昭和設計株式会社の受注業務・工事一覧

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期 間 2023/06/22~2024/03/17
本業務は、一級河川佐束川岩滑・中方地区における内水被害を改善するため、現地踏査や地元等の意見を踏まえ現状の排水施設の課題を整理するとともに、その課題に対する対策案の検討を行った。浸水対策については、県と掛川市との間で協議を行い、施設管理者を明確化にし、県については千手樋門、中方樋門、明僧樋門と河川管理に関する事項について対応することとなった。掛川市については、山脇樋門と榎田樋門の他、内水被害対策に関する事項について対応することとなった。主な浸水対策としては、県の樋門については、無電動化のフラップゲートに改修を進めることが決定し、掛川市については今後の浸水被害状況を踏まえ掛川治水プランへの位置づけを行ったうえで、ゲート改修を行うかどうかについて決定することとした。また、既設の排水樋門が老朽化していることから、既設排水樋門の改修や排水系統の見直しによる集約化の可能性については、内水被害に関する事項については掛川市が対応することから、県では既設水路の改修は行わないこととした。計画内容については、最終的には地元説明会を開催し了解を得た。
期 間 2024/02/29~2024/09/30
本業務は、富士市大淵地内の(一)富士宮富士公園線に架かる富士4号橋BOXに対し、補修設計を実施したものである。富士4号橋BOXは、昭和42年竣工のB2000×H2000(L=2.52m)のボックスカルバートである。R4の定期点検において、頂版の剥離・鉄筋露出、ひびわれ、遊離石灰により判定区分IIIと診断されたため補修設計を実施した。主な損傷としては最下流端の頂版が大きく欠損し、断面減少した鉄筋(一部欠損)が露出した状態になっている。これは頂版上面を河床とした側溝が設置されていることにより、ひびわれ部から水分が侵入し凍結・融解を繰り返したことが原因と考えられる。よって、カルバートに影響が及ばない箇所に排水施設を移動した。補修については断面減少した鉄筋と同径の鉄筋を新たに設置して断面修復した。また、現地踏査にてカルバート下流側にある落差工が大きく洗掘されていることを確認した。落差工が沈下すると本橋にも被害が及ぶため、対策工法を検討した。現在落差工下端の一部分を残存斜面で支持している状態であるため、応急対策として洗掘部にコンクリートを充填し、沈下対策を行った。
期 間 2024/01/25~2024/08/30
本業務は、静岡県が管理する3径間連続鋼箱桁橋(遠州大橋)を含む道路橋(N=13橋)の損傷及び変状を早期に把握することにより、安全かつ円滑な交通を確保するとともに、沿道や第三者への被害を防止するため、「静岡県橋梁点検マニュアル 令和2年度版 令和2年4月」(静岡県交通基盤部道路局道路整備課)に基づく橋梁定期点検を実施し、効率的な維持管理に必要な基礎資料を得ることを目的としたものである。点検は、橋梁点検車、大型橋梁点検車等を活用し、原則として全ての部材に手で触れるまで近接し目視により部材の状況を把握し状態を評価した。今回の定期点検は3巡目となることから、過年度点検からの損傷の進行を把握するため、損傷図は損傷の進行(新規損傷)、補修対策済等が識別できるように作成した。また、静岡県点検調書作成システムにより「健全度I・II」を算出し、損傷の状態、その原因や進展の予測、構造物の機能へ与える影響等について技術的に判断し、部材単位毎及び道路橋毎に健全性の診断(I~IV)を行った。なお、道路橋毎の診断結果は、「道路橋定期点検要領 令和6年3月」(国土交通省道路局)の様式1~3に記録した。
期 間 2023/12/27~2024/08/20
本計画地であるふじのくに田子の浦みなと公園は、平成30年2月に全面的な供用開始となり、多くの利用者が訪れ、地域活力向上の一翼を担っている。こうした中、計画当初の予測を上回る利用者が訪れており、特にトイレ設備の許容等が問題視されていることから、本業務では現在の利用状況を踏まえ、トイレ設備の規模を検証し、改善方策を明らかにすることを目的として実施した。検討に当たっては、現地のトイレの利用実態を把握するため、休日および平日の利用者数の調査を行った。その結果、休日に利用者が増加するものの、現状施設数による不足及び処理能力不足は見られなかったが、新たな課題として浄化槽周辺の臭気、浄化槽の処理水の濁り、利用者の意見を踏まえた施設の老朽化が挙げられた。改善策としては、土壌脱臭、浄化槽の修繕・新設、公共下水道への接続、施設の改修を提案するとともに、施設の整備水準を設定し、短期改善策、中長期改善策案として取りまとめた。
