期 間
2022/06/28~2023/03/15
本業務は、平成30年度から進めている(主)下田松崎線の道路改築に伴い、既設小杉原橋の下流側に計画する拡幅橋の施工計画及び河川協議資料の作成を行うことを目的とする。小杉原橋拡幅橋は、橋長L=16,3mのポストテンション方式PC場所打ち単純床版橋で、橋梁詳細設計は過年度業務で実施済みである。下部工施工(橋台,護岸工)はオープン掘削で施工する。下部工施工において河川側は、施工時流量の流下能力を確保できるように大型土のうで仮締切り工を行う。また、左岸橋台の施工時、道路側は片側交互通行規制の道路幅を確保するため、仮設土留工(自立式鋼矢板)を打設する。上部工は、河川内に固定支保工架設工法で施工する。上部工施工において施工時流量は、仮排水路(コルゲートフリューム)で流下させる。下部工、上部工ともに河川内での施工であるが、非出水期内(11月~5月)で施工が可能である。
期 間
2021/08/31~2023/03/15
本業務は、静岡県伊豆市修善寺地先の土石流危険渓流に指定されている「修善寺川支川谷戸沢右支川(左支渓)」において、予備設計にて決定された計画内容に基づき、事業実施に必要となる砂防堰堤詳細設計および電算帳票作成を目的とし、業務を行った。配置計画を3案検討し比較選定を行い、経済性、施工性に優れ、墓地に影響しない最下流に設置する案を採用した。堰堤工は、コンクリート構造を採用し、不透過型堰堤(堰堤高8.5m、堰堤長L=39.0m)とした。基礎地盤は、凝灰岩風化岩(許容支持力1000kN/m2,摩擦係数0.7)と凝灰岩新鮮岩(許容支持力1200kN/m2,摩擦係数0.7)である。左岸側の法面は、地盤が流紋岩溶岩(許容支持力1200kN/m2,摩擦係数0.7)であるため、切土勾配を1:0.3としモルタル吹付とした。前庭保護工は、同渓流に存在する不透過型堰堤の流路工に繋ぐことを想定し、設計に関わる垂直壁および鋼製流木補足工を提案した。また、工事用道路は既設道路を最大限利用し、コンクリート舗装を行った全長20m、勾配14.8%を提案した。
期 間
2022/10/07~2023/03/15
令和4年9月23日から9月24日まで降り続いた大雨によって、静岡県管理の二級河川興津川は、現況護岸天端で耕作していた畑地まで浸水した。また、流速が大きくなったため、護岸天端背後地で局所洗堀が起こり、空洞が発生し、土砂を含み現況護岸が浸食・崩壊するという被害が発生した。本業務は、これら災害被害の復旧のため測量及び復旧設計を行い、復旧事業査定に供する資料を作成した。被災箇所の既設護岸工法は法面勾配1:1.5のじゃかご護岸である。また、AB表の結果より、設計流速はV=4.1m/sであった。「護岸工法設計流速関係表(C表)」より、かご系の工法は該当していたが、1.再度被災することを防ぐこと、2.急な流速に耐えうる構造とすること、この2点をコントロールポイントとして検討した結果、当設計では「ポーラスコンクリートブロック張工」を採用することとした。また、復旧工事のために河川に下りるための工事用道路については、付近の既設道路からの進入が困難なことから、被災箇所下流より、仮設道路を設置する計画とした。
期 間
2022/03/15~2023/03/13
(国)469号バイパスは、御殿場市中畑地内から御殿場市川島田地内を結ぶ延長1.58km、標準幅員W=25.0m(4車線)で計画された道路で、都市計画道路御殿場高根線として整備が進められている。本業務は、既に供用開始されている1工区(御殿場市中畑地内~茱萸沢地内、延長L=860m)に隣接した2工区(御殿場市茱萸沢地内~川島田地内、延長L=720m)について、令和2年度業務で実施した道路予備修正設計の成果を基に、交差点位置と形状、信号機設置の可否等について関係機関(御殿場市・公安委員会)と協議を行い、この協議結果を基に、今後実施を予定している説明会に必要な資料として「交差点計画図(案)」を作成し、地元との合意形成を図ることとしている。さらに、都市計画決定されている本線の道路構造を決定し、平面、縦断、横断計画の詳細設計を実施した。
期 間
2022/07/13~2023/03/17
本業務は(国)136号 賀茂郡西伊豆町仁科地内において、電線共同溝整備位置の地形、地質、道路交通状況、沿道利用状況、既設占用物件状況などに基づき、施工性、経済性、機能性、維持管理、安全性、環境等の観点から構造形式、線形、施工方法について総合的な技術検討を行い、最適な構造、線形、施工方法の選定を行った。無電柱化の手法について、低コスト手法を含めた総合的な比較検討を行い、共用FA活用方式を採用した。特殊部は電力と通信を一体とする特殊部I型を採用した。参画企業との協議により、電線共同溝を片側(海側)整備とする平面線形を決定した。電線共同溝の設置位置は歩道を基本とし、桟道橋部は車道に設置した。山側駐車場へ将来供給ができるよう、横断する先行管を設置した。設計範囲全体を将来形、災害防除区間を暫定形とし、それぞれの設計図面・数量計算書の作成および概算工事費の算出を行った。
期 間
