅後の幅員に合わせて修正した。P2橋脚耐震補強修正設計は、当初設計によるP2橋脚耐震補強工事で所定の位置に橋脚柱がないことが判明したため、設計図面を修正することが目的である。P2工事で橋脚基部の岩盤を掘削した結果、想定した位置に橋脚が床付けされていなかったことから、小型フーチングおよび橋脚PCM巻き立て工の図面修正を実施した。
期 間
2021/10/19~2022/02/28
本業務は、全国道路・街路交通量情勢調査の一環として、自動車起終点調査(OD調査)に合わせて把握すべき全国の幹線道路の交通量を調査することを目的とし、伊豆市内において昼間12時間人手観測(7時~19時)を13箇所、24時間人手観測(7時~翌7時)を2箇所実施した。調査日及び調査箇所については協議により決定した。
期 間
2021/08/05~2022/01/31
本業務は,(国)469号の(普)半兵衛堀を渡河する東光寺橋と(主)清水富士宮線の水路を渡河する中条橋の,補修設計業務である。両橋とも交通量は少ないが,大型車両が通行する。東光寺橋は,上下流で分離したRC床版橋(橋長4.0m,有効幅員6.6m)である。1955年架橋で,上流側床版は損傷が無いため,拡幅したものと推定される。下流側床版に鉄筋露出があり,配力筋が26本中15本破断している。破断した配力筋は既設鉄筋と同径の鉄筋を追加し、ポリマーセメントモルタルで断面修復する。中条橋は,上流側がボックスカルバート(橋長1.6m),下流側がRC床版橋(橋長3.4m)で,有効幅員6.25mである。1938年架橋で,下流側床版橋は道路拡幅のため施工したものと推定される。下流側床版に鉄筋露出があり,主鉄筋がφ16からφ4に減肉していた。鉄筋の差替えを重ね継手で行い,断面修復する。両橋とも地覆側面からの雨水が鉄筋腐食を促進していたため,水切りを設置する。また,鉄筋位置まで中性化が進行しているため,劣化因子の侵入防止だけでなく,アルカリ性付与の効果がある含侵材を塗布することで、長寿命化に配慮した設計とした。
期 間
2021/07/07~2022/01/21
本業務は、令和3年7月1日~6日の集中豪雨により(主)熱海箱根峠線に隣接する斜面が崩壊したことで道路施設が被災したことから、災害復旧工法を選定し、詳細設計を実施するものである。
期 間
2021/07/08~2021/12/20
(主)三島富士線外に架かる15橋について、定期点検を実施した。15橋の内、9橋は橋長が15m未満またはボックスカルバートであるため、定期点検(B)で行った。その他の橋梁は、橋長が15m以上であるため、定期点検(A)で行った。定期点検は、橋梁の損傷や変状を把握し、近接目視点検と打音検査を実施した。点検後は、橋梁の損傷状況を記録し、調書を作成した。点検結果を基に、アセットマネジメントとリスクマネジメントの観点から健全度を評価したうえで、道路橋毎に健全度を診断した。また本業務は二巡目の定期点検であったため、前回点検結果との対比資料作成し、劣化の進行を確認した。点検の結果、道路橋毎の健全性の診断について、「健全」と診断した橋梁が1橋、「予防保全段階」と診断した橋梁が12橋、「早期措置段階」と診断した橋梁が2橋であった。早期措置段階と診断した橋梁は、主桁に鉄筋露出が見られ、主鉄筋の露出であること、支間中央に生じていることから構造物の機能に支障が生じる可能性があり、また、桁下高が低く水面に近いため損傷の進行も懸念される。よって、早期措置段階の中でも優先して対策を施すべき橋梁と診断した。
期 間
2021/06/11~2021/12/17
本業務は、土石流危険渓流に指定されている「夏梅木川支川玉沢」の砂防堰堤整備事業に伴い、設計計画に必要な測量作業を実施したものである。測量の基準は、最寄りの電子基準点「裾野2」「静岡清水町」「函南」を与点とし、GNSS測量(スタティック法) にて基準点を設置した。「測地系:世界測地系」標高の基準は、新設した基準点「3-1」のGNSS測量による成果値を固定点として直接水準測量により仮BMを設置した。地権者要望にてコントロール(用地買収できない土地)となる保存木が存在することから、現地計測を行い平面図に保存木の位置を明示した。「実施数量:3級基準点測量3点、4級基準点測量20点、路線測量0.36km、現地測量0.06km2」