期 間 2023/10/20~2024/07/31
本業務は、「令和4年度[第34-K3227-01号] 二級河川巴川(麻機遊水地)河川改良に伴う測量・用地測量・設計業務委託(遊水地結束地点基本設計)」にて作成された基本設計図に基づき路線測量を行い、暫定整備計画を策定し、その工事発注、施工に必要な設計図書を作成することを目的とする。
期 間 2023/10/27~2024/06/28
本業務は、田方郡函南町畑地内の(主)熱海函南線に架かる第二丹那橋に対する、補修設計を実施したものである。第二丹那橋は、1972年竣工の橋長128.2mの橋梁である。本橋梁は3径間で構成されており、第1,3径間は単純活荷重合成鈑桁、第2径間は単純上路式ワーレントラス桁である。令和5年度の定期点検において早期措置段階(判定区分III)と診断され、定期点検結果と現地調査結果をもとに損傷の照合を行い補修の必要性の判定を行った。補修必要と判断した損傷の補修工法の選定にあたり、NETISや静岡県新技術・新工法に記載がある工法を積極的に選定し、施工性・経済性・維持管理性等を総合的に評価・比較して補修工法を決定した。主な補修工法として、桁部の腐食・防食機能の劣化に対しては、塗替塗装を実施する。塗膜調査を実施し鉛、PCBの有害物質の含有が確認された。塗替塗装時の素地調整の方法としては循環式ブラスト工法を選定した。塗装仕様に関してはRc-I塗装系を適用する。その他補修対策として、断面修復工、ひび割れ充填工、舗装打換工、防護柵部材取替工、防護柵塗替塗装工(Rcz-I塗装系)、地覆補修工、水切設置工等を提案した。
期 間 2023/09/08~2024/06/27
本業務は、管理上重要である羽佐間橋について、現行の道路橋示方書で要求される耐久性能や安全性能に対する検証・照査を行い、不足する耐力等について補修設計及び耐震補強設計を実施することを目的とする。橋脚柱の耐震補強では工法比較を行い、経済性や維持管理面より鉄筋コンクリート巻立て工法を選定した。落橋防止システム設計では、橋台部は鋼製横梁+RC突起、橋脚部は緩衝ベルトを落橋防止構造として選定した。支承部対策として、固定・可動ゴム支承装置への支承取替を選定した。橋長:74.36m、総幅員:11.00m、上部工形式:2径間単純合成鈑桁橋、下部工形式:逆T式橋台、張出壁式橋脚、直接基礎。
期 間 2023/12/27~2024/06/21
本業務は、笹間川に流入する江代沢を横断する(主)藤枝天竜線の江代沢橋に対し、補修設計を実施したものである。江代沢橋は1975年に架橋された橋長22.8m、有効幅員9.0mの鋼単純合成鈑桁橋であり、2022年1月の定期点検において早期措置段階と診断されていた。本業務では、現地調査として、現橋と既存図面の照合・補足計測、劣化損傷の位置・大きさ・範囲等の過年度定期点検成果との照合・記録、及び遅れ破壊が疑われた既設高力ボルトの全数叩き調査を実施した。補修設計では、定期点検成果と現地調査で確認した現橋の劣化損傷状況に基づき、静岡県の「社会資本長寿命化計画橋梁ガイドライン(改定版)」が規定する目標管理水準を踏まえ、橋梁各部材の劣化損傷に対し補修要否を判定し、要補修と判定された劣化損傷に対し、構造特性、施工性、経済性、維持管理等の総合的観点から適切な工法を選定した。
期 間 2023/11/07~2024/03/21
本業務は、豊地エリア(麻機遊水地第2工区)周囲堤の詳細設計並びに静岡市との協議に必要となる協議資料の作成、安東川エリア(麻機遊水地第2工区)における国土交通省との協議に必要となる資料の作成を行うことを目的とする。また、豊地エリアについては、これまでの遊水地整備に関する既往資料のとりまとめを行うとともに、未整備区間の周囲堤の工事に必要となるデータリストの作成を行うことも目的としている。静岡市との協議については、これまでの事業の実施状況の報告や、未整備区間の周囲堤法線に関する協議が必要となることから、それに関する資料を作成した。国土交通省との協議資料については、安東川エリアの周囲堤工事が完成したことから、整備後の状況報告及び今後の維持管理、各種手続きを確認するための協議資料を作成した。また、未整備区間の周囲堤については、市の道路用地を外した法線で市に了解を得たことから、協議結果を踏まえ発注に必要となる図面の作成を行った。
期 間 2023/07/06~2024/03/22
本業務は、葛川橋橋側歩道橋(下り)の長寿命化を図るため、必要な対策工法の検討及び詳細設計を行うことを目的とする。業務においては、損傷の結果に基づき損傷評価を実施し、架替も踏まえた上で補修工法の立案・選定を行い、決定した補修工法で詳細設計と必要となる関係機関協議を行った。さらに、上記の設計図・数量計算書に基づき、電断帳票作成業務を行った。