期 間
2021/11/10~2022/09/30
本業務では、下田土木管内の2箇所において、ラウンドアバウトに関する最新の知見を踏まえ、交通量及び幾何構造の観点からその適用の可否を確認し、交通の安全性及び円滑化と災害時の運用等について優位性を評価した上で、導入の妥当性を判断するためにラウンドアバウトの予備設計を実施した。 ラウンドアバウトの設計は、用地・コスト等の制約条件のもと、設計車両の走行軌跡を基本に地域の交通特性を踏まえ、安全性・走行性を最大限に発揮する幾何構造(「環道の中心位置及び外径の大きさ」、「流出入部」、「中央島と環状部」の構成)を決定することが重要であることから、1箇所目は副設計車両(セミトレーラー)の走行軌跡を基本に、主設計車両(普通自動車)及び小型自動車の環道内での速度抑制効果を考慮して環道外径は29mで計画を行った。2箇所目は、主設計車両(小型自動車)と副設計車両(普通自動車)の走行軌跡を基本に、通行車両の安全性、走行性に加えて通学路であることを考慮して実績の多い環道外径27mを採用した。
期 間
2022/06/15~2022/09/30
本業務は、土砂災害(特別)警戒区域の既指定箇所以外の新たな箇所として、基礎調査の対象とする箇所を抽出することを目的とした。
期 間
2022/03/15~2022/09/30
本業務は赤沢右支川(伊東市赤沢地区)の砂防計画に必要な路線測量を実施したものである。測量範囲周辺には公共基準点がないので、電子基準点「中伊豆A」「伊東八幡野」「河津」を与点としたGNSS測量により、3級基準点「3-1」「3-2」を設置し測量範囲を網羅するように4級基準点測量を実施した。(世界測地系 8系)高さの基準についてはGNSS測量により設置した「3-1(H=84.923)」を基に高さ付けをしている。現地測量(A=0.038km2)を実施して平面図を作成し、設計協議による線形決定をして路線測量(L=0.30km)を行った。
期 間
2022/03/24~2022/09/30
本業務は、効率的な維持管理に必要な基礎資料を得ることを目的に、(一)函南停車場反射炉線等に架かる橋梁(23橋)について、定期点検(A):1橋、定期点検(B):22橋の橋梁定期点検を実施した。橋梁の損傷や変状を的確に把握し、近接目視点検と打音検査を実施して、橋梁の損傷状況を記録、整理した。その結果を基に、損傷度を算出し、健全度をアセットマネジメントやリスクマネジメントの観点から評価した上で、道路橋毎の健全度を診断した。点検結果より、道路橋毎の健全度は、判定区分I:健全が1橋、判定区分II:予防保全段階が18橋、判定区分IIIa:早期措置段階が4橋と診断し、判定区分IIIb:早期措置段階及び判定区分IV:緊急措置段階に該当する橋梁はなかった。IIIa:早期措置段階と診断した洞川橋、月多坂橋、宮上橋、宮川橋の4橋は、前回点検時よりも、主桁の主鉄筋の露出が顕著であり、今後、損傷が進行すると鉄筋の断面減少や破断に至る恐れがあり、主桁の耐荷力に影響があるため、早期に措置を講ずることが望ましい。損傷原因が中性化による劣化と考えられるため、橋梁補修設計時に中性化試験の実施を提案した。
期 間
2022/03/31~2022/09/30
左折車両と横断歩道歩行者との接触事故が発生した(一)池東松原線(伊東市荻)の交差点において、事故が発生しにくい安全な交差点平面形状に改善することを目的とした交差点改善設計業務である。交差点計画は下記1~3を基本方針とした。1.交差点のコンパクト化を図る2.用地買収を伴わない範囲での設計を基本とする3.車両走行軌跡図に加え、路線バス会社への聞き取りや、現地確認による実際の路線バスの走行軌跡を計画の根拠とする。また、設計にあたっては関係機関(伊東市建設課、伊東警察署)との協議を行い、交差点改善案を作成した。以上を踏まえ、次の1~4の対策を行う計画案とした。1.歩道の前出し(構造物によるコンパクト化)2.右左折導流路(ゼブラ帯)の設置(路面標示によるコンパクト化)3.横断歩道長さの縮小(L=16m→12m)4.歩車道境界ブロックを可能な限り一般部用に嵩上げ(歩行者だまりの安全性確保)
期 間
2022/03/03~2022/08/31
