期 間
2025/07/18~2025/11/04
本業務は、市道留出東枡形向線の舗装補修に先立ち、現況路床のCBR値を求めることを目的として、掘削試料採取を7箇所実施した。当該区間の路床は、概ね、1層であったが2地点で2層が確認された。当地は、工業団地造成時の盛土を主体としていた。試料は10試料採取し、土質試験(物理・CBR)を実施した。CBR値は6~100%とバラツキが認められた。大型車の交通量が多い為、舗装の損傷が著しく、亀裂は路盤まで達していたことから、舗装の打替えを提案した。
期 間
2025/07/25~2025/11/25
本業務は、静岡市が管理する大型カルバートの劣化損傷により、道路利用者及び第三者へ被害を及ぼさないよう、「シェッド、大型カルバート等定期点検要領(令和7年7月 国土交通省道路局)」及び、「シェッド・大型カルバート等定期点検要領(技術的助言の解説・運用標準)(令和 6 年 3 月 国土交通省道路局)」に基づき定期点検を実施し、大型カルバートの健全性を把握及び診断することを目的とする。点検対象は3箇所であり、高所作業車及び徒歩・梯子を使用した近接目視点検を行った。点検結果および成果は、点検調書(国様式(様式1、様式2))の作成および損傷図の作成を行い、点検結果報告を取り纏めた報告書成果の作成を行った。損傷については、ひびわれ、剥離・鉄筋露出、うき、継手からの漏水の損傷があり、損傷原因は、主に乾燥収縮、かぶり不足、内部鉄筋の腐食、継手の経年劣化と思われ、ボックスカルバートの機能に支障は生じていないが、第三者被害予防の観点から措置を講じるのが望ましい状態にあると判断し、診断結果については、II判定3箇所、I、III、IV判定のカルバートは無かった。
期 間
2025/07/29~2025/11/21
本業務は,急傾斜地崩壊対策施設の砂防メンテナンス事業において,改築工事に当たって詳細設計に必要な地質調査を実施することを目的として,ボーリング調査1箇所,弾性波探査1測線を実施した。なお,過年度に概略設計に伴う地質調査が実施されている。今回のボーリング調査は,既設擁壁の基礎地盤を確認するためコアボーリングとした。弾性波探査は,対策工として計画されている落石防護網工の支柱付近で,表層地質の分布状況を連続的に把握するため高密度弾性波探査とした。調査の結果,ボーリング調査では浅部から岩盤が確認され,既設擁壁の基礎地盤は岩盤であることが判明した。弾性波探査は,トモグラフィー解析による速度層断面図を作成して既存のボーリングを対比させ,地層とP波速度の関係を整理した。成果品として,今回調査結果の資料とりまとめを行うとともに,既存地質調査と今回調査の比較を行い,地層とP波速度から各測線の地層推定断面図の見直しを行った。また,地層推定断面図の見直しに伴い,安定計算を実施し地盤定数の見直しを行った。
期 間
2025/06/25~2025/11/12
本業務は、(一)接岨峡線末広橋1に対して、「令和5年度[第35-D8317]橋梁耐震対策検討業務委託」の結果を踏まえ、必要となる耐震補強対策について、最適工法を検討の上、対策工事に向けた詳細設計を行うことを目的とする。耐震性能に対する照査として支承部・落橋防止システムの要否を検討した結果、支承の耐力不足により支承部の対策が必要と判明している。本橋は鋼鈑桁橋で支承取替が可能な状況であるため、静岡県橋梁設計要領に則り、支承部の耐震補強対策として支承取替を行うこととした。取替支承の形式については、阪神・淡路大震災以降に用いられてきた従来型積層ゴム支承、支承がコンパクトになる固定・可動ゴム支承装置、高さが低い支承の取替に対応可能な超小型ゴム支承装置、従来型の鋼製支承の4案で比較を行い、経済性や施工性より「固定・可動ゴム支承装置」を選定案とした。ブラケット形式はR Cおよび鋼製で比較検討し、耐震性・維持管理性・経済性の面からR Cブラケットを採用案とした。橋長:37.00m、支間長:36.20m、総幅員:7.70~8.70m、上部工形式:鋼単純非合成鈑桁橋、下部工形式:重力式橋台、基礎形式:直接基礎
期 間
2025/03/28~2025/10/31
本業務は、(主)掛川浜岡線の明治橋側道橋と明治小橋側道橋に対し、補修設計を実施したものである。明治橋側道橋は、丹野川を横断する明治橋の側道橋で、1978年に架橋された橋長44.4m、有効幅員2.0mの鋼単純H桁橋であり、2021年7月の定期点検において予防保全段階(判定区分II)と診断された。明治小橋側道橋は黒沢川を横断する明治小橋の側道橋で、1978年に架橋された橋長13.2m、有効幅員2.0mの鋼単純H桁橋であり、2024年10月の定期点検において予防保全段階(判定区分II)と診断された。本業務では、現地調査として、現橋と既存図面の照合・補足計測、及び劣化損傷の位置・大きさ・範囲等の過年度定期点検成果との照合・記録を実施した。補修設計では、定期点検成果と現地調査で確認した現橋の劣化損傷状況に基づき、静岡県の「社会資本長寿命化計画 橋梁ガイドライン(改定版)」が規定する目標管理水準を踏まえ、橋梁各部材の劣化損傷に対し補修要否を判定し、要補修と判定された劣化損傷に対し、構造特性、施工性、経済性、維持管理等の総合的観点から適切な工法を選定した。
