静岡コンサルタント株式会社の受注業務・工事一覧

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期 間 2020/03/07~2020/11/10
本業務は、静岡県袋井土木事務所が管理する(主)相良大須賀線の方施橋、(一)大東菊川線の上竹橋についての補修設計業務である。寸法調査、損傷調査、塗膜調査、中性化試験を実施し、対象橋梁の現状を正確に把握・整理し、長寿命化を図る上で必要となる補修工法の検討、設計を行った。方施橋は、橋長3.1mのRC床版橋であり、供用期間は93年に及ぶため、RC床版の中性化が進行しており、剥離・鉄筋露出が著しい状況であった。そのため、断面修復工による補修の実施に加え、不導体被膜を再生する効果を見込むことのできる含浸工法を適用する計画とした。上竹橋は、橋長24.4mの鋼単純鈑桁橋であり、再塗装後20年を経過したことで、塗膜のさび、はがれが顕著になりつつある状態であった。塗替えの検討が必要であり、鉛を含む塗料の使用が確認されていたことから、RC-I塗装系による再塗装を計画した。その際、作業者の安全性や廃棄物の適切な処分が確実なものとなるように、乾式、湿式の1種ケレン工法について比較検討を行い、総合的に優れる循環式ブラスト工法の適用を提案した。また、他の劣化が進行した部位についても補修設計を行い、施工計画を行った。
期 間 2020/06/04~2020/10/30
(主)富士富士宮由比線の逢来橋は一級河川富士川を渡河する鋼単純ニールセンローゼ桁橋である。平成29年度点検時に、平成25年度点検時では報告されていないひびわれが橋台部に確認された。これらが平成25年度点検以降に生じたひびわれとすると、重大な損傷である可能性があるため、橋台調査を実施した。ひびわれ深さ測定、下部工変状確認、橋台応力度照査を実施した結果、貫通ひびわれの可能性は低く、後天的な外的要因(荷重作用等)によって生じたひびわれではないと判断した。ひびわれは、施工時のセメントの水和熱による温度収縮が原因であると推定されるため、ひびわれ補修工(低圧注入工法、充填工法)を行うこととした。床版損傷調査は、平成29年度点検で報告された損傷について、ひびわれ幅の広さ、遊離石灰の進行状況、ひびわれや遊離石灰箇所の漏水や錆汁混入の有無等の現状を詳細に確認し、補修の要否を判定する根拠を得るために実施した。ひびわれは床版全体に生じているが、幅0.20mmのひびわれは全体の4割程度であり、幅の広いひびわれも見られなかった。また、遊離石灰の進行は止まっており漏水も局所的であるため、補修不要と判断した。
期 間 2020/06/24~2020/10/16
本業務の目的は、下田土木事務所が管理する西ノ川高架橋BOXの適切な管理及び長寿命化を図るために、橋梁補修設計(補修工事に必要な図面・報告書の作成)を行うことである。西ノ川高架橋BOXは、(国)135号に架かる橋長8.6mのボックスカルバートにスラブ桁が拡幅されている形式である。平成28年度橋梁定期点検において、スラブ桁床版下面の鉄筋露出が著しいため健全度II(リスクマネジメント)はIII(早期措置段階)に判定している。補修設計は、損傷調査、中性化試験、塩分調査の結果をもとに行った。損傷調査により現状で発生している損傷に対して補修の要否検討を行い、補修が必要な損傷に対して補修設計を行った(事後保全)。事後保全補修を行った上で、西ノ川高架橋BOXの長寿命化を図るため、予防保全の補修を提案した。スラブ桁の中性化、塩害は6cmまで浸透しており、鉄筋は腐食環境下にあるため、鉄筋の不導体被膜に代わる保護層を形成する表面含浸工を提案した。
期 間 2020/03/19~2020/09/28
本業務の目的は、富士土木事務所が管理する(主)三島富士線および(一)水神田子ノ浦港線の3橋について、橋梁の現況・損傷調査、必要に応じた橋梁補修の検討、補修設計を実施することである。栄町橋は、橋長2.1mの車道部(RC床版)および歩道部(H鋼+縞鋼板)からなる橋梁である。H29点検では、歩道部主桁の腐食が著しいため、III判定であった。補修設計では、RC部材の補修のほか、歩道部の部材取替えを設計した。比奈橋は、橋長4.7mの単純RC床版橋である。H29点検では、床版下面の鉄筋露出が著しいため、III判定であった。補修設計では、RC部材の断面修復のほか、鉄筋が破断した箇所の炭素繊維補強を設計した。鮫島橋は、橋長12.7mの単純RCT桁橋である。H29点検では、床版・主桁のひびわれ・うき・鉄筋露出が著しいため、III判定であった。補修設計では、主にRC部材の断面修復を設計した。桁下施工は吊足場を用いる。施工時水位は、潮位から設定した。3橋に共通して、上部工RC部材の中性化が進行しているため、表面含浸工による内部鉄筋の保護・長寿命化を提案した。
期 間 2020/03/19~2020/09/28