国道135号(伊東市宇佐美地区)の歩道は、老朽化に伴う舗装のひび割れや段差、さらに路肩部の側溝蓋の破損、防護柵の腐食等が顕在化している。一方、超高齢化社会への対応や新型コロナウイルス等感染症対策の観点から「新しい生活様式」に対応した道路環境整備が求められている。本業務委託は、道路利用環境改善を図るための歩道改修工(縁石・舗装修繕、側溝蓋修繕、転落防止策等の更新ほか)の詳細設計を行うことを目的とする。基本設計時に作成した「基本計画図」をベースに、要改修部について工事発注するための詳細設計図面等を作成するものである。現地調査及び地元ヒアリングより改修項目を詳細に洗い出し、歩行者、自転車、車椅子利用者等、誰もが使いやすい歩道の整備を検討した。本業務地は歩道の一部が波返し構造物の上に整備された張り出し歩道であったため、クラックや舗装剥離の補修工法検討を行い、通常の舗装クラック補修に用いる工法ではなく、コンクリート構造物に用いる工法を採用した。
期 間
2021/06/08~2022/08/31
(一)下土狩徳倉沼津港線の橋梁改築事業において、本業務は境川の長伏地区と的場地区に架橋する橋梁の予備設計を行うものである。現地踏査及び設計条件の整理を行い、橋長を設定した上で、橋梁形式の選定を行った。橋長は、交差する河川(境川)条件を基に20.2mに決定した。上部工形式は、適用支間より第1案:鋼単純合成H桁橋、第2案:PC単純プレテンション方式床版橋、第3案:PC単純プレテンション方式T桁橋で比較した。その結果、経済性や維持管理性等総合的に優れる第3案:PC単純プレテンション方式T桁橋を採用した。下部工形式は、躯体高より逆T式橋台とした。基礎工形式は、(1)支持層の深度が60m以深(2)支持層は玉石混り砂礫層(礫径300mm以下)(3)民家やポンプ場が近接(4)正規圧密層が深度約47mまであり杭基礎に負の周面摩擦力が大きく生じることに着目し、適用性の高い第1案:NB(中掘り杭)工法(SL鋼管杭)、第2案:場所打ち杭工法、第3案:回転杭工法で比較した。その結果、大深度及び軟弱地盤でも施工性や安定性能を確保でき、経済性に優れる新工法である第1案:NB(中掘り杭)工法(SL鋼管杭)を採用した。
期 間
2022/03/31~2022/08/31
本業務は、熱海市春日町にて供用中の、(国)135号を構成する足川橋の補修設計である。対象橋梁は、橋長20mの鋼単純鈑桁橋である。令和元年度の定期点検では、支承と垂直補剛材の腐食が進行していたことで、健全度III(早期措置段階)と評価されたため、補修設計を実施した。また、令和2年度には、塗膜試験において、鉛を含有する塗料が使われていたことが確認されており、補修工法の選定条件として考慮した。現地調査により、定期点検で評価された桁端部の損傷原因は、取替え済みのゴム伸縮装置の再劣化による止水機能の低下であることを確認した。二重止水構造の伸縮装置に取替えることで、原因を取り除き、劣化部の補修が確実なものとなるよう配慮した。劣化部は、局所的のため数量が少なく、鉛を含む塗膜への配慮から、剥離剤と電力工具を利用し、Rc-I塗装系の塗替えとした。また、垂直補剛材の損傷が進んでいたことから、樹脂で既設部材との密着性を確保した上で、当て板による補修を行うとした。その他、床版、橋台の劣化部を断面修復工やひび割れ補修工で耐久性を回復し、今後の供用期間に耐えうるよう計画した。また、これらに関する施工計画を行った。
期 間
2022/05/19~2022/08/22
本業務は静岡県富士土木事務所が令和4年5月19日から令和4年8月22日まで(主)富士裾野線富士市一色において、道路改築に伴った道路台帳作成を実施したものである。また旧道となる区間については富士市に移管協議をする図面を作成した。
期 間
2021/12/09~2022/07/29
本業務は(主)富士川身延線に属し一級河川富士川水系芝川を渡河する芝富橋の耐震補強詳細設計業務である。本橋は、1934年に架橋された橋長60.050mのRC3径間バランスドアーチ橋で、アーチリブが橋脚2基に剛結されるラーメン構造である。このため橋脚柱・アーチリブ・垂直材を含めた全体系で非線形動的解析を行い、耐震性能を確保する必要がある。既設橋耐震性能を照査した結果、ほとんどの部材が大規模地震力に対する耐力を有していなかった。本業務ではアーチリブ・垂直材の補強詳細設計を実施した。詳細設計では、橋台パラペットと桁の衝突を考慮して地震時水平力を負担させる変位拘束工法を採用し補強規模の低減を図り、アーチリブ・垂直材をポリマーモルタルによる巻立て補強を行い耐震性能を満足させた。また、床版掛違い部の側径間H4垂直材部は、垂直材と床版の応答相対変位が大きいため、沓座縁端拡幅を計画した。施工計画は、アーチリブ下面全体にシステム吊足場を設置し、仮締切が不要な計画とした。また、吹付工法に必要な施工ヤードは、芝川右岸上流側の既設坂路および高水敷を用いる計画とした。