期 間
2025/03/19~2025/10/27
本業務は、富士市中里地内の(一)須津東田子浦停車場線に架かる前川橋の補修設計を行うものである。前川橋は、1953年架橋のRC床版橋(橋長5.2~5.9m、幅員8.6m)で、上部工が上流側と下流側に拡幅されている。令和5年度の定期点検において早期措置段階(判定III)と診断され、本業務では損傷調査を実施し定期点検成果と現在の損傷の照合を行った。主な損傷としてRC床版橋と重力式橋台の剥離・鉄筋露出、うき、橋面の舗装の異常、防護柵の防食機能の劣化等が見られた。本業務では、詳細調査にて中性化試験(ドリル法)、塩化物イオン濃度試験(ドリル法)、鉄筋径測定を実施し、床版の剥離・鉄筋露出、うきの損傷要因が中性化進行による鉄筋の腐食膨張と判断した。塩化物イオン濃度試験では基準値に満たなかったが塩害の潜伏期にあると判断した。また、鉄筋径測定では、露出した鉄筋の一部に断面減少が見られており、補修が必要であることを確認した。補修対策としては、断面修復工(一部補強鉄筋設置)、ひび割れ注入工、表面含浸工、橋面舗装工、部分取合舗装打換工、伸縮目地補修工、水切り設置工、防護柵部材取替工、塗装塗替工等を提案した。
期 間
2025/03/25~2025/09/30
本業務は、静岡県が進めている河川法に基づく占用許可のない現存する橋梁(道路、鉄道、上下水道等が河川を横断するために設けられる永久橋で河川区域内に設置されている工作物)を把握するための調査であり、将来的に静岡県GIS上で河川工作物の管理を一元化するための基礎調査業務である。
期 間
2025/03/04~2025/09/30
本業務は、(一)大東菊川線上竹橋に対して、「令和5年度[第35-D8317-01号]浜北袋井線橋梁耐震対策検討業務委託(その3)」の結果を踏まえ、必要となる耐震補強対策について、最適工法を検討の上、対策工事に向けた詳細設計を行うことを目的とする。耐震性能に対する照査として支承部・落橋防止システムの要否を検討した結果、支承取替と横変位拘束構造の設置が必要と判明している。取替支承の形式については、阪神・淡路大震災以降に用いられてきた従来型積層ゴム支承、従来型の鋼製支承、支承がコンパクトになる高面圧ゴム支承、ベース部をゴムで被覆した弾性固定支承の4案で比較を行い、経済性や施工性より「高面圧ゴム支承」を選定案とした。横変位拘束構造の形式については、RC突起と鋼製突起で比較を行い、経済性より「RC突起」を選定案とした。支承取替工事の施工は非出水期に行うものとし、施工時水位より上に設置した吊足場にて行うよう計画した。橋長:24.400m、支間長:23.652m、総幅員:9.369m、上部工形式:鋼単純合成鈑桁橋、下部工形式:逆T式橋台、基礎形式:鋼管杭基礎。
期 間
2025/03/27~2025/08/15
本業務は、(一)島田岡部線の大井川橋に対し、補修設計を実施したものである。大井川橋は国道1号が一級河川大井川を渡河する目的で1928年に架橋され、その後、国道1号バイパスの開通に伴い、1982年に旧建設省から静岡県に管理移管された。橋長1025.25m、全幅員8.92m、全17径間の単純鋼下路式プラットトラス橋で、2022年12月の定期点検において予防保全段階(判定区分II)と診断されていた。本設計では、塗装劣化が進行した第16~17径間の構造部材に対し、対策として塗替え塗装を計画した。塗装仕様は、現場の施工条件と既存塗膜の有害物質含有状況を踏まえ、長寿命化の観点からRc-I塗装系とRc-II塗装系を組み合わせるものとした。併せて、現橋に生じている塗装劣化以外の劣化損傷から、塗替え塗装と併せて対策することが合理的なものを抽出し、それらに対して補修を計画した。
期 間
2025/03/27~2025/08/20
本業務は、横内橋について、現行の道路橋示方書で要求される耐久性能や安全性能に対する検証・照査を行い、不足する耐力等について耐震補強設計を実施するものである。耐震補強としてのゲルバーヒンジ部補強の実施に伴い、添架管の移設が困難であることから、確実に施工可能な補強工法の検討を行うことを目的とする。本橋のゲルバーヒンジ部補強については、当初設計では「主桁下部にブラケットを設置し支持桁を吊り下げた工法」としていたが、NTTの移設に時間がかかり、移設費用も非常に高額となることが判明したため、「主桁-中桁間に梁を設置し支持桁を吊り下げた工法」「舗装下にアンカーボルトを貫通させ支持桁を吊り下げた工法」「主桁上部に支持桁を取り付けた工法」を含めて比較を行い、「主桁上部に支持桁を取り付けた工法」を選定案とした。また、横内橋の壁高欄(主桁)は、歩行者自転車用防護柵としての必要高さが確保されていなかったため、嵩上げ高欄の設計についても実施した。橋長:58.95m、支間長:17.70+23.40+17.85m、総幅員:5.10m、上部工形式:3径間ゲルバー式RC中路桁橋、下部工形式:逆T式橋台、壁式橋脚。