芹澤啓の発注業務・工事一覧

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期 間 2020/12/01~2021/09/30
施設では守り切れない大洪水は必ず発生するとの考えに立ち、社会全体で洪水に備える「水防災意識社会」の再構築の実現に向け、水災害リスク情報空白域を解消すべく「小規模河川の氾濫推定図作成の手引き」や洪水浸水想定区域図作成マニュアル(第4版)に基づき、狩野川・富士川水系の想定最大規模外力の降雨を対象とした浸水想定区域の設定を行った。狩野川は本川水位が高いことにより内水被害が発生しやすい特性を有しており、富士川は山間部を流下する河床勾配が急な河川で、拡散型と沿川流下型の氾濫が混在するため、区間毎の氾濫特性を踏まえ、適切な条件設定を行い、浸水解析を実施した。また、既公表の浸水想定区域図の条件設定、放水路等の施設の評価等に留意し、浸水結果の比較を行い、最適な浸水想定区域図の作成を行った。静岡県全体を見据えた条件や結果の妥当性を検証するため感度分析を行い、国土政策総合研究所協議等を受け、その妥当性を確認した。関係市町への説明資料作成を行い、その浸水想定区域図を用いて、各市町が実践的な洪水ハザードマップを作成するための基礎情報を作成・整理した。
期 間 2021/03/09~2021/09/30
本業務は、賀茂郡松崎町岩地地内における国道136号災害防除工事実施に伴い、現地調査を行い法枠工の詳細設計を実施したものである。令和2年7月に、道路海側の斜面崩壊(幅約7m、斜面長約20m)が確認された。そのため、現地踏査及び基準点測量・平面測量・路線測量・公図調査・ロープアクセスによる伐採作業を行った。令和2年6月から7月に平年より異常な降雨量のため、表層崩壊が発生したと推定した。設計において、その斜面対策として、崩壊抑止策と法肩保護と地表面排水除去を検討した。斜面崩壊防止工法を比較検討し、現場打吹付法枠工を採用した。地層推定断面図を作成し、表土層の逆算法解析により土質定数を求めた。対策工法の詳細設計として、円弧すべり解析より、計画安全率を満たす必要抑止力を求めた。崩壊長さと崩壊深さの条件より、現場打吹付法枠工を限界状態設計により、構造を決定した。法肩保護と地表水排除として、シールコンクリート工等を計画した。施工計画において、工程表の作成、クレーンの配置図作成、吹付設備配置図作成を行った。当箇所は、国立公園区域内であるため、景観に配慮するため、環境省との協議資料作成を行った。
期 間 2020/06/27~2021/09/30
 本業務は、浜松市天竜区水窪町奥領家地先に位置する水窪川支川うなぎ沢において、砂防堰堤詳細設計業務を行ったものである。詳細設計の実施に際しては、土石流対策の設計概念や堤防位置の妥当性を再整理するとともに、除石計画、施工計画、仮設構造物等を含め総合的に検討した。検討の結果、既設谷止め工を取り壊し、同位置に不透過型堰堤を配置し、下流側に流木止め工を設置した。なお、本堰堤は現況渓床勾配が急なため、多くの計画捕捉量の確保が難しい理由より、除石計画を伴う管理型堰堤とした。
期 間 2020/09/08~2021/09/30
施工延長410m、嵩上げコンクリート工(前出し部)65m、嵩上げコンクリート工(嵩上げ部)310.5m、天端被覆工(前出し部)70.1m、天端被覆工(嵩上げ部)327m
期 間 2021/01/19~2021/09/30
本業務は、袋井市富里地区における(一)中野諸井線の道路課題対策検討業務である。 (一)中野諸井線の該当区間は道路幅員が狭く、車両のすれ違いが困難な状況となっているため、地元自治会より道路改良の要望が挙げられていた。 一方、道路改良を行うにあたっては、沿道民家への補償や、既存水路の改修も伴うことから、全体の事業費が大きくなるという課題がある。 本業務では、現地調査や地域住民へのアンケート調査等により現状の課題を整理し、地元が求める道路の対策を踏まえた上で、現状の問題点を改善できる案を作成することを目的とする。
期 間 2021/03/23~2021/09/30
 本業務は、周智郡森町三倉地内の甚沢地すべりBブロック頭部において、機能不全と判断されたアンカー工の代替となるアンカー工の詳細設計を行うことを目的として実施した。  既設のアンカー工は平成5年度にBブロック頭部の浅層すべりに対して設計されたものであるが、令和2年度の調査業務において、36本中10本で手で動く程度まで荷重が落ちていることが確認され、アンカー工全体が機能していない状態と判断された。  本業務と並行して実施された地質調査業務の成果に基づき、想定すべり面を再設定し、安定解析を行って必要抑止力を算出した。アンカー材料は、維持管理を考慮したコストを計上し総合的に比較検討した結果、アンカー体部の耐力が高く、将来的に防錆油やシーリングの補修が不要という利点からFixrグラウンドアンカー工法を選定した。受圧板についても、民家裏の狭いスペースでの作業を考慮して施工性に優れる現場打ちコンクリート製品を採用した。  一般的な足場幅を確保できない現場状況を踏まえ、使用機械の選定等について施工計画をとりまとめた。また、施工に際して試験アンカー工の実施を計画・提案した。  本業務では、上記の設計成果に基づき電算帳票を作成した。
期 間 2020/12/08~2021/09/30
本業務は、一級河川高橋川緊急自然災害防止対策事業に伴う測量設計業務委託 (築堤詳細設計) において、堤防が流水の作用に対して安全な構造となるよう、築堤の腹付けの詳細設計を実施する。併せて、築堤の左岸に位置する付替道路及び付替水路の詳細設計を実施する。
期 間 2020/10/06~2021/09/30
本業務は、(国)150号(現道)への円滑な誘導等が図られるように平面交差点詳細設計を行うものである。
期 間 2020/12/01~2021/09/30
本業務は、静岡県巴川水系、小坂川水系、大井川水系、小石川水系、栃山川水系、志太田中川水系の洪水予報河川、水位周知河川を除く県管理河川のうち、大部分が拡散型の氾濫形態である河川の水害リスク情報を把握するため、氾濫推定図の作成を行った。氾濫推定は、従来の洪水氾濫推定図に比べて簡易な手法であり、既往検討成果を最大限活用して降雨波形、流出量、河道断面の作成し、6水系26河川の解析を実施した。令和3年7月の水防法改正により、これまでの洪水予報河川や水位周知河川に加え、一級河川、二級河川(洪水による災害の発生を警戒すべきものとして国土交通省令で定める基準に該当する河川(住宅等の防護対象のある河川))においても、洪水浸水想定区域の指定対象に追加された。本検討における氾濫推定図についても、洪水浸水想定区域図の位置づけとして作成を行った。