2022/05/19~2023/03/17
本業務では、令和元年度に詳細設計が実施された静岡県富士土木事務所が管理する(一)富士停車場伝法線に架橋予定の(仮称)青葉橋について、施工計画の見直しを行った。青葉橋のP1橋脚は、令和3年度非出水期内にフーチング全体及び柱(竪壁)部の配筋(コンクリート未打設)が施工完了した。当初設計では、令和4年度工事として、P1橋脚の残工事とA1橋台の工事を同時施工することが計画されていた。しかし、令和3年度工事の施工実績から、オープン掘削による水替え、出水時の浸水、同時施工による錯綜を考慮すると非出水期施工での完了ができない懸念があるため、A1橋台・P1橋脚の同時施工を見直す流れとなった。また、当初設計では、施工をオープン掘削(土工)で行うことを基本としていたが、同様の理由から施工方法についても再検討する必要が生じた。協議の結果、本業務での青葉橋の施工方法は「A1橋台・P1橋脚 別施工」「A1橋台:鋼矢板仮締切」「P1橋脚:鋼矢板仮締切」を採用した。また、A1橋台側の護岸に布設されている既設光ケーブルの施工時仮設設計及び完成時本設設計を実施した。
期 間
2022/03/24~2023/03/20
本業務では、静岡県富士土木事務所が管理する(主)富士川身延線の羽鮒カルバートの補修設計を実施した。本構造物は頂版および側壁の目地材が経年劣化により欠損しており、目地部から漏水が見られたため、目地部補修として止水パッキン工法を提案した。漏水はボックスカルバート外側からの雨水の浸入であることが明らかなため、頂版は外側から補修することとしたが、側壁は左外側は添架物があり右外側は地中であることから内側から補修することした。本構造物は土被りが無く頂版上面に5cm程度の舗装が施されている状態である。このため、設計当初に土被りの薄さを考慮せずに設計が成された可能性があり、頂版に多数生じているひびわれは、施工後に温度変化の影響が顕著に現れたものと推察する。ひびわれ幅は0.15~0.4mmであるため、低圧注入工法での補修を提案した。頂版上面に設置されている転落防止柵は破断しており、歩道や車道への落下等による第三者被害が懸念された。本構造物の頂版外側はJR身延線の芝川駅構内であるが、頂版上面は現状で利用されていないため、転落防止柵は不要であると判断し撤去することとした。
期 間
2022/07/12~2023/02/28
本業務は、平成18年度より運用している年川残土処分場において、建設発生土の受入れに伴う盛土により、既存搬入路が通行できなくなるため、盛土の施工状況にあわせた新規搬入路の設置検討を行う。本業務は、LPデータ(G空間情報センターの3次元計測データ)を地形図として設計を行う業務であるが、該当箇所の最新LPデータ(令和2年3月27日)の登録年月から時間が経っている。よって、現在も建設発生残土を搬入中である年川残土処分場の最新地形と盛土施工状況を確認するため、ドローンによる空撮(オルソ画像作成)を行い、新規搬入路の計画に役立てた。また、年川残土処分場の全体盛土計画(Aライン・Bライン・Cライン)を行うにあたり、LPデータより各盛土ラインの縦横断面図を作成し平均断面法で概算盛土量を算出した。概算盛土量と施工計画を踏まえた全体施工ステップ図を作成し、年川残土処分場における新規搬入路と盛土の施工計画を行った。
期 間
2021/11/16~2023/02/28
本業務は、(一)下土狩徳倉沼津港線の橋梁改築事業で新たに建設される道路によって分断される三島市道及び清水町道の機能を回復して円滑な地域内交通を確保するための付替え道路の設計を行うものである。本業務では、3地区(徳倉・長伏・的場)で各3回地元説明会を開催し、地元区長をはじめ関係者延べ177人と事業及び設計に関する意見交換を行った。その結果を基に、関係機関(三島警察署・沼津警察署)との協議を実施して各取付道路の設計条件を整理した計画図を作成して地元の基本合意を得ることができた。計画図作成の際には、地元住民の道路の使用形態について聞き取り調査を実施、さらに路線バスの運行状況等を調査し、取付道路完成後の変更路線ルートの提案、さらに本線と取合い道路間に生じる余剰地の有効利用方法等について検討を行い、公共用地取得面積を最小限に抑えた設計を行った。さらに今後の詳細設計に必要な現地の調査・設計業務の提案、さらに事業の円滑な進捗を図るため、3次元データによる完成予想図の作成を提案した。
期 間
2021/06/29~2023/02/28
本業務は、一般県道下土狩徳倉沼津港線の橋梁改築事業において、狩野川を挟んだ徳倉地区と長伏地区に架橋する橋梁と(一)下土狩徳倉沼津港線新設区間の擦り付け部において整備する擁壁の設計と、橋梁と共に整備する新設区間における清水町道と平面交差点の設計を実施することを目的とする。駿東郡清水町市街地には狩野川を渡る橋が少なく、特に、現道の「徳倉橋」では朝夕の通勤時間帯を始め慢性的な交通渋滞が発生し、地域の生活や経済活動に大きな支障をきたしている。「(仮称)狩野川新橋」を整備することで、清水町市街地や徳倉橋の渋滞緩和により、都市内交通の円滑化、物流効率化を図る。