本業務の目的は、富士土木事務所が管理する(主)三島富士線の3橋について、橋梁の現況・損傷調査、必要に応じた橋梁補修の検討、補修設計を実施することである。せぎわく橋は、橋長6.4mの車道部(RC床版+RCT桁+鈑桁)および歩道部(H鋼+縞鋼板)からなる橋梁である。H29点検では、歩道部主桁・横桁の腐食が著しいため、III判定であった。現地踏査で、歩道部の断面欠損・たわみが大きく、供用に危険が伴うことを確認し、発注者に報告した。補修設計では、RC部材の補修のほか、歩道部の部材取替え・鈑桁の当て板補強を設計した。阿原田橋は、橋長3.5mの車道部(RC床版)および歩道部(溝形鋼+縞鋼板)からなる橋梁である。H29点検では、歩道部上部工の腐食が著しいため、III判定であった。補修設計では、RC部材の補修のほか、歩道部の部材取替えを設計した。学校橋は、橋長10.0mの単純RCT桁橋である。H29点検では、RCT桁の鉄筋露出および補強鋼板の腐食が著しいため、III判定であった。補修設計では、RC部材の断面修復のほか、補強鋼板の塗装塗り替え工を設計した。
期 間 2020/06/18~2020/09/16
本業務は、土砂災害防止法基礎調査において、令和元年度に指定された箇所の土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域の面データ(shp、シェープ)を、静岡県地理情報システム内、土砂災害(特別)警戒区域マップの更新データとして使用するためのGISデータ作成を行った。データの内訳は、土石流219箇所、急傾斜818箇所、地すべり12箇所の合計1049箇所である。
期 間 2019/12/20~2020/08/31
本業務の対象路線である(主)下田石廊松崎線は、下田市を起点として松崎町に至る延長15.4kmの路線であり、南伊豆町の海沿いの集落を結ぶ重要路線である。沿線には、ユウスゲ公園やあいあい岬などの観光名所も多く、南伊豆町の観光政策の重点箇所となっている。しかし、当該路線には大型車両のすれ違いが困難な線形急変箇所が存在し、観光シーズン等の交通に支障をきたしている。本業務は、「平成27年度[第27-D4816-01号](主)下田石廊松崎線安全・安心緊急道路対策事業(道路改築)工事に伴う設計業務委託(道路拡幅設計)(13-03)」成果より選定した局部改良が必要な6箇所の内、1箇所の道路詳細設計を実施するものである。
期 間 2020/03/26~2020/07/31
本業務の目的は、下田土木事務所が管理する門前橋の適切な管理及び長寿命化を図るために、橋梁補修設計(補修工事に必要な図面・報告書の作成)を行うことである。門前橋は、(一)湯ヶ野松崎線に架かる橋長10mのRC単純T桁橋で、平成28年度橋梁定期点検において、主桁の鉄筋露出が著しいため健全度II(リスクマネジメント)はIII(早期措置段階)に判定している。補修設計は、損傷調査、中性化試験の結果を基に行った。損傷調査により現状で発生している損傷に対して補修の要否検討を行い、補修が必要な損傷に対して補修設計を行った(事後保全)。事後保全補修を行った上で、門前橋の長寿命化を図るため、予防保全の補修を提案した。中性化は4cm程度まで浸透しており、中性化残りは10mm以下のため、コンクリートのアルカリ性回復に寄与する表面含浸材工を提案した。また、上部工への水分供給を減らすため、排水管の付替工、桁遊間の目地材充填工、張出床版の水切り工を提案した。
期 間 2019/10/15~2021/02/26
本業務は、令和元年10月12日の台風19号の豪雨により(主)熱海大仁線の山側切土法面が崩壊し既設吹付法枠工が変形したため、この道路山側斜面対策の災害復旧工法を選定し、詳細設計を実施した。現地調査及び地質調査より被災原因の素因は、地形が今回の崩壊地を包括する大きな旧崩壊地形であること、表層に火山灰質土等の軟弱層が堆積していること、湧水や竹林が繁茂している状況から地下水位が高い箇所であったことであり、誘因は台風19号による豪雨(時間最大雨量48mm、累加雨量522mm)である。崩壊規模は幅50m、斜面長20m、崩壊厚最大6mであり、崩壊形態は規模や形状から地すべり性崩壊と評価した。現場状況や地質調査結果を踏まえ、対策工として段ごとの逆巻き施工が行えることにより安全に施工可能なグラウンドアンカー工と独立受圧板を選定した。アンカー材及び受圧板は比較検討にて経済性に優れるEHDアンカーとアンカーパネルとし、詳細設計を行った。
期 間 2019/10/15~2020/06/30
本業務は、令和元年10月12日の台風19号の豪雨により(主)熱海大仁線の路肩ブロック積が崩壊したため、災害復旧工法を選定し、詳細設計を実施するものである。被災原因は、1豪雨により地下水が上昇し、地盤が飽和状態となる。2地盤のせん断抵抗力が低下し、混合擁壁(重力式擁壁)が破壊、3混合擁壁(重力式擁壁)の破壊に伴い農道ブロック積擁壁背面に過剰な土圧が作用し、擁壁が崩壊、4道路路肩部全体が崩壊である。予備設計(擁壁・補強土)の工法比較結果から、経済性、施工性に優れる「盛土工」を採用した。盛土工には、現況にあった付替道路の復旧、地山の湧水処理の水平排水材、盛土部の排水処理を行うためのふとん籠を設けた。